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作家の徒然日記      イラストのページはこちら

2009年 

Date.11.28(sat)

Title :イラスト

イラストの「OTHER」のページに大昔描いたイラスト漫画『swimming』を懐かしくなり追加しました(今見るとやや照れくさい内容ですが)。お暇な方はご覧下さい。

Date.11.25(wed)

Title :枯山水

近目ではゴチャゴチャして様々な「具象」がカオスのように渦巻く地上も、宇宙から見れば宝石のような地球になる。抽象に近付き、その真価に人は気付く。

その引いたフレームを宇宙まで行かずとも人工的に作ったものが「芸術」なのではないだろうか。「存在の美」に対するアンテナを、魔法のように、磁場を変えるように、その切り取られた空間、時間に集約させる。引力を凝縮する。そこで人は自分という存在と再会し、さらにもっと大きな「存在」と『バーン!!』と出会い、向きあうのではないだろうか。

言い換えれば、人がそれを人為的な物を通して感じること、そのものが「芸術」なのではないだろうか。だから音楽も映画も絵画、さらにはスポーツや料理、それらから受け取る各人の心そのものの中に、「芸術」と呼べるものが含まれているのではないだろうか。

 

日本庭園の本を読み、京都で枯山水を前にした体験を思い返しながら、ふとそんなことを思いました。

Date.11.19(thu)

Title : 初冬

急に寒くなって来ました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

先日、鶯啼庵での七五三イベントが無事終了致しました。御来庵頂いた皆様、いつもお世話になっているスタッフの方々、本当に有り難うございました。

また、店に置いてあった魯山人の器や本などから改めて日本古来の美について考える良い機会になり、ついつい茶室や日本庭園等の本を買い込んでしまいました。

 

つい先日まで製作していた富山のホテルラウンジの壁面画が完成し、建設会社の方が取り付け後の写真を送って下さいました。イラストの「works」のページにアップしましたので、宜しければご覧下さい。大変短い期間で、また抽象画と言うこれまでにないジャンルでの依頼だったので、大変でしたがとてもやりがいある仕事でした。お世話になった方、御紹介頂いた皆様、ありがとうございました。富山のホテルにお泊まりの方、ラウンジに注意してみて下さい。

 

 

Date.11.12(thu)

Title : 焚き火

まだ火を点けてはいけない!!

じっくり選んだ薪を          

冷静に組んでゆく…          

さあ、今だ!!          

そしてお次はゆっくり風を送る          

小さく、大きく、それには          

重要なリズムがある          

最も大事な瞬間の為に、          

今は辛抱強く火を練るのだ          

おっと、勢いがついたからといって          

一時に全てを燃やしてしまわないように!          

大いなる興奮を乗りこなす          

偉大な荒馬乗りの如く          

まだ行けるか、どこまで行けるか…          

さあ、今だ!全てを投げ打ち          

燃やすのは今だ!!          

丸ごと火の中に放り込み、          

この瞬間こそがその時だ!!          

もはや炎は人の手を離れた、          

後は神のみぞ知る!!          

燃えた!!燃えた!!          

燃えろ!!燃やせ!          

もう無いか?もう無いか?          

融合する物質はもう尽きたのか?          

いやまだだ!          

燃えた!!燃えた!!          

燃えろ!!燃やせ!!          

 

そして、そのように          

完全に燃えきった炎の後にだけ          

優しく、柔らかく、残り火が灯り          

我々は空へと消える煙を見送る    

 

    (2009年11月5日、奥多摩にて)

 

    

Date.11.1(sun)

Title : THIS IS IT!!!

前回エンターテイメントというタイトルで日記を書きましたが、先日、作家の幼少期からのスーパースター、マイケルジャクソンの『THIS IS IT』を映画館で観て来ました。(それも、めちゃめちゃ忙しい中、あえて映画館を変えて2回!)

とにかく素晴らしかったです。なにより驚いたのが、歌です。ある時期から踊りが激しくなり過ぎてか体力的なものか、口パクが当然になっていたはずだったのですが、今回口パクではなく、完全に歌っているのです!!それはリハーサルの最中、指示を出すために歌を止めるところなどからもはっきりわかります。

しかもその歌が素晴らしい!!最盛期だと思っていた87、88年の時期よりも伸びやかで、豊かで、エッジが効いているのです。情熱的で、パワフルで、表情には時にユーモアもあります。これで50才?死ぬ数日前?とても信じられませんでした。また、歌を重視してか踊りがタイトになっていて、それがまたカッコ良い。世界中から集まりオーディションを通過した若い一流のダンサー達がどれだけ大きく体を振っても、マイケルが首を揺らす動作一つにかなわないあたり、これぞ天才!といったところでした。

生きていたら本当に完全復活だったでしょう。でももし生きていたらこうして映画館であの公演を体感することもできなかっただろうし、舞台裏の人柄に触れることもできなかった、そう思うと変な話こうして世界中に届けるために死んだのでは?などと、ふと思ってしまいます。

まだご覧になっていない方、是非劇場へ足を運んでみて下さい。

 

 

Date.10.21(wed)

Title : エンターテイメント

先日、作家と仲間達で企画したイベント『国立天井桟敷(クニタチテンジョウサジキ)vol.2』が無事終了しました。パントマイムあり、ジャズあり、ロックあり、飲み放題ありの大変素敵な夜になりました。

この企画のために集まってくれた(この日の為に結成してくれたバンドもありました!)素敵な出演者の皆や、御来場頂いた皆様にとって特別な夜になっていたら、と思います。

 

中でも、作家が惚れ込み声をかけさせていただいたパントマイマー(正式にはクラウン)ふくろこうじ氏の、鍛え上げられ研澄まされた肉体から織り成される、集中力の極みとも思える(しかしさりげないユーモアもふんだんに交えた)演技の数々。声を発さず、BGMに合わせ、計算された尺の中で観客の視線を鷲掴みにする演出力。楽しいはずなのに、なぜか涙が出る程切なくなってくるような、時にキリキリと張り詰めた、時にフワリと暖かな空気。肉体の表現というものに対する自分自身の感受性を新たに教わるような思いでした。そしてまた、プロのエンターテイナーとは何か、ということを鮮烈に見せて頂きました。この企画の「天井桟敷」はフランス映画『天井桟敷の人々』から拝借しましたが、まさにふさわしいキャスティングでした。

