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作家の徒然日記 イラスト、油彩等のページはこちら

2024年

Date.4.23(tue)

Title :保育園ポスター

夜間保育園のポスター絵画を描きました。そこにいる妻と娘をモデルにインクで一気に描きました。

 

★4/27(土)〜5/8(水)の間、作品『欅林の雨』(F100号)が第42回上野の森美術館展にて展示されますので、是非御覧下さい。

★中国での個展は向こうのギャラリーの都合で延期になりました。まずは九月の銀座あかね画廊の個展に向けて日々制作しています。

★8/11吉祥寺曼荼羅2にて、バンドのレコ発ライブを行います。是非お越し下さい。

Date.4.7(sun)

Title :CDアルバム完成!発売中!

三年かけ制作したCDがついに完成しました。自信作です!是非手に取って聴いて頂きたい!
ご希望の方には郵送or持参致しますので、個別にメッセージ下さい。ご連絡お待ちしています。

『キャメルの楽隊/カナリヤ或いは新世界』
全9曲収録・¥2000(税込)
1.カナリヤ或いは新世界
2.ライムライト
3.八月のサーカス
4.naninaninai
5.太陽がまた照りつけるまで
6.プルシャン・ブルーの誘惑
7.ペチカ
8.青い時刻
9.春

(歌詞カードA4サイズ折りたたみ仕様、表面にジャケットアートワーク、写真印刷)

 

坂本龍一氏のラジオで好評頂いた楽曲三曲含む全九曲、ムサビJAZZ研時代から続くウッドベースとグレッチギターを活かしつつ様々な音を取り入れたバンドの集大成になっています。
個人的には絵では出てこない感覚を音楽(楽曲制作、詩作、歌唱、楽器達のバランスの取り方)での表現を通し煮詰め、そこで得たものをまた絵に循環する感覚で続けています。また、今回全てのミキシング・マスタリングを自分で行うことでプレイすることと編集することの間の奥深さを学ぶことができました。友人の映画音響技師である服部俊氏他、その道のプロフェッショナルから指導頂けたことは贅沢で、この目線は絵画を制作する上でも気付きをもらたしてくれるものでした。

絵を応援頂いている方からはバンドなんてまだやってんのか!絵だけに集中せい!と思われるかも知れませんが、絵と音楽という両輪を向上心を失わず生涯探究し続けてこそ自分らしい表現の完成に至ると確信しておりますので引き続き応援頂き、さらに音も聴いて頂ければこの上ない喜びです。

キャメルの楽隊

キャメルの楽隊

キャメルの楽隊

キャメルの楽隊

Date.3.18(sun)

Title :春

雛祭りに娘達を描きました。筆ペンと水彩だと祖父の絵を思い出します。が、祖父はもっと闊達で線が少ないのに特徴を捉えていました。まだまだです。

作品『欅林の雨』(F100号)が第42回上野の森美術大賞展にて入選致しました。上野の森美術館にて展示されますので、是非御覧下さい。期間は4/27(土)〜5/8(水)。

思う絵を自由に描きつつ、客観的な評価も少しずつ積み上げて行ければと思います。

Date.2.11(sun)

Title :雪

先週雪が降りました。たまにだと良いですね。

 

遠崎高平

『雪雀』

遠崎高平

『雪のホーム』

遠崎高平

『雪、坂道、家まであと少し』

Date.2.4(sun)

Title :陰翳礼讃

人間性とは、影を愛でることと見つけたり

だから我々は物語を愛で、映画を愛で、絵画を愛で、思い出を愛で、SNSを愛で、他人との意見の相違を愛でる。

それは、辿り着きたくても辿り着けない「実体」への敬意と畏怖がある 人間 に許された楽しみなのだと思う。辿り着けないことを知り、その悲しさや寂しさを自分のものと受け入れた 人間 だけが真に愛でることが出来る真剣な遊びなのだと思う。影を豊かにすることでまた「実体」への敬意と畏怖の念を豊かに育む装置なのだと思う。

でなければ動物のまま、影なんて追わずに本物の肉と骨だけを齧り続ければ良いのだ。

Date.1.31(wed)

Title :新作アルバム・ダイジェストPV公開

キャメルの楽隊

美大のJAZZ研時代から続く我々のバンド・キャメルの楽隊の新作アルバムがApple music他、各種配信サービスにて配信開始しました。(CDは春頃販売予定)9曲中3曲は過去、RADIO SAKAMOTOにて紹介頂いた楽曲です。レコ発ライブも行う予定です。

この度収録楽曲のダイジェストPVをYOUTUBEにて公開致しました。この二年の間に制作した木炭アニメ等のダイジェストです。是非ご覧下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=RHptD6p6t-w

2023年

Date.12.1(fri)

Title :吉祥寺狂想曲終了致しました!

『吉祥寺狂想曲』お陰様で大盛況のうちに終了致しました!お越し頂いた皆様、気にかけて頂いた皆様、本当にありがとうございました。

「吉祥寺の街を描いた作品を吉祥寺で展示する」というアイデアに、実は一番最初あまり積極的ではありませんでした。基本的に「どこ」や「誰」というところから離れて作品を見てもらいたいという思いが強く特定の場所に思い入れを抱くことに抵抗があったからです。
ですが吉祥寺のギャラリーと出会いがあり、DMを配った際の吉祥寺の常連さん達のリアクション(「今はなきバウスシアターを描いています」「えっ!懐かしい、絶対行く!」)があり、実際に開催中にも地元の若いカップルのデートコースにして頂いたり、
自分自身の忘れていた記憶が蘇ったり、「土地に愛情を持つ」という気持ちを初めて理解したように思います。本当に開催して頂いて良かった、と友人やギャラリー、ご来廊頂いた皆様に心から感謝しています。

さて、次回の個展は来年春頃中国にて、九月に銀座あかね画廊にて開催致します。さらに画境を切り拓いて皆様にご覧頂けるよう日々精進して参ります。どうぞご期待下さい。

 

(いつもの父との写真を今回撮り忘れたので、友人達と最終日後に吉祥寺にて)

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

Date.11.15(wed)

Title :吉祥寺狂想曲

いよいよ来週火曜日より、個展『吉祥寺狂想曲』が吉祥寺アートギャラリー絵の具箱にて開催されます。これまで描いてきた吉祥寺をテーマにした絵画、旧作から最新作までを一堂に会します。ここまで時間差のある作品達を同時に展示する事は今後なかなか機会が無いと思われ、特定の街を題材にした初の個展、しかもそれが実際の「吉祥寺」の街とどう響き合うのか、、、新しい試みにワクワクしています。

今はなきバウスシアター、まだ花火をしている若者達が居た遠い夏夜の井の頭公園、ピアノバーサムタイムのJAZZ奏者達、夜桜、西武バス、酷い二日酔いのマスター、ハモニカ横町、、、

どうぞ、現実の吉祥寺にひととき発生する狂想、絵画の中の吉祥寺の街に遊び来て下さい。

遠崎高平

Date.11.8(wed)

Title :太陽がまた照りつけるまで

★ バンドで新たにレコーディングした『太陽がまた照りつけるまで』PVをYouTubeに公開中です。

https://youtu.be/lDnf17Lkzsk


パステル・インク画のコマ撮りアニメです。坂本龍一のラジオでも以前紹介して頂きました。

この曲は、何かを失う淋しさの先の期待を歌った曲です。
ブラジル音楽に着想を得て作曲しました。クラシックギター&ウッドベース&パーカッションに始まり、ラストをバンドサウンド&大コーラス&集団パーカッションで迎える構成のレコーディングはバンドにとって新しい挑戦でした。レコーディングからミキシング、マスタリングまで全て自分達で行っています。是非ラストまでご視聴頂けたら幸いです。

★レコーディング中のエピソードで、ギタリストのオガとvoのエンザキが練習後にスタジオ近くを歩いていると、小柄なお婆さんに「あなたギター弾くの?見せたいものがあるからちょっとうちに来て下さらない?」と声をかけられました。歩いてすぐのお宅の二階の部屋の隅に一本のクラシックギターが立てかけてありました。「亡くなった夫が弾いていたもので、私は弾けないので誰か弾いてくれる方にもらって欲しい」とのことで、オガはその日自分のギターとクラシックギターの二本を背負って帰りました。イントロから鳴っているのはそのギターによる演奏です。どこかであの方の耳に届いたら嬉しいです。

Date.10.26(wed)

Title :覚書

Date.10.16(mon)

Title :個展終了、次回個展のお知らせ

先月のコート・ギャラリー国立での個展、終了しました!多くの方にお越し頂きありがとうございました!おかげ様で、また二年後にもここに呼んで頂けることになりました。新たな画境に到達した作品群と共に帰って来たいと思います。

遠崎高平

さて、次回は来月11月、吉祥寺ギャラリー絵の具箱にて個展を開催致します。

二十年近く吉祥寺周辺で暮らしてきて、気付けば吉祥寺を舞台にした絵が増えてきました。ある晩飲みながら友人から「そういった絵を集めて吉祥寺で個展を開くのも面白いね」と言われたその矢先、人に呼ばれて初めて入ったギャラリー絵の具箱のオーナー様に(絵も観ず)「うちでやりましょう!」とお声がけ頂き即決定するという不思議なご縁で今回の開催に至りました。

タイトルは『吉祥寺狂想曲』です。新作も次々に出来ており、新旧織り交ぜた面白い展覧会に出来そうです。どうぞご期待下さい。

遠崎高平

遠崎高平

(画廊にて父と)

Date.9.11(mon)

Title :個展開催のご案内

いよいよ来週木曜日より二週間、コート・ギャラリー国立での二年ぶりの個展が開催されます。

広い空間に40点余りの作品を展示致します。今回ギャラリー内にベニヤのパレット、溶皿といった制作の相棒達も展示致します。是非御覧下さい。(初日と10/2のみ作家不在です。それ以外は毎日13:00以降に在廊予定です。)

★9/23(土) 14:00より、会場にてピアニスト遠﨑晴香によるピアノ演奏を行います。

遠崎高平

遠崎高平

Date.8.14(mon)

Title :新曲『青い時刻』PV公開

我々のバンド、キャメルの楽隊の製作中のアルバムより、新曲『青い時刻』PVをYoutubeにて公開致しました。皆で明け方まで飲んでは雑魚寝をしていた懐かしい日々を歌った曲です。是非御覧下さい。
https://youtu.be/bMLhfaxjgW0

Date.8.14(mon)

Title :緑

緑、生い茂る草木に目がいく様になり、毎日道を歩くのが楽しくなりました。まだまだ画題は尽きそうにありません。

Date.7.16(sun)

Title :植物

色々とばたばた忙しくしていて更新が途絶えていましたがいかがお過ごしでしょうか?

おかげさまで、先日のあかね画廊個展も無事終了し、これまでにない反響を頂く事が出来ました。今は次回9月末からコート・ギャラリー国立で開催される個展の準備をする日々です。300号は完成し、他の絵を描き始めました。

これまで室内画、飲みの場、焚き火などのテーマに取り組んで来ましたが、次のテーマは「植物」です。毎日目の前の植物をひたすら描いています。昨日も炎天下、麦わら帽子を被り香取線香を携え、妻の祖母の庭にお邪魔して、うっそうと茂る草木を描いていました。絵の中の様々な形をこちらの都合で「こうしてやろう」と作るパーセンテージを限りなく下げ、造形をモチーフから「教わる」という姿勢で無心に描くのは久しぶりな気がします。

ころころ姿勢を変えて全く止まっていてくれない赤ん坊を写生するのもまた、造形を「教わる」思いで描いています。いつまでも絵は奥深く、飽く事がありません。

またしばらく更新が出来なそうです。暑い日が続きます。皆様どうぞご自愛下さい。

 

Date.6.7(wed)

Title :300号

人生初の300号を制作中。時間と体力があっという間に吸い込まれる。

遠崎

Date.5.24(wed)

Title :絵画とピアノで綴る個展PR動画

6月19日から25日まで銀座あかね画廊にて開催する油彩画個展『SALVAGE』の展示予定の一部の作品で、個展のPR動画を作成しました。是非御覧下さい。

ピアノ曲は妻の作曲・演奏によるものです。

https://www.youtube.com/watch?v=6MClWm0DmW8

遠崎

Date.5.3(wed)

Title :水彩クレヨン

スペイン製の水彩クレヨンを初めて購入してみました、良い感じ!

さっとしたスケッチに最適です。

遠崎高平

 

Date.4.27(thu)

Title :日常の中で

朝、新一年生になった娘を送って行く川沿いの道で、普段気にも留めなかった水面に目を奪われました。春の朝の光を受けて輝く水面がとても綺麗で、一気に(先日のも併せて)三部作を描きました。

遠崎高平

『春、水面輝く』652×910mm

遠崎高平

『夕陽散る川面』380×455mm

遠崎高平

スケッチ(水彩色鉛筆)

Date.4.22(sat)

Title :AIとこれからの芸術への考察

AIとこれからの芸術への考察

公約数的に「わかりやすく綺麗なもの」「わかりやすく心地よいところ」「わかりやすく親切で優しい」への山頂に続くルート上の価値観ほど掴みやすく、加工、捏造によって寄せやすい。そのルートが本当に人間ならではのものなのか、AIによって統計ではじき出されたものなのかを見分けるのも難しい。ルールが決まったゲーム上ではAIは人間と同等か、それ以上に振る舞える。しかしゲームのルール以前の、そこからこぼれ落ちた山の裾野に溜まっている人間の真の「脆さ、弱さ、醜さ、汚さ、駄目さ、情けなさ、意地悪さ」の芳醇で複雑な姿は現在AIによる捏造や統計から最も遠いものに思える。

『真に人にとって美しい花は汚物塗れの養分の上に咲く』ということを古今東西の芸術家や鑑賞者は言わずもがなで理解していたことだったように思う。
私が思う人間ならではの芸術とは花と汚物の繋がり、その間にこそ人間の美しさがあるということ、『人間はめんどくさいから可愛い』という人間讃歌を歌い続けること。
そこにAIでは決して到達し得ない、人間だからこそ実現可能な表現が立ち上がると考えています。

遠崎高平

Date.4.15(sat)

Title :春

バンドの新曲『春』のPVが完成しました。是非御覧下さい。このPVのために一年間四季折々の風景を撮影していました。後半の演奏シーンは上石神井のセイショウスタジオにて。6歳と0歳の二人の娘もこっそり出演しています。

https://www.youtube.com/watch?v=GgK3ZBlYtVk&feature=youtu.be

上記リンクから飛ぶか『キャメルの楽隊 春』で検索下さい。

 

絵画のページも更新しています。そろそろ6月末のあかね画廊個展にむけてDMを作らねば、、、、。

遠崎高平

『春の水面』(273×220mm)

Date.3.8(wed)

Title :雛人形

これまで雛祭りは特に意識せず過ごして来ましたが、娘も二人になったのでそろそろちゃんとやるか、ということで絵画制作の合間の気分転換に作ってみました。毎年少しずつ(ぼんぼり、屏風等)娘と一緒にグレードアップさせていこうかなと考えています。

Date.1.16(mon)

Title :今年の予定

今年は6月に銀座あかね画廊、9月にコート・ギャラリー国立、11月に吉祥寺ギャラリー絵の具箱にて個展を行います。

現在行っているバンドの新しいアルバムのレコーディングも年内に完成予定です。

我が家は年末に第二子が誕生し賑やかです。

今年もますます良く描き、良く歌い、良く飲み、良く燃やして参ります。

 

2022年 

Date.11.28(mon)

Title :雑誌掲載のお知らせ

月刊美術12月号企画「ネクストブレイク」の中で1ページ紹介頂いています。私の絵について、素晴らしい、ありがたい文章を書いて頂きました。書店等でお見かけの際は是非お手に取って御覧下さい。

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

Date.10.17(tue)

Title :薔薇

先日の個展で頂いた薔薇。あまり描かないモチーフで新鮮でした。描き終わる直前に花びらが一枚、また一枚と落ちてゆき慌てて描きました。

遠崎高平

Date.10.4(tue)

Title :個展終了致しました。ありがとうございました!

銀座あかね画廊にて個展『幸福な孤独』終了致しました!

お越し頂いた皆様、気にかけて下さった皆様、応援して頂いた皆様、本当にありがとうございました。今回も想像もしていなかったような様々な有難いことがありました。もっと良い絵を描いていけるよう邁進して参りますので、今後とも宜しくお願い致します。

来年九月はコートギャラリー国立での二度目の個展が決まっています。それ以外にも個展の機会に恵まれそうです。どうぞご期待下さい。

なお、今回の個展の模様を月刊ギャラリーのYouTubeチャンネルにて取材して頂きました。宜しければご覧下さい。↓(冒頭少しお話させて頂いていますが音声が悪く申し訳ありません。)
https://youtu.be/x3oX_OXT9dI

(画廊にて父と)

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

Date.9.19(mon)

Title :油彩画個展『幸福な孤独』

いよいよ9/26(月)より10/2(日)、銀座あかね画廊にて個展『幸福な孤独』を開催致します!一年で描き溜めた油彩画新作35点を発表致します、お越し頂けましたら幸いです。(私自身は毎日13時以降に在廊予定です。)

 

遠崎高平 油彩画個展 『幸福な孤独』

会期:9月26日(月)〜10月2日(日)

時間:11:00〜18:30 最終日17:00迄

場所:あかね画廊 

東京都銀座4丁目3-14

(tel) 03-3561-4930

遠崎高平

お待ちしています!

Date.9.4(sat)

Title :雑誌掲載のお知らせ

今月号の月刊ギャラリー「展覧会とアーティスト」にて、今月末に銀座あかね画廊で行われる個展『幸福な孤独』を紹介頂いています。インタビューをもとにした熱い記事を1ページに渡り書いて頂きました。書店でお見かけの際には是非手に取ってご覧下さい。

遠崎高平

遠崎高平

Date.8.31(wed)

Title :家族写真

九州の母の実家で昔撮られた親族の写真!大切な一枚。と、他界する少し前の母。この二枚をアトリエに常に飾っています。

 

そして最近友人のカメラマンが撮影してくれた家族写真。年末には四人になります。

Date.8.14(sun)

Title :Pink

遠崎高平

夜の幻想 Night fantasy (803×652mm)

遠崎高平

大気を揺さぶる Shake the atmosphere (273×220mm)

遠崎高平

孤独な幸福 Lonely happiness (273×220mm)

Date.7.17(sun)

Title :新型コロナ

一家で新型コロナに感染していまい、一週間以上自宅待機が続いています。一時は酷い喉の痛みに水も飲めず39度の高熱が続きなかなか大変でしたがようやく復調しました。インフルエンザに似た症状でしたがインフルエンザよりもきつかったです。妻と娘の容態が比較的軽かったのが幸いでした。火曜から教室にも復帰できそうです。

自宅待機だと制作がはかどります。こういうとき絵描きは良いな、と思います。

遠崎高平

『夏の潜水』1000×803mm

遠崎高平

『外は雨』220×273mm

Date.7.3(sun)

Title :ゲルハルト・リヒター展

リヒター展に行って来た。かなり自分と共通点があることに気づいた。どこが?と言われるかもしれませんが^ ^以下ざっと考察。

絵画を素因数分解し、最低でも①描き手②絵そのもの③鑑賞者の三つ(あるいは④歴史を入れて四つ)の立場から観測する。そのダイヤグラムで絵画を観測する。

①描き手の主語の強弱、描き手と描かれたイメージとの距離、個人史など。
②絵の具の物質性が鑑賞者に喚起する触覚、色彩が視覚にもたらす効果、絵の大小が左右する印象など。(③と連結)
③主に人間一般の視覚の構造の研究、それが作用する心理的な影響の研究。鑑賞者の視覚と記憶が特定のイメージを喚起する機能の研究など。
④歴史、絵画史を踏まえ、その作品の「発言」はどの位置にいるのか客観的に測ること。

このような点を絵画研究の観測点に据えて、既存の絵画のイメージから自由に拡張してゆこうとする姿勢が自分と共通していると感じました。
一番違うのは①を制御する意識。私はそのつまみ(強弱のつまみ)が中心にあり常に全開なのが前提で、他のつまみをどのようにバランスを合わせるかが研究の肝。「自分はこれが好き」「得意」から離れられないし、離れる気もない。むしろここを自分の錨とし、そこをますます拡大しようとする姿勢。
リヒターはそのような「自己」も他のバランスとの中で抑制出来るので、より自由に広く遠くまで絵画研究を推し進めている。どちらが良い悪いでは無く。

このように絵画研究と言うと「頭でっかち」「醒めている」と思われるかもしれないが、果たして我々が名を思い出せる画家でこのような意識を持っていない画家が一人でもいただろうか?私はいない、と考えています。一つの人格は限りなくドライに、一つの人格は究極にウェットに。その二つが真の心の震えで結びつくことに浪漫を感じ、それを「研究」と呼び、絵を描き続けています。

Date.7.3(sun)

Title :海辺のミロンガ

画家のミズテツオ氏のアトリエ(千葉県いすみ市)で開催されている展示『ミズ文芸館・海辺のミロンガ』に行って来ました。ミズテツオ作品と氏のコレクションが同時に展示されており、過去ご購入頂いた私の作品も数点展示頂いていました。『鏡』という油彩画作品はぴったりな額装をして頂いてよそ行きの顔で、ドローイング作品『Dada』はモディリアーニ作品の横に飾って頂いており嬉しそうでした。DMに副題であった「世界一まずいコーヒー」は飲めませんでしたが海鮮丼をおごって頂きました笑。ミズさん作の貴重なお猪口を頂き、帰ってから一杯やりました。楽しかった!

 

Date.6.4(sat)

Title :デザイン

九月の銀座あかね画廊個展のDMデザイン決定しました。

遠崎高平

 

遠崎高平

『眠れぬ夜の水面(みなも)』242×333mm

Date.5.30(mon)

Title :ますます油絵の日々

制作の合間に九月の銀座あかね画廊個展のDMをデザインしています。迷う、、、。

遠崎高平

 

遠崎高平

『夜の川沿いを歩く』 730×1000mm

(部分)

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

Date.5.15(sun)

Title :油絵の日々

遠崎高平

『雪の窓』455×530mm

遠崎高平

『なんという炎』273×220mm

遠崎高平

『夜を慈しむ』273×220mm

Date.5.4(wed)

Title :ドローイング展終了致しました!

ドローイング展終了致しました。御来廊頂いた皆様、気にかけて頂いた皆様ありがとうございました。展示中に毎日会場の様子が変わり(会期中にニュースを見ていてもたっても居られなくなり突然深夜に思い立って巨大な(自分なりの)反戦画を仕上げ翌朝壁に貼ったり、その他の作品を壁に大量に直貼りしたり)、油彩画の個展とは違ったまさに「素早さ」がキーワードの展示となりました。反省点も多くありましたが、同時にいかに皆様に助けられているか、こうして平和に絵を描いていられることがいかにありがたいか、様々な感謝の念がわき上がる一週間でした。

尊敬する画家ミズテツオ氏に来廊頂き、今回一番思い入れのある作品を「これはいままでになかった表現だ」と購入して頂けたことも励みになりました。モデルになってくれる飲み友達、久しぶりに見れた顔と顔、長らく海外や遠方に住んでいた友人達も来てくれ、過去、現在、未来、色々な時間に想いを馳せる一週間でした。

次回は九月にあかね画廊にて油彩画展です。どうぞご期待下さい!