 

絵画はエンターテイメントではない、と言う方もいます。しかし私にとっては、絵画は極上のエンターテイメントです。映画や音楽、パントマイムやその他の芸術と同じように。

自分の表現を通じて、見て頂く人に、その人自身のなかに潜む極上の集中力と想像力、創造力を喚起する。エンターテイナーとして、そんな高みを目指していきたいと思います。

 

秋も深まって参りました。皆様、お体にお気をつけ下さい。

 

 

 

 

Date.10.12(mon)

Title : 朝

子供の頃

朝が嫌いだった

開店したてのレストランの

よそよそしい白いテーブルクロスのような

夜の間寝乱れていて

出勤前にとりつくろう女の化粧のような

陰で皮肉めいて愚痴りながら

壇上で正論だけふるう指導者のような

うさん臭い爽やかさに追い詰められ

朝の喜びを体いっぱい、顔いっぱいに広げる

花や雲や仲間達の笑顔に

嫉妬し、惑い、淋しかった

 

昼になってやっと

自分が今日という一日の中にいることを

ようやく認めることができた

地球の回転と

自分の回転の歯車が噛み合い始め

太陽に向かって伸びをすることが許され

光を受けて揺れるカーテンに共感することができた

 

あの頃は夜はただ

終わってしまうだけのものだった

眠りへと向かう時間

お別れへと向かう時間

今ではこの時間が一番好きだ

短い死に向かって それをより濃密にするために

全てのエネルギーを使い果たす時間

その後の再生へ、新しい始まりへ

思いを巡らせる時間

淋しかった朝

嫌いだった朝へ備える時間

仲間達と馬鹿騒ぎをして

心をもっと次の朝、さらにさらに次の歴史へと飛ばす時間

だから

今ではもう

朝が嫌いではない

 

Date.10.11(sun)

Title : ハロウィン工作イベント

晴海トリトンにてハロウィン工作イベントを行いました。

当日は天気もよく、たくさんの方々に御参加頂きました。ありがとうございました。

大きなカボチャをくり抜き、顔を切り出し、中にろうそくを入れれば完成です。

とても楽しいイベントになりました。

お手伝いをして頂いた皆様、改めて御礼申し上げます。

 

製作風景

 

展示の模様

 

次は富山のホテルラウンジの壁面を飾る絵画製作を依頼して頂きました。忙しい秋になりそうです。

徐々に寒くなってきました、キンモクセイの香りがします。

皆様お体にお気をつけ下さい。

 

Date.10.5(mon)

Title : 『晩秋』

偶然テレビでやっていた『晩秋(原題「DAD 」1989年)』という映画を観ました。

素晴らしい映画でした。

主演の老人の演技にただただ胸を打たれていたのですが、エンドクレジットを見てびっくり。ビリー・ワイルダー監督作品『お熱いのがお好き』『アパートの鍵貸します』で有名なジャックレモンでした。孫役で少年のイーサンホークンも出演しています。息子役のテッド・ダンソンもとても良かったです。

そろそろ本格的に秋めいてまいりました。秋刀魚を食べ、秋味ビールを飲みつつ映画などいかがでしょうか?

 

Date.9.23(wed)

Title : ありがとうございました!

イラストレーションの「OTHER」のページに先日展示した作品を掲載しました。お時間のある方は是非のぞいてみて下さい。

 

先日ジャームッシュの最新作「THE LIMITS OF CONTROL」を見て来ました。まるでエドワード・ホッパーの絵画の世界でした。

詩、絵画、音楽、それらは「たたずまい」をとりまく風の言語の様です。

 

Date.9.8(tuesday)

Title : ありがとうございました!

銀座あかね画廊でのグループ展終了致しました。

本当に多くの方々に来て頂き、心より御礼申し上げます。これから製作してゆく糧となるお言葉を沢山頂きました。これからもより高みを目指して邁進してゆく所存です。

来年もまた同じ時期に展示を行います。今後とも宜しくお願い申し上げます。

 

ちなみに…頂いたあれだけのボトル、もうすでに全て空き瓶です。

美術教室の花瓶にしようかな。

Date.8.9(sunday)

Title : グループ展

8/31(月)から9/6(日)にかけて、銀座あかね画廊にてグループ展を行います。

昨年から一年間の間に製作した油彩画のうち数点を展示致します。

お時間のある方、お近くに立ち寄られる方は是非起こし下さい。

お待ちしております。

 

  

 

Date.6.30(tuesday)

Title : 鶯啼庵

 

先日、八王子の懐石料理店「鶯啼庵」にて父の日・肖像画描写会の開催、参加させて頂きました。鶯啼庵で企画に参加させて頂き三年程(!)になりますが、今迄は初節句、七五三と子供を描く企画のみだったところ、今回大人を対象とした企画をやりたく『母の日』『父の日』の企画を初めて開催して頂きました。

子供を直接お描きするのと、大人をお描きするのでは当然違った面白さがあります。表情の一つ一つ、首の傾げ方、笑い方、お話の一つ一つにその方の歴史を感じ、子供のエネルギーとはまた違う、重みのある生命丸ごとと対峙しているというような緊張感があります。私はそれを感知するアンテナとなり、平面の上で、線の一本一本に感知した震えを伝達してゆく。これは自分一人とのみ向き合うような普段の油彩画製作等とはある部分全く異なっていますが、その一方でどこか繋がっているのを感じます。映画に例えるなら、自分にとって油彩画製作や絵本製作は「物語りを語る映画」、誰かの肖像画を描くことは「ドキュメンタリー映画」の要素があるのかもしれません。

人を知ること、世界を知ること、それらを自分というフィルターを通して「表現する」ということに、境界はないのだと感じます。それがどのような種類の絵を描くことだろうと、音楽を奏でることだろうと、営業することだろうと、酒場で隣の席で飲んでる初対面の酔っ払いと交わす会話だろうと。「表現すること」とは「生活すること」。全ては繋がっていると最近益々感じ、嬉しくなると共にその緊張感に時に足がすくみます。それは、大きな海や山や空を前にした時に感じる、圧倒的な畏怖の念にも似ています。そのおそれを力に変えて、これからも「生活」し、「製作」していきたいと思います。

さて、話が広がり過ぎましたが、今回も鶯啼庵の森田さん、スタッフの方々に大変お世話になりました。いつも暖かい心で御助力頂き、感謝の限りです。また、リピーターの方がいらっしゃるのは嬉しい限りです。今後とも及ばずながら全力で御協力できればと思います。

だんだんと蒸し暑くなって参りました。皆様、お体に気をつけ、御機嫌で夏を迎えましょう。

Date.5.30(saturday)

Title : 続々・芋の木

最近芋の木の成長ぶりに関するお言葉をよく頂きますので、今日の写真を掲載致します。

また、鉢をひとまわり大きいものに買い替えました…とにかく育っています。

左の鉢が最初の鉢です、これにはパセリ(?)を植えました。

そのうちこいつのために引っ越すことになる日が来るかも知れません。

なんにせよ、何かが育つのを観るのは嬉しいことですね。

 

  

 

Date.5.19(tuesday)

Title : グループ展

だんだんと暑い日が多くなって来た今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

我が家の芋の木はすでに下の写真の倍にもなろうかという勢いで成長を続けています。

 

さて、次回のグループ展が決まりました。前回に引き続き銀座あかね画廊にて、8/31(月)〜9/6(日)まで、秋の初め頃です。新作を揃えてお待ちしております。是非お越し下さい。

 

Date.4.23(thursday)

Title : 続・芋の木

先日折ってしまった部分の葉が枯れて来たので一月程前、思いきって2ケ所根元から切ってしまいました。すると…

  

一番上から新しい芽が出、その隣からも次から次へと芽が出てはグングンと伸びはじめ、それだけでは飽き足らず幹の部分からも10ケ所(!)発芽し、次々に育ちました。

ひと回り大きな鉢に植え直したのですが、もう鉢が小さく感じます。

先日アトリエを訪れた台湾の友人(ムサビ時代の同級生で、「蓮花楼工房」というお店の代表です)は、あまりの成長の仕方に「ホラー映画のオープニングみたい…」と怯えていました。何にせよ、すくすくと育ってくれて嬉しいです。夏が来る頃にはきっと、もっと逞しい姿になっていることでしょう。

 

 

Date.3.13(friday)

Title : ニュー・シネマ・パラダイス

まだ寒さの残る今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

最近新しい映画を観てがっかりすることがたまたま多く続き、「映画ってもっとおもしろかったよなあ、もしかして自分の感覚が衰えてきたのでは?」と不安になり、昔観た映画を借りて観ました。「ニュー・シネマ・パラダイス(オリジナル版)」です。

結局これまで観た数回の中で、一番感動しました。主人公の幼少期、青年期、中年期と3つの年代にまたがって描かれているのですが、正直昔は中年期の部分が苦手で、「後半かったるいなあ」と思っていたのですが、青年期と中年期のちょうど真ん中当たりに差し掛かった今、この映画の今迄気付いていなかった魅力に気付くことができたのだと思います。(後半の、あのアルフレドの優しさ!!)

他にも「ライムライト」「デッドマン」「七人の侍」「カサブランカ」「グランブルー」等々、何度観ても感動してしまう映画があります。新しい映画がたくさんある中、ついつい手に取ってしまう自分がいます。

話は変わりますが、この肖像画店をやっていて嬉しいのはリピーターのお客さまがいらっしゃることです。喜んでいただけたことの証のようなものだと思い、喜ぶと同時に、新たな機会を頂けることに深く感謝しております。

今後も期待にお応えできるように精進してゆくことを肝に命じつつ、感動をくれた映画監督達や脚本家、役者達の最新作も食わず嫌いせず、新たな期待を持って追い掛け続けよう、と思う春待つ雨の夜でした。

 

 

Date.2.22(sunday)

Title : イラスト

イラストのホームページを大幅に更新しています。

お時間のある方は是非ご覧下さいませ。こちら

Date.2.20(friday)

Title : 悲しい出来事

先日、とても悲しい出来事が深夜に起きました。

自分の愚かさと思いやりのなさを、激しく思い知る出来事でした。

 

  

 

本棚の上に乗っていた芋の木を、酔っぱらって床に落としてしまったのです。

画像は応急手当てをした後の痛々しい芋の木の姿です。

何が情けないかと言うと、こうなることを何度も想像していたくせに全く移動させず

落とした瞬間に「ああ、やっぱりこうなったか」と思ったことです。

あらゆる予兆を無視せず、手を抜かずに生活しなければ大事なものを傷つける、

そういう話でした。

ごめん、芋…。

Date.2.7(saturday)

Title : ピカソとクレーの生きた時代

先日、渋谷BUNKAMURAにて「ピカソとクレーの生きた時代」展に行って来ました。ドイツ、デュッセルドルフのノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館が改修工事のため休館し、そのコレクションが来ているものです。

ピカソの「鏡の前の女」が他の作品を圧倒して素晴らしかったです。思いがけずモランディーの作品を見ることができたのも収穫でした。様々な作家の絵が展示されているのですが、シュールレアリスムの作品が多かったのが印象的でした。

ピカソとクレー、と思っていくと多少拍子抜けするかもしれませんが、贅沢な展示でした。お時間のある方は是非行かれてみてはいかがでしょうか?

Date.1.27(tuesday)

Title : アラスカ

今、星野道夫の「旅をする木」を読んでいます。今日は思わず地球の歩き方「アラスカ」を買ってしまい、ますます大自然と動物達に思いを馳せています。

昔母が「オーロラなんて見たら(圧倒され過ぎて)絶対に発狂する」と笑って言ってたのを思い出しました。一体どれほどのものなのか、そのうち、この目で確かめに行きたいです。(誰かアラスカに知り合いがいたら紹介して下さい。)

その日のために、都会で過ごしながらも大自然と真直ぐに向き合う心を準備していたいものです。そして、人の中の大自然とも共鳴する心を鍛えられたら、と願っています。

Date.1.3(friday)

Title : 明けましておめでとうございます

2009年が幕を開けました。

皆様、今年もよろしくお願い致します。

昨年迄に学んだことを活かし、

今年はこれまでの何倍もの勢い、集中力で製作に没頭する所存です。

新たな一年間が皆様にとって良い年になりますように。

 

年賀状

 