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

画廊にてミズテツオ氏と

遠崎高平

画廊にて父と

Date.4.24(sun)

Title :ドローイング展始まります!

いよいよ明日より一週間、銀座あかね画廊にて『遠崎高平ドローイング展』を開催致します。

描きためたドローイング(紙に水彩やインク)全30作品を一挙展示、販売致します。油彩画と地続きの世界でありつつ異なる表現を楽しんで頂ければ幸いです。これからあかね画廊に搬入し、展示作業を行って参ります。

尚、9月に同じ場所で行われる油彩画個展と併せて御覧頂くとさらに深く味わって頂けると思います。そちらも是非ご期待下さい。

それでは、皆様とお会いできるのを楽しみにお待ちしております!毎日午後13:00過ぎより在廊予定です。

遠崎

遠崎

Date.4.11(mon)

Title :ドローイング、油彩画、歌

いよいよ銀座あかね画廊では初となるドローイング展が迫って参りました。日々新たな絵を描いていますが、油彩画展とはまた違った面白い展示に出来そうです。どうぞご期待下さい。また、九月の油彩画展の準備も同時に進めています。ドローイングは日常的に行っていますが、ドローイング展をやると決めてからますます両輪が噛み合い出し、油彩画も集中力が増し更に更に新しい景色が見えて来ました。

さて、ドローイング展明けの5/6昼に吉祥寺スターパインズ・カフェにて久しぶりにライブを行います。不思議な縁で絵画教室を行っている先のオーナー(大御所の声優さんであり、手塚治虫やちばてつやと親交もある元漫画家さんでもある面白い方)よりお誘い頂きました。ウッドベース葉月の復帰ライブで、我々キャメルの楽隊は木炭アニメも制作し坂本龍一氏にもラジオで褒めて頂いた『カナリヤ或いは新世界』や『八月のサーカス』等を演奏します。ジャズ界のレジェンド河上修さん(あのキングヌーのベーシストの師匠)や、野島健司さん(セーラームーンの現タキシード仮面やバナナフィッシュのエイジ役の有名声優さん)他素晴らしい方々と共演させて頂きます。遠方の方は有料ですが配信もあるようですので、宜しければ御覧下さい。これまた不思議な物で「久しぶりにステージで歌う」となってから絵の調子が上がっています。長年両輪でやってきたので、感覚の深い場所で相互に刺激があるようです。

遠崎高平

『ハモニカ横町 Harmonica Alley』紙に水彩(約40号)

遠崎高平

『炎の奥 The depths of the flame』キャンバスに油彩(220×237mm)

遠崎高平

『いずれ消えゆく炎とて Even it's a flame that will eventually disappear』キャンバスに油彩(220×237mm)加筆、完成

遠崎高平

Date.4.6(wed)

Title :春、そして私にとってのバルールについて

暖かくなって来ました。冬に毎年必ずと言って良い程精神的にも肉体的にも相当に不調を来すので、この時期になるとまるで別人になったように元気になります。そして誕生日のある七月末をピークに緩やかに下降し、二月に底を打つのが恒例行事です。(実際夏に出合った人に冬に会うと別人かと思った、と言われます。)

恒例行事といえば焚き火にまた行って来ました。珍しく途中から雨になりましたが、濡れながら行う焚き火も良い物です。寒さが一層火を暖かく、優しく感じさせてくれます。遠くに桜が見えました。煙の向こうに揺らめく桜は初めて見たかもしれません。雨に煙り桜、なかなか貴重な一日になりました。

絵画の用語で「バルール」というものがあります。色価と訳され、調べれば「英語で言うところのバリュー」などと解説してあり、主に「バルールが狂っている」という感じで使うのですが使う人によって示すところの差異があるのがこの用語の特徴らしく(つまり使用される頻度の割に定義があいまい)、長年にわたりなかなかピンと来ない用語でした。しかし「私にとってのバルール」と定義でき得るものがようやく降りてきました。これは近年最大の革命でした。

「私にとってのバルール」とは何か、それは『画面内の美しい(感動する、確かであると感じる)濃淡のバランス/それに準じて過不足無く配置・構成された線、色、汚れ』です。このバルールの目の基準は絵画に関わらず書や写真にもあてはまります(もちろん抽象画にも)。私は自分が平面作品を鑑賞する際、まず『濃淡』が最重要であると結論しました。いや、もしかしたら夕日や木々を見ている時さえ、人物の動作や表情の魅力を追っている時さえそうかもしれません。(音に置き換えてもそうかもしれません。)それを支持体(紙やキャンバス)の四角(とは限りませんが)の中にどのように配置するか。配置した際、自分が感動した、確かであると感じた濃淡のバランスを抽出できているか。画面という限られた空間の中にそれを落とし込むために正しく誇張すべきをし、排するべきを排し、抽象するべきをし、捉えるべき物を捉えているか。それを正しい色で表現できているか。私の中では樹の根の部分にこの感覚があり、その先の枝葉に全ての絵画的な理屈が収まっています。

またこの閃きは、長年自らが尊敬し師と仰ぐ画家がモランディ、ドガ、ピカソ、手塚治虫であると思って来た理由、この一見バラバラな作家達に串を通す自分の感覚が何なのかに答えをくれるものでした。唐突ですが、濃淡の感覚だけでしか物が観れない宇宙人「バルール星人」がいたとして、そこに「意味」や「内容」は関係ありません。「具象」も「抽象」も関係ありません。「線が一本ひょろっと引いてあるだけ」も「頑張って描いた」も関係ありません。それらは目的ではなく、「バルールに捧げる供物の諸要素」でしかありません。「バルール星人」としての私の目には、前述の作家達は皆バルールの達人なのです。(手塚治虫の一コマ一コマの白と黒の配置の完璧な事!)その上で、(ここがものすごく重要なのですが)思いっきり人間臭いのです。物を描き、関係を描き、人間の喜びや苦悩を避けて通りません。いわば視覚野と言語野の融合と高め合い、「バルール星人と人間の融合と高め合い」、それは真に成そうとすると実はとてつもなく難しいことなのです。

これから私は究極のバルール星人と人間の掛け合わせを目指し、その成果を自らの作品の中で実証して行きたいと思います。

余談ですが、私がバルールを幼少から無意識ながら意識していたのは幼少より目が悪かったこととも関係しているのだと思います。ピントがあっていなくても「大事な事は見えていた」、その意識が私を絵画への興味に向かわせた一因でしたし、実際印象派の絵を初めて見た時も「これは裸眼の世界とそっくりだ」と思ったのでした。今では目が悪かったことに感謝しています。

遠崎高平

『煙桜』紙に水彩(約40号)

遠崎高平

『雨が降って来た』紙に水彩

遠崎高平

『春柔らか』紙に水彩(約40号)

遠崎高平

『喝采のバルール』キャンバスに油彩(220×273mm)

Date.3.29(tue)

Title :軽井沢

軽井沢のニューアートミュージアムにミズテツオの個展を観に行きました。人の個展を観るためだけに新幹線に乗ったのは初めてです。良い個展で勉強になりました。ますます燃えて来ます。

Date.3.29(tue)

Title :油彩画二作品に加筆、完成。

『幸福な孤独 Happy loneliness』(1620×1303mm)

遠崎高平

(部分)

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

 

『ベッドの縁に腰掛ける女 Woman sitting on the edge of the bed』(727×910mm)

遠崎高平

(部分)

遠崎高平

遠崎高平

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Date.3.17(thu)

Title :卒業の手紙

少しずつ暖かくなって来ましたね。鳥がさえずっています。

四月で絵画教室を卒業する六年生(在籍四年間)とそのお母さんからとても素敵なお手紙を頂きました。毎日目の前の事を一つ一つ、目の前の一人一人を大切に歩を進めてゆこう、それを地道にひたすら積み重ねて行こうとあらためて思わせてくれる、力をくれる手紙でした。またどこかでいつか再会できるかもしれないその日まで絵を描き発表を続けています、いつでも会いに来て下さい、とお伝えしました。

遠崎高平

『列車は走り続ける』(318×410mm)キャンバスに油彩

遠崎高平

『花見下ろすカフェ』紙に水彩

遠崎高平

『化粧』紙に水彩、インク

遠崎高平

『夜の看板、そして愛してる』紙に水彩、インク

遠崎高平

『新型コロナの呪縛』紙に水彩、インク

遠崎高平

『広島に住む友人の絵描きの肖像』紙に水彩

Date.3.3(thu)

Title :日々制作

遠崎高平

『焚き火の定点観測』紙に水彩、インク

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

『夜の公園』紙に水彩、インク

遠崎高平

『煙と川の音が安酒に魔法をかける』紙に水彩

遠崎高平

『それぞれの熱』紙に水彩、インク

遠崎高平

『夕焼けと洗濯物』紙に水彩、インク

遠崎高平

『たった一つの号令で』紙に黒インク

遠崎高平

『特別な日ではなかった』キャンバスに油彩 (530×727mm)

遠崎高平

『水を飲む子供』キャンバスに油彩 (410×318mm)

遠崎高平

遠崎高平

様々な事を日々感じ、考え、様々な想いが去来します。それらを作品に一筆一筆込めてゆこうと、あらためて強く思います。作品を未来へのたすきにして行きます。かつて自分が先人達からそれを受け取って、様々な生きる力、メッセージをもらったように。

Date.2.16(wed)

Title :まだまだ寒いですね

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

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『ベッドの縁に腰掛ける女』(727×910mm)

遠崎高平

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『凍った池に雪を投げ込む子供』(455×530mm)

遠崎高平

『時代錯誤な優しさ』(273×220mm)

遠崎高平

そろそろアトリエの模様替えをします。

次の個展のDMが出来上がりました。まだ先ですが、4月に銀座あかね画廊にてドローイング展を行います。小さめの水彩やインク作品で、油彩画制作の際にこれらのドローイング制作を通して様々な事を考え作品にして行きます。ドローイングはそれ自体作品として完結していますが、9月に同じくあかね画廊にて行う油彩画個展と関連したものになりますので、どうぞ併せてご期待頂ければ幸いです。

遠崎高平

遠崎高平

Date.2.16(wed)

Title :遠崎晴香ピアノLive

先日行われた妻・遠崎晴香のピアノLive、身内贔屓抜きに本当に素晴らしかったです。演奏力もさることながら、自分で作曲した曲達の魅力、カバーしたカプースチンのプレリュード、どれをとっても「また聴きに行きたい」と思える、しっかりとしたプロのクオリティーでした。意外なトーク力も掘り出し物でした(笑)。まだまだ進化してゆくのだと思います。ますます活躍の場が広がる事を期待しています。次の演奏会は半年後を予定しているようです、是非聴きにお越し下さい。

Date.1.25(wed)

Title :最近の油彩画

今年に入ってからの油彩画作品です。次からの作品では、ここまで得て来た油絵の具の物質感への理解を踏まえつつ、作品の中の「間」を意識して制作していこうと思っています。試したい事がありすぎて体も時間も足りない、、、油絵の具が魔法の様に一瞬で乾いてくれれば良いのにと思いつつ、乾くまでの時間に思考を巡らせるリズムが出来上がっているので、これで丁度良いのかもしれません。

遠崎高平

『沈む陽の音を聴いている』(803×100mm)

遠崎高平

『夜歩き』(220×273mm)

遠崎高平

『雪の窓』(455×530mm)

遠崎高平

『ひどい二日酔いのマスター』(273×220mm)

遠崎高平

『雨が降る』(220×273mm)

遠崎高平

『大雨洪水警報の発令』(273×220mm)

遠崎高平

『突風』(727×910mm)※2011年作品に大幅に手を加えたもの

Date.1.3(mon)

Title :謹賀新年

あけましておめでとうございます!