2008年 

Date.12.15(monday)

Titleクリスマスカード工作イベント

先日、晴海トリトンでクリスマスカード工作イベントに講師として呼んで頂き、参加して来ました。普段自分でやっている美術教室ともまた違った雰囲気で、いつもは工作は全くやらないというお父さんお母さんが子供と共に一生懸命自分のカードを作っている姿が印象的でした。

肖像画イベントでは、今月は富山を3回も訪れます。これで東京、富山、熊本、新潟、広島、大阪、浜松、水戸、金沢へ呼んで頂いたことになります。様々な場所を訪問させて頂き、様々な人に出会うことができ、このような企画を立てて下さった方々に感謝しています。これからもこのような機会に恵まれますよう、また、これらの経験をいかし、肖像画店に御依頼頂いた絵をよりレベルの高く、厚みのあるものにできるよう、日々切磋琢磨してゆきたいと思っています。

今年もあとわずかです。思い残すことのないよう、張り切っていきましょう。

風が冷たくなって参りました。くれぐれもお体にはお気をつけ下さい。(忘年会の暴飲暴食にもご注意!)

 

Date.11.12(wednesday)

Title: 七五三

懐石料理店「鶯啼庵」での七五三の描写会が無事終わりました。

早いもので、このイベントは今年で三年目になります。昔見た映画が、年をとってからもう一度観た際に以前と違った味わいを感じるように、このイベントで感じることも数年前と今では違っているように思います。繰り返しのようで新しいこと、さりげない中に潜む、厳しくも大切なこと。様々なことを新たに芽生えた目線で感じながら、また次の製作に向かう今日です。

御来店された方々、スタッフの皆様、誠に有り難うございました。また成長した姿をお見せできる様、日々精進してゆきます。

暇な時間に、ロビーの大きな窓から望むことのできる滝を描いてみました。

(画像をクリックすると拡大します)

Date.11.6(thursday)

Title: 秋の夜長に

いよいよ寒くなって参りました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

外に出るのがおっくうで家にいる方や、秋の夜長に何か読みものを探している方へ。

以前国立のギャラリーで詩画展を開催した際、絵や詩では表現しきれなかった部分を小説にしようと思い立ち、眠れない夜に書き上げた児童(?)小説『夢潜りの少年』 をアルファポリスのドリームブッククラブに期間限定で全文掲載しています(2月4日まで)。お時間のある方、酔狂な方、是非ご覧下さい。

Date.10.25(saturday)

Title: 熊本

洋酒販売店からの肖像画イベントのご依頼で、今回は熊本に行って来ました。

熊本に着くなり乗ったタクシーの運転手のおばさんが非常にお茶目な方だったり、現地の担当者が豪快かつユニークな方だったり、お店の方々もざっくばらんで、こう言ってはなんですが、皆どこか可愛いのです。母の実家が北九州の福岡で親戚も沢山いるのですが、やはり九州の人と話していると気楽で、やっぱり自分には九州の血が半分流れてるんだなあ、と実感します。

本場の馬刺しや辛子レンコンがあまりに美味しくて焼酎を飲み過ぎ、なんと次の日帰りの飛行機を乗り過ごしてしまうというハプニングがありました。しかし熊本空港のお姉さんは「今回は特別ですよ」と、手数料もなくそのまま一本後の便に変更してくれました。

九州、ますます好きになりました。

Date.10.17(friday)

Title: イラスト

イラストのページにのんきな(?)短編「宝くじ」をアップしました。

お時間のある方、暇つぶしにご覧下さい。

(画像をクリックすると表示されます)

 

イラスト

 

Date.10.11(saturday)

Title: 料理

何か作業やアイデアが煮詰まった時、気分転換やスランプ解消の為の方法は人それぞれあると思いますが、僕にも制作のアイデアが湧いてこない日や気持ちが乗らない時には自分なりにそれをクリアする方法があります。そのいくつかは映画を見たり本を読んだり散歩をしたりと様々ですが、最近のNo.1は、料理をする事です。それも、できるだけ手が込んだものを作るのがベストです。

様々な食材はそれだけでも十分個性的で、焼いて、塩でもかければ大抵のものは食べることができます。しかしそこに一手間かけて食材を組み合わせ、味の響き合いによって生まれる感動が(素人なりに)あります。

逆に、本来それだけで美味しい食材達を組み合わせ方次第でいくらでも不味くもできます。食材の身になってみると、シンプルに食ってくれりゃ良いものを、わざわざこねくりまわして台なしにしやがって!という話です。まさに「煮詰まる」というやつです。

料理と他の制作には多くの共通点があり、時としてどちらも「煮詰まり」ますが、一つ、料理にしかない優れた点があります。それは現実的に、具体的に「自分で食べてしまえる」事です。どれだけ手をかけた作品もその場限りでなくなってしまう、そして美味いかマズいかの判断が100%自分でつくということ(たまには誰かに食べさせる事もありますが)。このことが非常に重要です。

成功の喜びも失敗の悲しみも全て自分の責任のもとに自分で味わう、そして試行錯誤して到達するただ一瞬の「美味い!」。それこそが一番シンプルで重要な創作意欲だと思い出させられます。そしてそれに気付いた後では、「本当に美味けりゃ、ただ焼いて塩かけて食ったっていいんだ」ということも別の意味と輝きを持ち始め、線の一本、色の一色に対する気持ちも新たにキャンバスや机や紙に向かえる訳です。

さて、長文になりましたがお料理と言えば、11月の1(土)2(日)3(月)8(土)9(日)、今年も八王子懐石料理店鶯啼庵での七五三イベントに参加致します。いつもこちらの素晴らしい(まさに!)お料理からは創作の刺激を頂き、皆様へのおもてなしの仕方を見てはお客様への在り方というものを勉強させて頂いています。お時間があれば是非お越し下さい。

Date. 9.10(wednesday)

Title: スカラベ展

銀座あかね画廊でのグループ展示が無事終了致しました。9月といえどまだまだ暑い中、多くの人に足を運んで頂き本当に有り難うございました。たくさんの御意見や御感想を胸に、また日々製作に勤しむ所存です。

 

「泣き止んで、風を浴びる」(F 50)

 

Date. 8.1(friday)