ことしもますます描いて参りますのでどうぞ宜しくお願い致します。

下のスケッチは、正月に実家で見つけた17歳の時のスケッチブックより。背骨を折り、高二から高三にかけての丸二ヶ月病室に寝たきりになり、その姿勢で視界に入る物を鉛筆一本で描いていました。思えばこの時に美大に進学する事を決めたのでした。あの時花を持って来てくれた皆に感謝です。まだ美術研究所にも行っておらず絵に関する知識も無いまま独学で描いており(母から多少手ほどきをされていましたが)、今見るとかえって素直で素朴で参考になる部分があります。未開の地を行く探究心と素直な心の両方を失わずに研究を重ねて行こうと決意する年始です。

さらにその下は年末の公園でブランコに乗る娘と、たまたまいた近所の子。

遠崎

遠崎

遠崎

遠崎

遠崎

遠崎

遠崎

遠崎

遠崎

遠崎

遠崎

遠崎

『冬のブランコ』(220×273mm)キャンバスに油彩

遠崎

遠崎

遠崎

遠崎

遠崎

Date.12.24(fri)

Title :良いお年を!

今年も本当にありがとうございました。年内最後の更新です。

昨日、三菱美術館で行われている展覧会を見て来ました。オールドマスター達の筆跡から感じる息づかいに、自分はようやくスタート地点に立てたところなのだと自覚しました。来年はより集中力を高め、傑作を産み出せるよう精進致します。来年4月の水彩画展、9月の油彩画展に向けてバリバリ描いていきます。どうぞ応援宜しくお願い致します。

それでは皆様、お体にお気をつけて、、どうぞ良いお年を!

遠崎高平

『幸福な孤独』(1620×1303mm) F100号 キャンバスに油彩

遠崎高平

『髪を耳にかける女』紙に水彩

Date.12.12(sun)

Title :今年もあと僅か

今年も残すところわずかになりました。

思えば今年も怒濤の一年でした。国内外合わせて三つの展覧会があり、その準備や会期中に例年以上の密度があったのはもちろん、その最中に大腸癌が発覚し手術等があり、本当に目が回る様に過ぎて行きました。病気は完全に完治しお医者さんからは「転移の可能性0%(!)」という言葉を聞きようやくほっとしてまた来年の個展に向けて制作に没頭しています。

思えば子供の頃から東京芸大出身の絵描きであった母に「乞食になってでも絵描きになれ」という呪いの言葉を吹き込まれ、その言葉を残したまま母は51という若さで(こちらは当時20歳)他界してしまい、今なんとか絵画教室を開きながらも乞食にはならず絵描きとして妻と娘と暮らせているのは本当にありがたい事です。20歳以来、どこかで自分も51くらいで死ぬんだと思いながら無意識に逆算しながら自分勝手にやりたいように生きてきましたが、いざ病気になってみて「もう自分だけの問題ではないのだ」ということを痛感しました。家族や友人が心配してくれ、全快した際には酒をごちそうしてくれました。本物の芸術家になるためにもっと長く、ますますひたすらに精進していきます。

来年は銀座あかね画廊にて4月に水彩やインクのドローイングの個展、9月に油彩の個展が決まっており、前回の個展以降それに向けて制作して来ましたが、先日『夜の石神井公園』の水彩を描いた後ですぐに油彩を描いて以降、なんだか一段高いところでスイッチが入り、ようやく自分にとって水彩画、油彩画を並行して制作する意味や価値を深い部分で感じることが出来るようになってきました。年越しまで、ますます描きまくって参ります。

遠崎高平

『あの世とこの世の出会う場所』(紙に水彩、インク)

遠崎高平

『猫の雑誌を読む娘』(紙に水彩、インク)

遠崎高平

『吉祥寺サムタイム二階席』(紙に水彩、インク)

遠崎高平

『夜の嵐』(紙に水彩、インク)

遠崎高平

『午後の光』(紙に水彩)

遠崎高平

『吉祥寺サムタイム二階席』(キャンバスに油彩)

遠崎高平

『午後の光』(キャンバスに油彩)

Date.11.25(thu)

Title :日常

先日の15日、教室帰りにバスでうっかり寝過ごしてしまい、普段通らない道を延々歩いて帰っていると石神井公園と月がとても綺麗でした。その日のうちに水彩画を描き、その後油彩画を仕上げました。

遠崎高平

『夜の石神井公園』水彩

遠崎高平

『夜の石神井公園』油彩 (530×455mm)

 

一昨日の朝、ゴミ捨てに出た際お向かいの奥さんが洋梨を二つ持ってドアから出て来て、「モチーフにでも。あっ、でも今日、明日くらいが食べ頃です。」とのこと。急いで描きました。遠崎高平

『お向かいさんに頂いた洋梨』(273×220mm)

遠崎高平

Date.11.25(thu)

Title :中国にてドローイング展開催します

中国にて、百年に一度の大雨水害により延期になっていたドローイング展覧会がいよいよ開催されます。水彩・インク画全30点が展示されます。

今回行く事は叶いませんが、とにかく中国の友人達も無事に日常に戻られたようで安心しました。

下は、正式なオープニング前にコレクターや画廊のお得意様を招いてのイベントの様子と、何種類か作って頂いたポスター、作品リストの写真。

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

Date.11.13(sat)

Title :夜を慈しむ

遠崎高平

『夜を慈しむ』273×220mm

Date.11.10(wed)

Title :Kozmic blues

遠崎高平

『Kozmic blues』百号を五日で描きました。最速です。早くできるのが良い訳ではありませんが、日々頭の中でイメージを深め、いざ制作に入る時にはきっぱりと迷いが無い状態で描き出すと間違いなく速く、明快な絵になり、それはやはり画家の成長として必要な事なのだと思います。そのためにも常にスケッチする手を止めずに絵画脳をフル回転して行きます。

下は友人。体調もあり家でも一週間酒を控えていましたが(そんなの大学に入って以来初めて)、久しぶりに飲みに出ました。やはり体調第一。寒くなって来ましたので、皆様どうぞご自愛下さい。また元気にどこかでお目にかかれます様に。

遠崎高平

Date.10.29(fri)

Title :作品更新しています!

来年四月のあかね画廊企画「遠崎高平 ドローイング個展(仮)」にむけて水彩画、ペン画、インク画を毎日描いています。一部を更新しましたので(多すぎて掲載が追いつかず)、どうぞ御覧下さい。

http://syouzouga.haru.gs/artworks/drawing.html

油彩画も更新しています。昨日より100号新作に取りかかっています。

制作できる喜び、物を見る喜びをあらためて噛み締めています。” 当たり前 ” など無い毎日、一瞬一瞬に対する心の解像度をさらに上げて、想いの密度のある作品を一作一作、覚悟を決めて作って参ります。

遠崎高平


遠崎高平

遠崎高平

Date.10.29(fri)

Title :ライムライト

バンドにウッドベースの葉月が復帰し、音源にベースを加えた物を【完全版】としてYoutubeにアップしました!珍しく七拍子に挑戦し、「怪しいみんなのうた」といった雰囲気になりました。是非ご視聴下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=UFAW6Qy9llM

キャメルの楽隊


Date.9.14(Tue)

Title :個展終了致しました!

コート・ギャラリー国立企画個展『揺らめき燃えるものたち』終了致しました。沢山の方にお越し頂き、心より御礼申し上げます。

会期中の会場の様子をホームページにアップしましたので、御覧下さい。

http://syouzouga.haru.gs/artworks/exihibition2021court.html

国内ではかつてない規模の広い会場での開催となりました。二週間という長い期間、毎日在廊している中で本当に様々なご縁を頂きました。かつて無い驚くような結果を残す事ができ、おかげさまで再来年の9月末に同ギャラリーでの企画個展も決定致しました。自分の絵の研究の今後の道筋も新たに見えてきました。

現在決まっている個展は来年4月あかね画廊企画ドローイング(水彩やインク画)個展、9月にあかね画廊企画油彩画個展、再来年の9月コート・ギャラリー個展です。まだまだ決まって来ると思いますので、どうぞご期待下さい。さっそく新しい絵を描いている毎日です。


Date.9.14(Tue)

Title :RADIO SAKAMOTO

我々のバンド、キャメルの楽隊の新曲『八月のサーカス』木炭アニメPVを坂本龍一氏のラジオRADIO SAKAMOTOの楽曲募集のコーナーにてご紹介頂きました。演奏にもPVにも好意的なコメントを頂きました(オンエアは終了しています)。

YOUTUBE キャメルの楽隊『八月のサーカス』

八月のサーカス


Date.8.19(Thu)

Title :個展のお知らせ

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平個展 『揺らめき燃えるものたち』(コート・ギャラリー国立企画)

いよいよ今月8/26〜9/7(9/1休館)、コート・ギャラリー国立にて個展を行います。未発表の新作(初の200号含む)と、ここ数年の作品(加筆したもの含む)を一挙40点程度展示致します。大変な時期ではありますが、ご覧頂ければ幸いです。

コート・ギャラリー国立は昔二件先のビルに数年間住んでいた頃に毎日その前を通り、駅前一階のその大きなガラス窓の存在感は憧れであり、ずっと展示したかったギャラリーでした。その時から十数年の時を経てこうして企画個展を行って頂けることになり非常に興奮しています。広い空間で作品達がどのようにその存在を揺らめき燃やすのか、御覧頂けましたら幸いです。

《場所》

コート・ギャラリー国立

《会期》

2021年8月26日〜9月7日(9/1休館)

《時間》

11:00〜18:00まで(最終日16:00まで)

★8/27(金)9/3(金)9/6(月)は教室があるため午前中のみ在廊、それ以外は毎日昼過ぎくらいから在廊予定です。

★8/28(土)14:00より会場にてピアニスト遠崎晴香によるピアノ演奏を行います。(10分程度)

コート・ギャラリー国立

〒186-0004 東京都国立市中1-8-32(JR国立駅より徒歩2分)

Tel 042-573-8282


Date.8.14(sat)

Title :26日からコートギャラリー国立で個展を行います

遠崎高平

8月26日から開催されるコートギャラリー国立企画・遠崎高平個展『揺らめき燃えるものたち』では、未発表の新作(初の200号含む)と、ここ数年の作品(加筆したもの含む)を一挙40点程度展示する予定です。今日も新作を描いています。

Date.8.14(sat)

Title :大きな帽子とピアス

遠崎高平

大きな帽子とピアス Big hat and earrings(273×220mm)


Date.8.1(sun)

Title :八月のサーカス

我々のバンド、キャメルの楽隊の新曲『八月のサーカス』木炭アニメPVが完成致しました。木炭アニメPV過去最高傑作になったと思います。是非御覧下さい。

YOUTUBE キャメルの楽隊『八月のサーカス』はこちら

楽曲は武蔵野美大ジャズ研からの盟友、ウッドベーシストの葉月の復帰第一作です。

※画像をクリックするとYOUTUBEに飛びます。

八月のサーカス

八月のサーカス


Date.8.1(sun)

Title :ためいき

遠崎高平

ためいき Sigh(242×333mm)


Date.7.13(tue)

Title :ある女性

先日のあかね画廊の個展の最中、一人の年配の女性がいらっしゃった。聞けば、二十四年前に他界した母が中野で開いていた大人向けの絵画教室の生徒さんで、今では年に三つの企画個展を開く画家だということ。母が聞いたら驚くだろうと思う。

当時の母の絵画教室での指導ぶりも色々伺うことが出来、今自分自身大人の生徒さん達の絵を見ているので、中々感慨深いものがあった。後で父に聞くと生徒さん達の中でも一番母と仲が良かった方らしい。子供の頃よく連れて行かれた際に木炭で紙に落描きしていた姿を覚えて頂いていたり、母の葬式では後ろの席に座られていた事なども話して頂いた(こちらは全く記憶になかったけれど)。

ホームページに載せてある母を描いたドローイングをとても気に入ってくれていたので差し上げたかったのだが、残念ながら中国で紛失してしまっていたので(中国のギャラリーの引っ越しで。残った作品と追加で描いた作品で、近々中国にてドローイング展が開催されます)、今回水彩で改めて描いた。本日命日。

遠崎高平


Date.6.30(wed)

Title :あかね画廊にて父と

個展『プルシャンブルーの誘惑』会期終了致しました。沢山の方にお越し頂き本当にありがとうございました。また予想を大きく上回る反響を頂き、改めて身が引き締まる思いです。

次回はあまり間を開けず再来月の8月26日〜9月7日『国立コートギャラリー企画 遠崎高平展 揺らめき燃えるものたち』を予定しています。また近くなりましたらご案内致しますので、どうぞお越し下さい。それまで皆様、暑さやウィルスに負けず、お元気で!

遠崎高平


Date.6.11(fri)

Title :プルシャンブルーの誘惑

遠崎高平

いよいよ今月21日より銀座あかね画廊にて個展を開催致します。前回の個展より一年余り描きためて来た油彩画新作約30点を展示予定です。大変な時期ではありますが、是非お越し頂き御覧頂ければ幸いです。毎日昼過ぎより在廊予定です。お酒の差し入れ歓迎です^ ^

 

遠崎高平 プルシャンブルーの誘惑

6/21(月)〜6/27(日)

11:00〜18:30※最終日17:00まで

銀座あかね画廊

〒104-0061 東京都中央区銀座4-3-14筑波ビル2F(地下鉄銀座駅B4出口より徒歩一分) tel 03-3561-4930

 

この個展の次、再来月の八月には国立コートギャラリー企画『遠崎高平個展/揺らめき燃えるものたち』が決まっており、人生初の200号を制作中です。日々大きな画面と格闘しています。中国ではあちらのギャラリータッフがインク・水彩画展を準備してくれています。同時に三つの個展の準備でバタバタしていますが、並行してバンドのレコーディングやPVアニメも制作しています。絵画制作、音楽制作、絵画教室、酒、焚き火を繰り返す日々です。バンドはしばらく離脱していたウッドベースの女性が復活して録りためていた楽曲達にすばらしい低音を吹き込んでくれています。絵画教室での日々も大人教室、子供教室ともに面白い発見が沢山ありここにいつか書きたいのですが、それはまたの機会に。

暑くなって来ましたので、夏バテせず過ごして参りましょう!個展でお会いできるのを楽しみにしています。


Date.4.19(mon)

Title :闇に咲く一輪

しばらく会えていない人をふと思います。

いつか話したこと、懐かしい場所。

共に過ごした(あの時はそれと気付かなかった)かけがえのない時間。

今では気軽に会う事はなくとも、言葉を交わし視線を交わし、心と心を燃やして生まれた化学反応は時が経ってもずっと自分の中に核として残り、今日もまた未来へと背中を押してくれます。

願わくば、互いにそうでありますように。

遠崎高平

『闇に咲く一輪』(727×910mm)


Date.4.4(sun)

Title :青と炎のJazz

『青と炎のJazz』(530×910mm)

次はこの絵を200号で描きます。


Date.3.30(tue)

Title :DM到着!

まずは6月の銀座あかね画廊のDMが到着しました。次に8月国立コートギャラリーでの個展を控えています。日々制作!8月の個展では人生初の二百号サイズの絵を発表します。

ようやく過ごしやすくなりましたね。皆様お体にお気を付けてお過ごし下さい。


Date.3.30(tue)

Title :イリュミナシオン

木炭アニメMV『イリュミナシオン』完成!光と戯れる5分45秒の空の旅をお楽しみ下さい 。

https://www.youtube.com/watch?v=5z-1id1rnH8

(「イリュミナシオン」場面写真)


Date.3.20(sat)

Title :土星のキッチン、彗星のベッド

 

我々のバンド「キャメルの楽隊」の新作MV『土星のキッチン、彗星のベッド』を公開しました。

まだ公開していない作品は木炭アニメーションの動きがかなり激しく展開する作品なので、こちらは逆に動きを抑えた作品にしてみました。木炭を一筆入れてはシャッターを切る、の繰り返しです。

是非御覧下さい。


Date.3.14(sun)

Title :今朝

遠崎高平

日曜朝のアニメを見てる娘


Date.3.11(thu)

Title :雨と牛、焚き火

遠崎高平

雨と牛(727×910mm)

遠崎高平

焚き火 Bonfire(455×380mm)

 

 


Date.3.11(thu)

Title :アトリエより愛を込めて

市販のパレットでは小さいので何年も前にベニヤ板をパレット代わりに使い始めた。今ではちょっとした山脈と化している。溶き皿は長年重なり溜まった油で完全に皿の窪みが埋まってしまった。

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

Date.2.26(fri)

Title :もうすぐ春ですね

遠崎

禍福は糾える縄の如し(803×652mm)

Date.2.16(tue)

Title :日々制作

今年は個展の予定が三つになり、ひたすら制作しています。とはいっても合間にまたバンドの新曲の木炭アニメを一つ完成させたりもしていますが(近日公開)。

元々決まっていた油彩画の個展二つに加え、来月か再来月、中国にて私のインク画や水彩画を多数展示するドローイング展が開催される事になりました。前回行った際に置いて来た作品で行うと突然連絡がありました。コロナ禍で行けませんが、現地のギャラリースタッフが頑張って企画して下さっているので、新しく加える作品を追加で制作しています。

遠崎高平

『禍福は糾える縄の如し』紙に水彩

 

自分の水彩やインク画のルーツは祖父にあると思います。そして油彩画を通して母と対話して来ました。それに加えてピカソ、モランディ、ドガ等作家と作品を通して対話し、子供の頃から好きだった手塚治虫やちばてつやの線と対話し、ミズテツオ氏や斉藤國靖先生、面識のある作家達と実際の対話し、それらを自分の養分として来ました。最近ではそこに伊藤若冲が加わりました。先日の伊藤若冲作品との対話の中で、油彩画のフィールド上でゴーギャンがやろうとしていたことがより深く理解でき、平面芸術の面白さ、油彩画の可能性を改めて感じる事ができました。そして音楽から学ぶ音の造形言語(リズムやメロディーや音色)や身体性への解釈もそこに加わります。結局はそれらを受け取る「人間」というものの研究なのですが。

山はまだまだ高く険しく恐ろしく、しかし美しい。

遠崎高平

『まどろみ』紙に水彩、インク

遠崎高平

『娘』紙に水彩

遠崎高平

『地と空が繋がる』(1000×803mm)キャンバスに油彩、木炭

遠崎高平

『まどろみ』(318×410mm)キャンバスに油彩

Date.1.4(mom)

Title :今年も宜しくお願い致します

今年もますます絵を描き、曲を作っていきます。どうぞ応援の程、宜しくお願い致します。

遠崎高平

『2020』(910×727mm)

遠崎高平

『年末』(インク、Gペン)


2020年 

Date.12.19(sut)

Title :2020年

今年ももうすぐ終わります。お世話になった皆様、このブログを御覧頂いた皆様、本当にありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願い致します。

2020年は予測不能な年でした、、、と書いてみて、結局毎年そうだったな、と思いました。自分の出来る事を自分のため、家族や大切な人のため、世界のため粛々と日々精進する、いつもそれだけの事です。

2021年は6月末に銀座あかね画廊、8月末から二週間国立コートギャラリーにてそれぞれ企画展を予定頂いています。頭の中の計画と実際のペースと戦わせながら毎日制作しています。

様々な角度から一つの大きな山を登る気持ちで制作しています。あらゆる試みは大きな一つの研究に結実するはずです。どうぞご期待下さい。

遠崎高平

12月 December(380×455mm)

遠崎高平

火の前で吸う Smoke by the fire(380×455mm) 2020

遠崎高平

 Mirror(220×273mm)

遠崎高平

吉祥寺カフェモスクワのテラス  Terrace of Cafe Moscow,Kichijoji,Tokyo(273×220mm)

遠崎高平

未だ尽きぬ炎 A frame that hasn't ended yet(273×220mm)

遠崎高平

夏の黄昏時 Summer twilight (1303×970mm)

遠崎高平

夜の看板 Night billboard(727×1000mm)

(『夜の看板』拡大)


Date.11.20(thu)

Title :ビニール傘と雨粒

遠崎高平

ビニール傘と雨粒 Vinyl umbrella and rain drops(237×220mm) 2020


Date.10.29(thu)

Title : 揺れるカーテン、陽の匂い

遠崎高平

揺れるカーテン、陽の匂い Swaying curtains,the smell of the sun(380×455mm)


Date.10.28(wed)

Title : 娘、4歳

遠崎高平

Date.10.18(sun)

Title : 雨降り、坂道、家まであと少し

遠崎高平

雨降り、坂道、家まであと少し

Rain,slope,and home is just around the corner(1620×1303mm) 2020

Date.10.15(tue)

Title : 制作の原点、私にとっての芸術

私は無宗教であり、スピリチュアルな人間でもありませんが、とある魔法は信じています。それは、「芸術という圧縮された養分が鑑賞者の中で時空を超えて解凍され、疲れて見失われた心に滋養を与えることが出来る」という魔法です。

私は17才の時にそれを体験しました。心が荒み、空虚であり、自分自身を消し去りたいと思っていた高校生のある日、教室で家から持って来たモランディの画集を開き、自分の心に時空を超えた滋養が流れ込むのを感じました。画集から顔を上げふと窓に目をやり、風と光に揺れるカーテンの美しさに胸を高鳴らせる自分を認めた時、「あ、生きていける」と思いました。あの瞬間のことは生涯忘れません。その後行ったモランディ展で一枚一枚の絵の前で十分以上立ち尽くしました。歪んでいた平衡感覚が矯正されるような不思議な感覚でした。埃っぽい小さなキャンバスの漠とした空間に、ゆらゆらと静かに、、、しかし強い確かさをたたえて立ち並ぶ瓶、瓶、茶碗、また瓶。淡く柔らかく一見脆そうなのに、見れば見るほど強い。まるで自分の目から舌が出て、絵を舐め回しているかの如く絵を「味わい」、その養分を心に吸収しました。会ったこともない画家の一つ一つの筆致が、言葉以上に語りかけて来ました。それはその時の自分にとって紛れもなく奇跡であり、魔法でした。どんな医者でも治せなかったであろう心身を蝕む病を小さな絵が救ってくれたのだから。