Title:9月の展示

9月に行う展示の詳細が決定致しました。

銀座のあかね画廊という場所で、9/1(月)〜9/7(日)の一週間です。

『スカラベ展』というグループ展で、3名の作品が展示されます。

 

皆様、是非お越し下さい。その頃には少し涼しくなってくれていれば嬉しいです。

 

あかね画廊

東京都中央区銀座4-3-14

筑波ビル2F 〒104-0061

会場03-3564-1580

 

Date. 7.24(thursday)

Title:沖縄

先日、沖縄に行って来ました。

台風が近付いていると聞いていたのですが晴天に恵まれ、地元の方々も「綺麗に避けて通ったね」と驚いていました。

沖縄滞在中、阿嘉島という島を訪れました。別世界のような、何層もの青が重なる海で色とりどりの魚達や珊瑚の間を漂い、しばし時を忘れました。

島のヒズシビーチにはバーがあり、波と星をすぐそばに感じながら酒を飲むことができます。マスターは七年前偶然訪れたこのビーチで拾ったゴミを手に、これで何かできないか、と考え、ついには浜辺に流れ着いた流木やゴミでバーを作ってしまったそうです。はじめの一年は誰も人がこず、しかしこつこつと続けてゆくうちに口コミで広がり、今では多くの人がこのバーを目的に島を訪れるそうです。「自分にとって意義のあると思えることをあきらめず真摯に続けていけば、状況はついてくる」とはマスターの弁です。私もそう思います。ヒズシビーチのバーを訪れた人たちが心に何かを残して帰るように、この肖像画店を訪れて下さった方々の心にも何かを残せたら、と強く思います。

 

ますますの猛暑が続きます。

皆様、くれぐれも体調に気をつけ、元気に夏を乗り越えましょう。

 

Date. 6.29(sunday)

Title: 広島

梅雨本番に入ったこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私はと言えば、洋酒販売店からのご依頼で、ここしばらく全国で肖像画をお描きする仕事をさせて頂いております。新幹線や飛行機で各地に行かせて頂き、旅行好きの私にとっては最高のお仕事です。先日は初めて広島に行って参りました。路面電車で宮島、原爆ドームを訪ね、次の日にはそこから地元の友人の車で山口まで足を伸ばし、錦帯橋を渡って山頂迄登りました。出会う人が優しい、暖かな土地でした。様々な土地で多くの人に触れ、多くの刺激を頂いています。そして三鷹に戻り、また製作をしている日々です。

 

さて、いよいよ次回の展示詳細が決まりました。9月1日から7日まで、銀座のあかね画廊という場所にて、『スカラベ展』という企画のグループ展示です。

まだ先ですが、皆様是非お越し下さい。

Date. 5.6(tuesday)

Title: 春の雨

八王子の懐石料理店、鶯啼庵でのGWイベントが本日終了致しました。

御来庵頂いた皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました。

今回も様々な面で大いに刺激になりました。

春の雨と、欅の緑の組み合わせが心に沁みました。

 

少しづつ暖かくなって参りました。

皆様、お体に気をつけてお過ごし下さいませ。

Date. 3.28(friday)

Title: イラストのページ

大幅にリニューアルしました。良ければ是非のぞいてみて下さい。

  

http://syouzouga.haru.gs/artworks/enzakiart.html

 

Date. 3.5(wednesday)

Title: もうすぐ春ですね

先日開催した個展には大人からお子様までたくさんの方々に来て頂き、本当にありがとうございました。

私がお酒好きと知ってか、個展最終日にはテーブルの上にお土産に頂いたお酒の瓶が酒屋ばりに並んでいました。

とても懐かしい方々にもお会いでき、(会うともう久しぶりな気がしなくなるから不思議です)とても嬉しかったです。

いろいろな御感想、御意見を頂きました。それを胸にまた邁進してゆく所存です。

今後とも不祥な作家を暖かく厳しく見守っていただければ幸いです。

重ねまして、御来場の皆様に厚く御礼申し上げます。

 

先週、友人でもあり良き兄貴分でもあり、音楽仲間でもある村山之都氏のグループ展を見に銀座あかね画廊へ行って参りました。「こうきたか!」と思わず唸るような、素晴らしい展示でした。

9月には私も同じくあかね画廊でグループ展示を行います。是非起こし下さい。

Date. 1.30(wednesday)

Title: 個展

寒くなって来た今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

先日「天井桟敷(てんじょうさじき)の人々」という古いフランス映画を見ました。素晴らしい登場人物達にすっかり心を奪われ、今最も好きな映画の一つです。まだ観てない方は是非ご覧になって下さい。

 

さて、来月、国立のギャラリーKIZNA(?042-580-3041)にて個展を行います。お時間の合う方は是非おこし下さい。

期間は2/14(木)〜2/19(火)の11:00〜18:00(最終日のみ16:00まで)となります。

ギャラリーには土曜日と日曜日にいます。皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

 

こちらのDMをクリックして頂くと拡大します。友人がモデルの絵です。

 

Date. 1.2(wednesday)Title: 今年もよろしくお願い致します。

明けましておめでとうございます!

 

去年は皆様にとってどのような年だったでしょうか?

私にとって2007年は、様々な方から学び、多くのきっかけを頂いた実りのある年でした。今年はそれをさらに大きく育てることができる様、気を引き締めていきたいと思いますので、皆様、今年もどうぞよろしくお願い致します。

 

皆様にとって良い一年になりますよう、お祈りしています。

 

2007年

Date.12.5(wednesday)Title: 写真家『SOU MAEDA』個展

先日、友人の写真家、前田宗氏の写真展に行って参りました。場所は私も以前展示をさせて頂いた、高田馬場のベンズカフェという素敵なカフェです。

日常を捉えるその暖かで澄んだ視点は、よく写真に使われる「切り取る」というフレーズよりも、そっと大切な何かを優しく「抜き出す」という言葉の方がしっくりくるような気がします。(友人としては、激しさも備えた一本気な本人像と重ね合わせて見て、よりグっときました。)展示された写真の素晴らしさもさることながら、最も感動したのは彼が今回の展示のために製作した2冊の写真集です。その中に、まさに彼の澄んだ心がつまっているようでした。