それ以来、国内や海外の様々なものに触れる中で、絵や、音楽や、映画は、果ては料理に至るまで、私にとってはある種の「圧縮され、受け手の中で解凍されるのを待つ魔法」であり、一種の「装置」であると考えるようになりました。
私は、あの日の、高校生の頃全てに絶望していた自分を、また今現在の自分自身を救うために絵を描いています。それが、いつかモランディが自分を救ってくれたように、遠い時空の果ての、名前も使う言語も肌の色も年齢も性別も知らない、会ったこともない誰かに滋養を運ぶ日が来たら、、、と願うのは高望みかもしれませんが、或いは絵を描く上では不純な望みなのかもしれませんが、その思いを胸に抱き日々制作しています。

Date.9.15(tue)

Title : 坂道

この坂を登れば我が家。

疲れた、うんざりした、面白かった、、、この坂を上る時に抱える思いは日々様々ですが、坂道の先に待っている家族の顔を思い浮かべるとどうにか「良い一日だった」と思えるのです。

次はこの坂道の雨降りの絵を百号で描きます。

遠崎高平

坂道 Slope away(803×606mm)

Date.9.5(sat)

Title : シーツの波紋/Ripples of the bed sheets

遠崎高平

シーツの波紋 Ripples of the bed sheets(455×380mm)

Date.9.2(wed)

Title : 月灯り

バンドの楽曲「月灯り」のインク画PVを公開致しました。バンドにしては珍しく生のフルートが入った曲で、これも「大人のみんなのうた」という雰囲気になりました。旅立ち、別れを「月灯り」のもとに歌った曲です。どうぞ御覧下さい。下にあるのは今回PV内で使用したインク画の一部です。

「月灯り」をyouyubeで見る

尚、楽曲及び収録アルバム「宝島」はApple music、Amazon music、レコチョク他各種配信サービスにて配信中です。『キャメルの楽隊/宝島』にて検索下さい。

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

 

Date.8.29(sat)

Title : 生活 Life (530×455mm) 加筆

遠崎高平

「生活 Life」(530×455mm)

完成した気でいた作品から、他の作品の制作を潜った後ある日「ここ!ここ!」と呼ぶのが聴こえることがあります。少し前にははっきりしなかったほんの少しの点、あと一筆で全てのバランスが絶妙に響き合う一点が突然理解できる瞬間があります

、、、↑と6月に描きましたが、それも日々更新されていきます。まだまだです。

 

銀座あかね画廊にて、現在「あかね画廊常設展」が行われており、その中で画廊買い上げとなった過去作品が展示されています。明日までです。

遠崎高平

「なんでもないようなこと」(625×803mm)

Date.8.16(sun)

Title : 絵を描く

毎日、毎朝毎晩絵を描きます。毎日色々な事に気付き、しょっちゅうスランプになっては描く事で乗り越えます。どれだけ研究を重ね、知識を得ても、最終的には心しかありません。何を得ようと、正直な心が一ミリでも損なわれるのであればそれは完全に後退でしかありません。正直でありつつ、かつ客観的に成長することの難しさを日々感じながら画面に喰らいついています。

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

Date.8.3(mon)

Title : 八月

ようやく梅雨明けですね。パーッと遊びに行きたいのですがなかなかそうもいかないので絵を描いています。赤提灯の下で普通に飲んでいた頃が懐かしいです。

遠崎高平

Date.7.30(Thu)

Title : 睡眠

子供の頃から夜に意識が高ぶってなかなか夜眠れず、ひどいときには朝になってしまうことが多々ありました。大人になってからは朝まで絵を描くか、酒を飲む事でなんとか眠るようにしていました。絵画教室は午後からなので明け方眠っても昼に起きれば良いので(というか、そのリズムで生活できる仕事を作って来たので)睡眠を確保できたのですが、子供が産まれて幼稚園に行ったりする際に起きるので、眠りが断続的になり常に睡眠不足になっています。家族とリズムを合わせようと努力したこともあるのですが、夜はやはり制作に閃く事が多く、ベッドで覚醒したまま朝を迎えてしまうことが続いたため、結局起きて制作しています。

遠崎高平

無題 Non title(410×318mm)

Date.7.18(sat)

Title : 夏の黄昏時 Summer twilight (1303×970mm)

遠崎高平

夏の黄昏時 Summer twilight (1303×970mm)

Date.7.6(mon)

Title : 坂本龍一さんのRADIO SAKAMOTO

坂本龍一さんのJ-WAVE RADIO SAKAMOTOにて我がバンド“キャメルの楽隊”の『カナリヤ或いは新世界』YouTubeをご紹介頂きました。曲自体はRADIO内でかかっていませんが、坂本龍一さんの気になる曲として「これはロック調なんですかね、僕普段こういうのあまり選ばないんですけど面白い」と笑いながら(笑)わざわざご紹介頂きました。U-zhaanさん、長嶋りかこさんからもイントロ、歌詞の入れ方についてそれぞれ好意的なコメント頂きました。1時間20分あたりです、是非お聞き下さい。(7日の6時半までradicoアプリ等で聴けます)

RADIO SAKAMOTO | J-WAVE | 2020/07/05/日 | 24:00-26:00 https://www.j-wave.co.jp/original/radiosakamoto/

『カナリヤ或いは新世界』YouTubeはこちら↓(長いイントロが褒められていますが歌詞は2分38秒くらいから開始)

https://youtu.be/VEpe1x79jbE

Date.6.30(tue)

Title : Summer time/恋人達

遠崎高平

「Summer time」273×220mm

遠崎高平

「恋人達」380×455mm

Date.6.25(thu)

Title : 鮮やかで静かな部屋  Vivid and quiet room  / 加筆

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

 鮮やかで静かな部屋 Vivid and quiet room  (652×803mm) 

Date.6.24(wed)

Title : 喜び joy (1303×970mm) 加筆

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

Date.6.22(mon)

Title : 生活 Life (530×455mm) 加筆

遠崎高平

「生活 Life」(530×455mm)

完成した気でいた作品から、他の作品の制作を潜った後ある日「ここ!ここ!」と呼ぶのが聴こえることがあります。少し前にははっきりしなかったほんの少しの点、あと一筆で全てのバランスが絶妙に響き合う一点が突然理解できる瞬間があります。

Date.6.20(sat)

Title : わるだくみ Talking about bad thing

遠崎高平

「わるだくみ Talking about bad thing」(220×273mm)

バーどれすでん三部作です。来年の個展では「焚き火シリーズ」に加え、「Barシリーズ」も発表します。色んなバーに取材に行かなければ、と張り切っています。笑

Date.6.17(wed)

Title : 「バーどれすでんの煌き Glitter of bar Dresden」

遠崎高平

「バーどれすでんの煌き Glitter of bar Dresden」 (273×220mm) 

Date.6.10(wed)

Title : 「魂の火 Soul fire」 273×220mm

遠崎高平

「魂の火 Soul fire」 273×220mm

モデルになった人物は友人のオーストラリア人、ネルスです。彼の祖父は戦争で日本と戦ったらしいのですが、ネルスが日本で結婚し日本人の奥さんをもらった際には心から祝福してくれ、日本にも遊びに来ていたそうです。つい先日その祖父がお亡くなりになりました。様々な因果が今の我々の関係を作っている不思議さを思い、このタイトルをつけました。

ネルスとは以前に彼の詩、私の絵、妻のピアノで絵本動画を制作しています。

(動画はこちら→CHANGE YOUR RIDE WITH SOME FUN ON THE SIDE

Date.6.5(sat)

Title : PV第三弾『ライムライト』

遠崎高平 

https://www.youtube.com/watch?v=U9CNFjkW6tQ

キャメルの楽隊PV第三弾は新曲『ライムライト』リリック(歌詞)ビデオです。

キャメルの楽隊のメンバーは歌が自分、武蔵野美術大学時代からの親友でジャズ研でも一緒にバンドを組んでいた小笠原実紀がギター、その後出会ったドラマーの今井剛です。普段一人でアトリエに篭り制作しているので、音楽制作は唯一誰かと共同作業をする、互いに刺激し合う大切な場所になっています。

Date.5.30(sat)

Title : 溢れ出す音

遠崎高平

溢れ出す音 Overflowing sound (727mm×1000mm)  

Date.5.28(thu)

Title : 木炭画PV第二弾『naninaninai』

木炭画によるミュージックビデオの第二弾『naninaninai』をYOUTUBEにアップしました。今回も油彩画制作の合間に取り組み、五日で完成しました。

YOUTUBE動画はこちら

日常の室内風景(現在の部屋、過去の記憶の中の部屋)をひたすら木炭で描き、アニメーションにする行為は写経のような心境です。

来月から教室も再開しますので、しばらくはPV制作は打ち止めです。

今回も作詞、作曲、演奏を行っています。

【キャメルの楽隊】
遠崎高平(歌、他)
小笠原実紀(ギター)
今井剛(ドラム)

前作『カナリヤ或いは新世界』木炭がPVはこちら

キャメルの楽隊

Date.5.19(tue)

Title : パステル肖像画

制作で疲れていると、気分転換に身近な人物の肖像画を描きたくなります(先日の油彩画は友人、今回は妻)。気分転換に描いたものなので毎回違った遊びをします。前回の油彩はSNOWというアプリを使ったように顔に小鳥の群れのイラストをあしらい、今回のパステル画はスーパーリアルとまでは行きませんが、そばかすや目玉の中まで詳細に描き込むということをしてみました。いい気分転換、筋トレになりました。

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

Portrait of HARUKA


Date.5.18(mon)

Title : 油彩画肖像画

 

遠崎高平

Portrait of NAOKO KANDA

 


Date.5.13(wed)

Title : 木炭画アニメーションPV完成!

木炭画によるアニメーション動画を制作しました。よろしければ是非御覧下さい。

『カナリヤ或いは新世界』
https://youtu.be/VEpe1x79jbE

 

コロナの影響で今月も教室が全て休みのため毎日アトリエに篭っています。余った時間を活かして、自分のバンド〈キャメルの楽隊〉の新曲のPVを木炭画により(一部パステル)制作致しました。バンドの演奏の熱量が少しでも届けば嬉しいです。

【キャメルの楽隊】
遠崎高平(歌、他)
小笠原実紀(ギター)
今井剛(ドラム)

アルバム制作もスタジオに入れず停滞していますが、普段出来ないことに挑戦できる時間として少しでも前向きに動いていきます。

我々なりの生命賛歌を楽しんで頂けたら幸いです。

 

ちなみに、動画を作ると普段描いている油彩の【止め】の絵の隙間、前後の一瞬の動作に対する認識の甘さを思い知り非常に勉強になります。スマホやパソコンを持っている生徒さんには必須の課題にしても良いかも?と思う程、一枚絵の制作に戻った際に得ている物が大きいです。

さて、来年8月末の個展に向けて油彩を本格始動しよう!