12/7日(金)の夕方まで展示されていますので、興味のある方は是非足を運んでみて下さい。

Date.11.23(friday)Title: 人物を描くということ

今、2月の展示に向けて油彩画を製作しています。予定では「人物画展」という題名での展示を考えています。その製作の中、自分にとってこの『肖像画店』の大切さを近頃より強く、大きく感じています。

もともと昔から(人物をメインに描く絵描きだった母の影響もあり)人物を多く描いてきましたが、途中イメージ絵画のようなものに挑戦したこともありました。しかし今、人物を描くのがまた面白くてしかたありません。

一本の線、一つの影を描いただけで、人物はその表情をがらりと変えます。目もとを1ミリ動かしただけで、その目が現す感情は全く異なるものになります。その感情を想像しながら顔、体、その外側に一本一本の線を積み重ねてゆくことは、非常にスリリングです。

油彩画の製作に関しては表情よりも全体のムードを中心にして描いてゆくため(1人の人物と椅子や瓶を等価に描くこともあり、『人物のいる風景』という方が正確かもしれません)、1人1人の人物の表情と真正面から向き合って描くという意味では、この肖像画店でのパステル画の製作の方がそういった楽しさ、ドキドキ感は大きいように思います。

そしてなにより油彩画作品と御注文頂く絵の違うところは「絵を依頼してくれた人の気持ち」があることです。家族の絵を依頼される方、友人の絵を依頼される方、恋人の絵を依頼される方、ご自身の絵を依頼される方、その全てに籠った特別な想いが、ただの絵描き馬鹿である自分の右腕と重なり、自分でも予想しなかったような絵を描けることが多々あります。ある意味、御依頼された方との共同作業とも言えます。

そうして完成した絵が皆様にとって、そして私にとっても宝物となるよう、一枚一枚大切に製作していこうと思います。こうして肖像画店を続けていけることに、改めて感謝しています。

Date.11.14(wednesday)Title: ムンク展

ようやく街でも紅葉した葉を観られるようになって来た今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日、上野で「ムンク展」に行って参りました。

ムンクは以前も行ったことがあり、画集等もたくさん持っているのですが、やはり改めてみる生の絵は凄いものです。特にムンクの魂のこもった筆致は、写真では決して再現できないものです。何度もフロアを往復し、閉館時間いっぱいまで絵の前にいました。

 

さて、今年も懐石料理店「鶯啼庵」にて七五三の描写会をやらせていただきました。普段は写真からお描きすることが多いので、実際の人物を前にしてお描きするこの企画は毎回勉強にります。一瞬の表情を捉えて描く集中力を長時間持続させることが、肖像画店での製作の良い肥やしになっているのを感じています。そして鶯啼庵の方々のサービス精神にもまた、常に勉強させて頂いております。御来店された方々、スタッフの皆様、誠に有り難うございました。また成長した絵をお見せできる様、日々精進したいと思います。

 

寒くなって参りました。風邪も流行っているようですので、皆様、お体には気をつけてお過ごし下さい。

Date. 9.25(tuesday)Title: ル・コルビジェ展

先日、森美術館で「ル・コルビジェ展」の最終日に行って来ました。

ル・コルビジェは建築家ですが絵画作品も多く残しており、建築も絵画も地続きのものとして製作した人です。その斬新なアイデアから生まれた建築もさることながら、とにかく絵画作品の面白さに脱帽しました。

コルビジェを見た後で街を歩くと、見なれた建物や通りの何もかもが「作品」という角度から見えてくるのが不思議です。六本木ヒルズの展望台から高層ビル群を見下ろした時、ふと、ル・コルビジェがこの眺めを見たらなんと言うのだろう、と考えていました。

 

Date. 9.14(friday)Title: 個展

涼しくなったかと思えば暑くなったり、雨が降ったりといまいち不安定な天気ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今日、美術大学時代の先生、水上泰財先生の個展に行って来ました。大きな力作が列ねており、大学時代とはまた違い、作家としての姿勢から大いに学ぶことがありました。先日は友人の作家、安食陽氏の個展、そして作家でもあった母の友人の相澤秀人氏の個展があり、皆素晴らしく、ずいぶんと刺激をもらいました。また、月に3日やっている絵画教室に子供がたくさんいるのですが、その子達からも、こちらが教えるというより教えてもらっているような気持ちです。今月中、多方面で活躍している友人のイラストレーター坂木浩子氏の職場を何度か訪問させて頂き、そこでもいろいろと勉強させて頂きました。様々な人の様々な作品を見るにつけ、絵に携わる楽しさをより実感している今日この頃です。

さて、この度私も来年の2月にまた個展を開催することが決まりました。場所は再び国立のギャラリーKIZNAです。受け取ったいろいろな刺激を作品に反映させていきたいと思います。また、詳しく決まり次第お知らせを致します。

 

今年は綺麗な紅葉が見れるでしょうか?本格的な秋が待ち遠しいですね。

Date. 7.31(tuesday)Title: 昔観た映画をもう一度

最近、「シャイン」という映画を久しぶりに観ました。デヴィッド・ヘルフゴッドという実在のピアニストをモデルにした映画です。

昔から自分の大好きな映画の一つとして挙げていたのですが、前回に観た時には自分が全く気にも留めていなかったシーンに深く感慨したり、込み上げてくるものがあることに驚きました(父の葛藤、支えた女性の大きさ、etc)。また、大好きな映画の一つである「イル・ポスティーノ」という映画(小さな島で郵便配達夫と詩人の出合いを描いた映画)も改めて観てみると、こちらも以前には見過ごしていたシーンが深く心に響いたり、流れの中でのシーンの見え方が違ったりしていることに気がつきました。

名作は、五年自分が年をとる度にもう一度観なくては!と思いました。

 

いよいよ暑くなって来ますね、温度差も厳しい季節です。

クーラー病には気をつけましょう!

 

Date. 6.28(thursday)Title: マルレーネ・デュマス展

先日、東京都現代美術館に「マルレーネ・デュマス展ーブロークンホワイト」を見に行って来ました。デュマスの作品を見るのは初めてでしたが、感じたのはやはり「人物画のおもしろさ」でした。絵画には人物画や風景画や抽象画、いろいろありますが、デュマスの人物画にはそれらの様々な要素が詰まっているような気がしました。

年末か年始に行う予定の個展のテーマをちょうど人物画に絞ろうとも考えていたタイミングで見に行ったので、良い刺激になりました。

 

暑いですね!皆様、朝食をしっかり食べ、水分をたくさん補給して、夏バテを予防しましょう。

夜の涼しい時間に素敵な映画でも一本観れたら最高ですね。

 

Date. 5.25(friday)Title: 奥多摩

少し蒸し暑くなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

私は普段アトリエで製作しているのですが、室内に長時間籠って製作をしていると、少々煮詰まることがあります。そんな時、気分転換をしに時々訪れるのが奥多摩です。

奥多摩は一応東京都内ということになっており、中央線から一度の乗り換え(三鷹から約一時間程)で行くことができますが、全く都会の影を感じさせない、山と川に包まれた素晴らしい大自然です。川沿いを歩けば青々とした川の流れを眺めながら胸一杯草木の匂いを吸い込むことができ、ロープウェイで山に登れば、山頂のお店で気さくなおばあさんとおばさんが美味しい山菜うどんを作ってくれます。

先日は友人達と蕎麦を食べ、川に足を浸し、焚き火をして帰って来ました。新たな気持ちで全力で製作できるよう充電されたのを感じます。

 

奥多摩は都内にお住みの方はもちろんのこと、遠くからでも訪ねてみる価値のある所です。皆様も是非一度足を運んでみて下さい。

 

P.S

梅雨の季節ですね。イラスト等掲載しているARTWORKSのページも随時更新していますので、お時間のある方はどうぞ御覧下さい。

 

      遠崎高平artworks

http://syouzouga.haru.gs/artworks/enzakiart.html

 

Date. 5.8(tuesday)Title: 初夏

懐石料理店「鶯啼庵」での初節句の描写会、おかげさまで好評の内終了することができました。御来庵頂いた方々、本当にどうもありがとうございました。

おかげさまで恒例になってきましたこのイベントですが、常に新たな刺激があります。

素晴らしい環境の中、今回もただ絵を描く、ということを超えた、大変貴重な時間を過ごさせて頂きました。スタッフの皆様に本当に感謝しております。

今後も、より成長した姿を皆様にご覧頂けるように、日々研鑽して参ります。

 

どんどん夏らしく、陽射しも強くなって来ていますね。

皆様、体調にお気を付け下さい。元気に夏を迎えましょう。

 

 

Date. 4.12(thursday)Title: 夜桜、葉桜

あっという間に桜も散ってしまいましたね。

結局花見もあまりできませんでしたが、玉川上水沿いの桜並木をよく歩きました。

桜が大好きで、中で最も好きなのは夜桜です。夕闇の青にうっすらと白く浮かび上がる桜の花を見上げると、浮き世離れした不思議な感覚に包まれます。葉桜も好きです。終わったというより、何かがまた始まるんだ!という前向きな感じがします。

 

さて、最近気付いたのですが、ジブリ美術館がアトリエから徒歩5分の所にあります。

スタジオジブリでは美大の油絵科の時の同級生が働いていて、ハウルの動く城などでも絵を描いていました。彼の卒業製作のアニメーションが素晴らしかったのを覚えています。

今、彼が背景を手掛けた短編作品「星をかった日」が上映しているそうです。

なかなか時間が取れませんが、是非行ってみたいと思っています。

皆様も是観に行ってみて下さい。

 

 

Date. 2.24(saturday)Title: 移転しました。

この度アトリエを移転致しました!

以前は国立だったのですが、今後は三鷹に製作アトリエを構えます。

(お写真等の送り先は〒181-0013 東京都三鷹市下連雀2-5-23 ハイム司202

となります。)

 

三鷹は閑静なところで、店に入れば店員さんと気さくに話ができる、そんなところです。(電気屋さん、薬屋さん、至る所でつい長話をしてしまいました。)

 

気持ちも新たに、より良い作品を生み出せる様励んで行く次第です、

皆様今後とも何卒宜しくお願い致します。

 

今日は風が強く、花粉症の人は大変だったのではないでしょうか?(私もです)

ですが少しずつ春らしくなってきていますね。

桜の下で日なたぼっこできる日も近いです!

   

 

 

 

Date. 2.2(friday)Title: ARTWORKSのページ

お時間があれば御覧下さい、

作家が肖像画店以外で製作している油彩画やイラスト等を紹介するページです。

 

 

     

http://syouzouga.haru.gs/artworks/enzakiart.html

 

こころなしか、少しずつ暖かくなって来た様です。今年はどこで桜を見るのでしょうか?楽しみです。

 

 

 

Date. 1.28(sunday)Title: 従兄弟の結婚式

先日、九州の従兄弟の結婚式に出席して参りました。

僕より6つ年上で、昔から兄のようによく遊んでくれた従兄弟です。とても綺麗な式場で、美しい新婦さんと並んでニコニコしている従兄弟を見て、こちらまでハッピーな気分になりました。

ずっと曇っていた空が式の時間が近付くと次第に晴れていき、親族で「日頃の行いが良いのかね」などと笑って話していました。

 

2人のウェルカムボードを製作させて頂きました。親族の式場という場所で自分が製作したウェルカムボードを見て、ますます御注文頂くお客さまに対する理解を深めたように思えます。この経験を基に、今後より一層の気持ちを込めて一枚一枚丁寧に製作していこうと思います。

 

春が待ち遠しいですね。まだ寒い日が続きます、皆様御自愛下さいませ。

 

 

 

 

Date. 1.2(tuesday)Title: あけましておめでとうございます!

明けましておめでとうございます!

 

今年も皆様にとって良い年になりますように、お祈りしております。

新たな一年、良い出来事ばかりではないかも知れませんが、どんな時も明るく楽しく力強く、日々精進して行けたら、と思います。

 

今年も遠崎肖像画店を宜しくお願い申し上げます。

 

2006年 

Date. 12.28(thursday)Title: 今年も有り難うございました。

いよいよ今年も終わろうとしています。

皆様にとってこの一年はどのような年だったでしょうか…。

私にとっては2006年、おかげさまで様々な出会いに恵まれ、大変実りのある一年にすることができました。

2007年、新たな素晴らしい出会いの種をより大きく育てることができる様、今年得たものに休まず磨きをかけ続けたいと思います。

皆様、本当に今年も有り難うございました。

 

Date. 11.16(thursday)Title: 年末に向けて

先日、鶯啼庵で七五三のお子さまをお描きするイベントを無事終了致しました!