Date.4.23(thu)

Title : 濡れたアスファルトの匂い

何でも無いような、ふとした瞬間が愛おしいです。

遠崎高平

『濡れたアスファルトの匂い The smell of wet asphalt 』 (242×333mm) 


Date.4.18(sat)

Title : 様々な笑顔

教室も開始できず制作に篭る日々なので、思い立って先日FBで希望者を募り、気分転換にインクで色々な方々を描いて、データにてプレゼントしました。あっという間に多くの希望者より連絡を頂き、慌てて一旦打ち切りました。その一部を掲載します。その時々の気まぐれなタッチで描きましたが皆さんとても喜んでくれ、こちらとしても油彩画制作の合間の良いリフレッシュになりました。当然ですが笑顔が多く、次回は変顔や怒り顔、しかめ面等を募集しようかな、などとふと思いました。

遠崎

遠崎

遠崎

遠崎

遠崎

遠崎

遠崎


Date.4.5(sun)

Title : 個展終了しました

今回の個展の模様(会場風景、全31作品写真、引き・寄りの動画)を一本の動画にまとめYOUTUBEにアップしました。個展にいらしたような気分でコーヒーでも片手に御覧下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=y18dmxukFjQ&t=6s

このような状況でしたが非常に実りの多い、記憶に残る個展となりました。今回起きた様々な嬉しい出来事の一つとして、、現在存命の画家の中で最も尊敬するミズテツオ氏が私の絵を買って下さいました。これ以上この先の励みになることはありません。

絵画教室も全て休講となりました。家に引きこもり来年のコートギャラリーの個展(2021夏に二週間の企画個展が決まっています)に向けて制作に没頭したいと思います。皆様もご自宅で絵や映画や音楽などに触れ、どうぞ楽しく心身共に健康にお過ごし下さい。

遠崎高平

2020/3/25 あかね画廊にて


Date.3.18(wed)

Title : 遠崎高平『TOKYO × BLACK』開催致します

なにかと不安な時期ですが、いよいよ次の日曜日に作品搬入、来週月曜日より銀座あかね画廊にて一週間個展を開催致します。こまめな換気、手に触れる部分の殺菌に極力努めて参ります。画廊には昼過ぎより毎日在廊予定です。気分転換に外出する事もありますので、スタッフにお伝え頂ければすぐに会場に戻ります。

 

遠崎高平『TOKYO × BLACK』
銀座あかね画廊
〈会期〉
2020.3.23(月)〜29(日)
11:00〜18:30(最終日17:00まで)
〈場所〉
東京都中央区銀座4-3-14 筑波ビル2F
〈料金〉
入場無料・作品販売有り
〈作家略歴〉
2019 アートオリンピア2019佳作
2018 遠崎高平個展(あかね画廊/銀座)
2017 喧騒と静寂(seed gallery/中国河南省)
2016 新世界(seed gallery/中国河南省)
         遠崎高平展(niche gallery/銀座)
2015 シェル美術賞2015入選

 

KOHEI ENZAKI 『TOKYO × BLACK』
AKANE art gallery GINZA
2020.3.23mom〜29sun
11:00〜18:30(final day 17:00)

 

何はともあれ、体調に気をつけてお過ごし下さい。

Date.2.27(thu)

Title : 今朝/Morning(紙にインク)

絵画(特に油彩画のフィールド)において自分が何の研究をしているのかが、明快になりました。その研究は祖父、母を経由して自分へと歴史的な必然をもって引き継がれてきたのだということ、その課題を子供の頃から無意識に意識し、実はこれまでずっとその研究に向かって積み重ねて来たのだ、ということがはっきりしました。研究成果は作品をもって実証していきますが、文章もそのうちメモがてらここに記したいと思います。

遠崎高平

Date.2.15(sat)

Title : 音叉で遊ぶ娘

父の部屋に入ると珍しい物が沢山あり楽しいようです。

遠崎

Date.1.19(sun)

Title : 今年も宜しくお願い致します

今年もますます絵を描いて参ります。宜しくお願い致します。

三月末には銀座あかね画廊にて個展を予定しています。ご期待下さい。

遠崎高平

http://syouzouga.haru.gs/artworks/enzakiart.html

2019年 

Date.12.15(sun)

Title : 「TOKYO × BLACK」新DM

来年三月、銀座あかね画廊にて行う個展の新DMが到着致しました。

この展覧会に向けて、また再来年の国立コートギャラリーに向けて着々と新作を制作しています。どうぞご期待下さい。

http://syouzouga.haru.gs/artworks/enzakiart.html

Date.11.28(thu)

Title : 個展タイトル「TOKYO × BLACK」とは

絵とは、①「何を」×②「どのように描くか」である。
2018年に決めたことが①「今、この時代、この場所に生きている自分の正直な感性を」×②「自分が信じられる線、色面、絵肌で描く」ということであった。
当然と言えば当然のことであるが、しかしその当然のことを覚悟をもって突き詰める必要があった。「それは本当か?」ということを叩いて叩いて、煮詰める必要があった。そこから①「東京」そして②「黒」という単語が自分の中に残った。

「東京」というワードの中には今ここである(東京都在住)ということ、同時代性、自分にとってリアリティのある舞台、モチーフであるということ、そして中国での個展で改めて思った自分が「日本人である」ということが含まれている。

「黒」は、元来色面オンチで画材オンチであった自分が幼少からこれだけは唯一迷いなく自分のものとして自在に扱えていた「線」がある。母の影響で幼少期から親しみ触れてきた手塚治虫やちばてつやの漫画の紙に活き活きと踊る黒い線や、ベタ塗りの黒や、余白の白の美しさ。間違いなく、そこが自分の原点である。(祖父も母も絵描きだったが、面白い事に母は「色面」の人、祖父は「線」の人だった。)

つまり絵を描く上で根本的な「何を」「どのように描くのか」という問いの前、この二つ、「東京」と「黒」という自分にとって今これ以上削りようのないものを軸に定め、そこから自分の絵にとって本当に必要なものを肉付けしていこうという決意が「TOKYO × BLACK」である。

そして②「どのように描くか」の中に含まれる、もう一つ重要な「絵肌」について。自分が油絵の魅力とは何なのかを本当に教わったのは、直に見たモランディの絵だった。
「何が」×「どのように」、ということを物語的な側面やイリュージョンとしての騙し絵的、平面の中の架空の三次元構造としての側面からではなく「油絵の具がキャンバスに擦り付けられ、へばり付いている」という純粋に物質的な側面から自分を初めて感動させてくれたのがモランディだった。また、それが完全な抽象画ではなかったことが自分にとってまた重要であった。描かれた瓶の絵であり、同時に単なる物としての絵の具の塊でもある。純粋に物質的な造形言語を語ると同時に、我々の生きる世界において何かを見る上で絶対必要な光と影、「何かがそこに在る」という認識の神秘を同時に、しかも完璧に一つのものとしてそこに具現化していたのである。
故に、線と色面と描かれている内容だけでは不十分なのだ。そこにもう一つの視点、「キャンバスにどのように絵の具がへばりついているのか」という純粋に物質的な視点、絵肌に対する観点が先に述べた自分の骨格の上に肉付けされ、完全に一つのものとして機能しなければ自分にとっての「油絵」ではないのだ。

もう一つ。十五年以上前に京都の大徳寺の石庭を見た時何故かそこにモランディと通じるものを感じ、それがどうしてなのか不思議だった。寺を歩きながら、ふと「幽玄」という言葉が頭に浮かんだ。調べれば様々な意味が出てくるが、自分にとってのこの言葉のイメージは「はっきりと見えない、はっきりとした形のない、この世界の奥にある真実」、翻って「そこに美しさを見出し畏怖、畏敬の念を抱く人の心の有り様」である。これは勝手な解釈だけれど、イタリアの一室に篭って瓶を眺め続けたモランディと日本京都で石庭を眺める自分の感覚を繋ぐものはそれだ、と思った。

愛読書に谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」がある。そこに書かれているのもまた、同じ「幽玄の美」についてであると思った。後付けではあるが「TOKYO × BLACK」の中には、我々が古来親しんでいた「幽玄の美」を現代の灯りと感性に晒した中、新たに一つ形として自分の絵の中で立ち上がらせたい、という思いもこもっている。

Date.10.14(sun)

Title : 来年個展DM

少し早いですが、来年三月銀座あかね画廊の個展DMが出来上がりました。展覧会まで少し期間があるので、こちらはその間お会いした方に手渡ししていこうと思ってます。そして今回は珍しく、もう一種作ろうかと考えています。そちらは来年に入ってから作成し御招待させて頂く方々へ発送する予定です。

毎日新しい絵を描いています。はやく来年の三月にならないかな、と今から楽しみです。

そして再来年にも大きな個展が決まっています。どうぞご期待下さい。

遠崎

遠崎

Date.9.27(fri)

Title : 立川名画座通り映画祭

立川名画座通り映画祭にて自作のアニメーション「太陽がまた照りつけるまで」が入選し、上映されました。曲を一緒に制作したピアニストの妻と、作中に登場する少女のモデルでもある娘と一緒に登壇し観客の前でインタビューを受けました。無類の映画好きとして貴重な体験をさせて頂きました。作品はYOUTUBEからご覧頂けます。

https://www.youtube.com/watch?v=DkeI73_DK5Q

楽曲内では作詞、作曲、歌、サイドギターを担当しています。

遠崎

遠崎

遠崎

Date.8.15(thu)

Title : 「夢二 愛のとばしり」

だいぶ前ですが、映画「夢二 愛のとばしり」の撮影に協力しました。映画作りの現場を目の当たりにし感動したのを思い出します。上映期間中に観に行けず、ようやくレンタルできました。

Date.8.7(wed)

Title : ざわめき祭り

先日吉祥寺のイタリアンバーcosicosiで行ったイベントにて、三鷹のビール醸造所OGA BREWINGのIPAラベルに油彩画「ざわめき」をあしらった限定IPAが販売され、即日完売致しました。たくさんのお客様にご来場頂き感謝申し上げます。吉祥寺cosicosiのトイレにも油性ペンで壁一面に描いたこの絵があるので、当日はどこをみてもざわめき、「ざわめき祭り」になりました。なお「ざわめき bustle 」は今月いっぱいcosicosi(吉祥寺ヨドバシカメラ裏)に展示してありますので、お近くにお立ちよりの際は是非実物を御覧下さい。

遠崎

遠崎

遠崎

Date.7.23(tue)

Title : 立川名画座通り映画祭

アニメーションPV『太陽がまた照りつけるまで)が《立川名画座通り映画祭》で入選しました。9/14 立川市柴崎学習館での上映会にて上映されます。
https://youtu.be/DkeI73_DK5Q

5分14秒/全2507カットをインクとパステルで描いてコマ撮りしました。作詞作曲、歌、演奏も手掛けています。(演奏はvo遠崎高平p遠崎晴香g小笠原実紀ds今井剛b杉原考祐)

My animation "until the sun shines again" was selected at "Tachikawa Meigaza Dori Film Festival". It will be screened at the screening event at Tachikawa Shibasaki Learning Center on 9/14.