お越し頂いたお客様方、誠に有り難うございました。

普段の製作は個人で行うことが多いので、沢山のスタッフの方々と力を合わせる気持ちよさがエネルギー源となり、疲れもなんのその楽しく終えることができました。

鶯啼庵のスタッフの皆様に、深く御礼を申し上げます。

さて、少しずつ年末が近付いて参りました。

今年やリ残したことがないかどうか、改めて気を引き締めてかかりたいと思います。

急に冬らしくなって参りました、皆様、暖かくしてお過ごし下さいませ。

 

 

Date. 11.6(monday)Title: 個展にお越し頂き、有り難うございました

国立での個展を先日無事に終えました。

お忙しい中、遠方より多くの方々にお越し頂き、誠に有り難うございました。

沢山のお花等頂き、嬉しかったです。

 

展示中展示後、皆様よりいろいろなお言葉を頂き、様々なことに気が付きました。

今後の製作に反映したいと思います。

 

さて、最近都内ではこの時期、紅葉した木をあまり見かけません。

どこか山にでも出かけて紅葉狩りをしたいと思っています。

いよいよ寒くなって参りますので、皆様くれぐれも体調にお気を付け下さい。

Date. 10.10(tuesday)Title: 個展を開催致します。

いよいよ秋らしくなって参りました、皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、この度個展を開催致します。

日頃描き溜めていた油彩作品等展示致します。

肖像画とはまた違う絵の魅力を皆様にお伝えできれば、と思います。

場所は国立のKIZNAという画廊(?042-580-3041)で、期間は10/19(木)〜10/23(月)の11:00〜18:00(最終日のみ17:00まで)となります。

興味がおありの方は、是非いらして下さい。

夜は肌寒くなって参りましたので、外出の際には上着をお持ち下さい。

 

Date. 7.26(wednesday)Title: アフリカ・リミックス展

先日、森美術館(六本木ヒルズ内の美術館です)に「アフリカ・リミックス展」を見に行っていきました。

これはアフリカのアーティスト達が今実際何をやっているか、というものです。

様々な作家が自分の立ち位置から、世界をそして今という時をどのように捉えているかが伝わって来ます。

私も自分自身の製作において「作品を作る」ということはもちろん、自分が今世界に対して何を感じ、考えているのかということの自覚が重要であると改めて気付かされました。

肖像画、ウェルカムボード等、当店で皆様に御注文頂く絵にしても同じことです。

ただの写真を受け取り、ただの絵を描くのでは意味がありません。

写真を送って頂いた方々の歴史があり、想いがあり、感謝や、幸福や、喜びや、希望の念があり、それを写真を超えて表現できる絵の力を皆様にお伝えしていくこと、改めて決意致しました。

 

梅雨も終わりに近付きますます暑くなりますが、体調に気をつけてお過ごし下さい。

Date. 7.4(wednesday)Title: いかがお過ごしですか?

いよいよ夏本番、といった気候になって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

水をたくさん飲み、肉をたくさん食べ、良く眠ると夏バテも逃げていきますよ。

 

さて、お描きしたお客さまからの喜びのコメントが毎月多数届いています。

そのうちホームページ上に少しずつアップしていきたいと思ってます。

尚、トップページで『ウェルカムボードフォトキャンペーン』としていますが、結婚式の写真だけでなく、記念日の贈り物として渡された時の写真などもどんどん送って下さいね。お待ちしております。

それでは皆様、内外の温度差のあるこの季節、くれぐれも体調にお気をつけ下さい。

Date. 6.12(monday)Title: カルティエ現代美術財団コレクション展

先日「カルティエ現代美術財団コレクション展」を観に、東京都現代美術館に行って来ました。

どれもインパクトに富んだ作品でしたが、中でもロン・ミュエクの「インベッド」という作品が強烈でした。ベッドに横たわる巨大な女性(人形)が物思いに耽っているのですが、今にも動きだしそうで、何を考えているのかな…想像しながら長い間見ていました。

他にも、長いテーブルを挟んで白と黒の人形が延々と不毛な(?)主張を続けるデニス・オッペンハイムの「テーブル・ピース」や、国分寺駅で見覚えのある松井えり菜さんの「えびちり大好き!」等、絵画、立体、映像と見どころ満載でした。お時間のある方、是非御覧になってはいかがでしょうか?

Date. 6.5(monday)Title: 個展のお知らせ

夏が近付いて来たのを感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

さて、まだ先のことですが、油彩画の個展が決定致しました。

国立にある「KIZNA」という画廊で、10/19(木)〜24(火)の展示になります。

皆様是非お越し下さい。

 

Date. 5.8(monday)Title: 鶯啼庵

八王子の懐石料理店「鶯啼庵」で前回の七五三に続き、初節句で御予約のお子さまをお描きし、大変好評の中終了することができました。

御来店頂いた皆様、ありがとうございました。

また大変お世話になりましたスタッフの皆様に深く御礼申し上げます。

Date. 2.6(monday)Title: Ben's Cafe

遅れましたが高田馬場のBen'sCafeでの展示、無事に終了致しました。

御来場頂きました皆様、お世話になったスタッフの方、大変ありがとうございました。

今後とも製作と発表を行っていきますので、よろしくお願い致します。

 

尚、イラストの方の仕事で「ワンダさんの欧州流マナーとテーブルセッティング」(発行・MCプレス/¥1200)という本の絵を一冊分描きましたので、書店などで見かけたら是非手にとって御覧下さい。

 

Date. 1.13(friday)Title: 鎌倉

ゴヤの版画展を見に鎌倉の近代美術館別館に行ってきました。素晴しかったです。

版画もいずれやってみたいと思いました。

今、高田馬場のBen'sCafeというところで油彩・ペン画の展示をしています。時間があればコーヒー等飲みに立ち寄ってみて下さい。

Date. 1.2(monday)Title: あけましておめでとうございます。

皆様、あけましておめでとうございます。今年も遠崎肖像画店をよろしくお願い致します。年明けよりホームページを改装致しました、感想・御意見等ありましたらお気軽にメール下さい。

今年も良い年にしましょう!