I drew 5 minutes 14 seconds / all 2507 cuts with ink and pastel and took time-lapse.  I also works as a song writer, singer and a performer.performed by (vo)Kohei Enzaki (p)Haruka Enzaki(g)Mitsunori Ogasawara(ds)Tsuyoshi Imai (b)Kosuke Sugihara.

enzaki

Date.7.7(sun)

Title : 国立コートギャラリー、ミズテツオ

昨日、国立コートギャラリーでの私の再来年の企画個展の開催が決まりました。忘れられない日になりました。コートギャラリーは私にとって憧れであり、縁深い場所だからです。

敬愛する画家ミズテツオ氏と15年程前に偶然出会った場所が国立コートギャラリーでした。その頃私は国立駅南口、丁度コートギャラリーの二つ隣の建物に住んでおり、駅から家の途中にあるその大きく立派なギャラリーの展示の看板が少しでも気になるとフラリと中に入り、ぐるりと見回してからギャラリーを出てどこかに出かけて行く、と今にして思えばとても贅沢なことをしていました。

ある日、看板からしてただならぬものを感じ、コートギャラリーに立ち入ると不思議な感覚に包まれました。もの凄いものを見ているような、しかし同時に「これは自分が描いたのではないか?」という、心がざわつきながらも奇妙に懐かしい感覚(こんなことを言うと自惚れて聞こえるでしょうが、重ねて言ってしまえば)、それまでそのような思いに包まれたのはムンクやピカソ等、既にこの世を去った、どこか違う国の画家の絵を見た時だけでした。日本に、そして存命の画家にこのような人がいるとは、、。その時私の視界に、ギャラリー中庭の椅子に腰掛け煙草を吸っている、存在感抜群のひげ面の男の姿が入りました。それがミズさんでした。ミズさんは私に気が付くと展示室の中に入って来て、いくつかのとても意味深い話をしてくれました。私はその日、日記にミズさんの話と、彼の似顔絵を書きとめました。

それから十年後、銀座のある場所で偶然ミズさんと再開しました。ミズさんは覚えていませんでしたが、その時銀座で開催されていた私の展示に来てくれると約束してくれ、翌日の朝一番に約束通り来てくれました。そこから色々あって(長くなるので割愛)ミズさんは私の個展に必ず来てくれる様になりました。ミズさんが日本の画家にとって憧れの的、雲の上の存在であることはその間に徐々に知っていきました。

昨日コートギャラリーの企画個展が決まったその足で、ミズさんに会いに行きました。パーキンソン病を患ったミズさんが自ら企画した、「芸術に魅せられた狂人達 そしてM氏のパーキンソン病発病の集い」が根津で行われていました。ミズさんにコートギャラリーでの個展が決まった事を伝えると、とても喜んでくれ、そこに居た様々な人に「おい、こいつ今度いい場所でやるんだ」と言ってくれました。

ミズさんの絵あり、ミズさんの親友、竹中直人氏の弾き語りあり(何より口笛が最高でした)、詩人の小川英晴氏の詩の朗読あり。絵を飛び出したミズさんの世界観がギャラリーに所狭しと広がっていました。再来年の個展に向けて既にメラメラと燃えていたところに大量の薪を投げ入れられました。

2020年3月 銀座あかね画廊

2021年8月 国立コートギャラリー

その間どこかで中国

、、と来年以降の油彩画展示が決まってきています。さあ、描こう!

遠崎

Gallery KINGYOにて ミズテツオ氏、竹中直人氏、小川英晴氏、ミズさんの友人女性、私

Date.6.21(fri)

Title : 油彩画「ポートレートシリーズ」

《ポートレートシリーズ》 妻、娘、父、母、義祖母の猫

"Portrait Series" Wife, Daughter, Father, Mother, Grandmother's Cat  

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

Date.6.7(fri)

Title : 麺を食べる娘

せっかく箸があるのに途中から手で食べます。

遠崎高平

麺を食べる娘  Daughter eating noodles (410×318mm)   2019

Date.5.29(wed)

Title : アートオリンピア

アートオリンピアという絵画の国際公募で佳作に入り、東京都美術館で展示されます。また素敵な縁に繋がることを期待しています。入場料無料なので、上野にお立ち寄りの際は是非ご覧下さい。

アートオリンピア 2019展覧会
東京都美術館2F第一展示室
2019年6月23日〜6月30日会期中無休
[時間]9:30〜17:00(最終日のみ〜13:00)
[入場料]無料
[出品点数]280点

https://artolympia.jp/exhibition.html

koheienzaki

遠崎

Date.5.25(sat)

Title : 動画『TOKYO×BLACK』、油彩画×ピアノ

『TOKYO×BLACK』
油彩画シリーズ『TOKYO×BLACK』のプロモーション動画(6分38秒)が完成しました。作曲、ピアノ演奏、編集は妻によるものです。

https://www.youtube.com/watch?v=A3v8g3ghtUM&feature=youtu.be
My wife made a promotion video of my oil painting series “TOKYO x BLACK”. Composition and piano music are by her.  I hope you see it.

遠崎高平

Date.5.24(fri)

Title : トマトとにんにく

油彩画ページにて、新作を順次更新しています。

三鷹のレストラン、モダンタイムスに油彩画「トマトとにんにく」を飾って頂きました。あまりのパスタの美味しさに味を研究したくて以前バイトさせて頂いていたお店です。当時、いつかこの壁に絵をかけて欲しい、と思いつつ働いていました。是非行って生パスタを食べつつ絵をご覧下さい。
※写真撮影・店長

My painting「tomato and garlic」at restaurant modern times in tokyo,mitaka

Date.4.19(fri)

Title : 詩画集『日常の潜水夫達へ』

詩画集『日常の潜水夫達へ』A6サイズ 64ページ (¥1000税込) が完成しました。

個展開催時、展示会場にて販売致します。

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

Date.4.19(fri)

Title : CHANGE YOUR RIDE WITH SOME FUN ON THE SIDE

Written and narrated by Nelson Lee / Illustrated by Kohei Enzaki / Music by Haruka Enzaki
"CHANGE YOUR RIDE WITH SOME FUN ON THE SIDE"
https://youtu.be/VmYvCfmx9ps

オーストラリア人のネルソン・リー氏が文章と朗読。ピアニストの晴香が作曲、演奏、私が絵を描いた物語"CHANGE YOUR RIDE WITH SOME FUN ON THE SIDE"(楽しさに乗り換えよう、と言った感じかな?)をyoutubeにアップしました。全編英語です。宜しければご覧下さい。

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

Date.4.10(wed)

Title : 焚き火

油彩画ページ随時更新しています。

http://syouzouga.haru.gs/artworks/painting.html

来年の銀座個展は「焚き火展」にしようかな、などと企んでいます。

今年から来年にかけて国内、中国での個展がいくつか決まって来ています。

決まり次第またこちらで詳細をお伝え致します。

遠崎高平

Date.4.3(wed)

Title : アニメPV「太陽がまた照りつけるまで」

油彩画制作の息抜きにコマ撮り撮影にてアニメPVを制作しました。YOUTUBEにて視聴できますので御覧下さい。https://www.youtube.com/watch?v=DkeI73_DK5Q

作詞、作曲、演奏、絵、編集を全て手掛けています。絵は全て手描きです。楽曲は一昨年、坂本龍一さんのラジオでも紹介頂いた曲「太陽がまた照りつけるまで」です。

ひと月半前にyoutubeで偶然、サカナクションのPVをレゴのコマ撮り動画で再現している小学生(この春から中学生)Dropさんの動画を見て、その影響で「自分の絵と曲でやったらどうなるだろう?」と突如作り始めました。なんと完成した際、Dropさんから嬉しいメッセージを頂きました。絵画教室の子供達といい、いつも世代を超えてインスピレーションを頂いています。

遠崎高平

【使用画材 / material】
インク、パステル、水彩
Ink,Pastel,Water color
【アプリ/application】
stop motion pro

作詞 / 遠崎高平
作曲 / 遠崎高平 小笠原実紀
編曲 / 七色猫団

(vo)遠崎高平(g)小笠原実紀(p)遠崎晴香(ds)今井剛(b)杉原考祐

楽曲はApple Music 他、各種配信サービスで販売中

https://itunes.apple.com/jp/album/%E5...

Date.2.8(fri)

Title : 桜

二十歳の頃、それまで何の思い入れもなかった桜咲く光景が突然自分のなかで存在感を増し、胸を打つようになった時期がありました。今思えば、そのころ母が他界した事ともしかしたら関係があるのかもしれません。そんな桜咲く光景をいつか描こう描こう、とは思ってはいましたが、既存の桜の絵のイメージがあまりに強すぎたのと、なんとなく自分の絵のテーマとしては穏やか過ぎるような気がして「自分の絵」に出来る気がせず、なかなか描き出せずにいました。この度、いつもお世話になっている鶯啼庵の森田さんのお母様からご依頼を受け、丁度自分の中のタイミングと呼応したこともあり、ようやく二十年越しに桜を描くことを決意しました。描きながら、自分の中の穏やかさや激しさの新しい一面を発見していくようでした。そうして完成した桜の絵、「自分の絵」にすることが出来たのではないかと思います。「焚き火」シリーズ、今手がけている「TOKYO×BLACK」シリーズに続き、ここから「桜」シリーズが誕生する予感がしています。

遠崎高平

Date.1.30(wed)

Title : 今年も邁進致します

この先二年間の国内外での個展が二、三決まりつつあります。年内だと六月あたりに麻布にて行う油彩画個展が直近の個展になりそうです。決定次第またホームページ、DM等で案内させて頂きますので、どうぞご期待下さい。

前回の中国での個展や絵画教室が中文で記事になっていました。こちら

日本橋Art.jpトップページにて作家作品をご紹介頂いています。

2018年 

Date.12.23(sut)

Title : I Love Painting

今年も残り僅かとなりました。お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

今年も沢山の絵を描きました。今朝も4時に起き筆を取り、たった今、壁一面程の絵を描き終わったばかりです。大きな、油絵の具にまみれたシャツの絵です。

Date.11.24(sut)

Title : 製作の日々

油彩画ページにて新作を随時掲載しています。

http://syouzouga.haru.gs/artworks/enzakiart.html

遠崎高平

新シリーズ『東京×黒/TOKYO BLACK』より9点

Date.11.16(fri)

Title : 子供の顔

これまで人の顔を数多く描いて来ましたが、ここ最近確信したことがあります。絵を描く上でその人物を捉えるのに重要なポイントは「名前のつけられない場所」にある、ということです。子供を描く場合は特に。
人の顔には「目、鼻、口」など名前が付いている所謂パーツがあります。例えば正確に輪郭を描いた上で、正確な形のパーツを福笑いのように正しい配置で置けば「似てる顔」にはなります。しかし本当のその人らしさ、真の「表情」と呼べるものの正体は、その外にあります。
大人の顔はパーツそれ自体に表情による経年変化が刻まれているので、パーツの形態だけを追ってもある程度その人物らしさは出ます。しかし子供はそうではありません。まだパーツが育ち切っていない子供の顔は口から頬、頬から顎にかかる影、目の下から鼻の間、鼻と口角の隙間の影、整いきっていない眉毛、話した時、笑った時、それらがどう連動するか、それを捉えて描く事が重要になります。(これは毎日娘を観察していて気が付いたことです。)

その事に気付いてから臨んだ今回の懐石料理・鶯啼庵での七五三の子供の描写会(もう十数年目になります)では、目から鱗が落ちたかのような驚きと新鮮さと共に子供たちを描くことが出来ました。イベントでは一枚を十分そこそこで制作するため上記の事を一瞬で掴み紙の上に素早く定着しなければなりませんが、それをこれまでとは別次元で達成する事ができました。ここで掴んだ物の見え方は人物の描写以外にも活きると確信しています。ますます描く事が奥深く、面白くてなりません。

ちなみにこの肖像画店ではお客様より写真をお預かりして描くため直接表情の動きを目視することは出来ませんが、何枚かの写真を送って頂く事で表情を捉える上で必要な要素を画家の頭の中で補完する事が出来ます。鶯啼庵での動き回る子等を短時間で描写するイベントは、その「欠けた要素を補完するイメージ力」を向上させる事にも一役かってくれていて、毎年の開催は本当にありがたい研鑽の場になっています。

Date.9.27(thu)

Title : 秋

この度、日本橋Art.jpにてご紹介頂きました。

https://nihonbashiart.jp/artist/cat5/post-72.html

すっかり涼しくなりましたね。皆様お体にお気をつけて。

遠崎高平

Date.8.30(thu)

Title : 製作の日々

 

毎日油彩画を制作しています。最近ますます描くのが面白くて仕方がない。

油彩画ページにて新作を随時掲載しています。

http://syouzouga.haru.gs/artworks/enzakiart.html

遠崎高平

東京、豪雨の影響 Tokyo,the effect of heavy rain(727×910mm)

 

Date.7.25(wed)

Title : 中国で絵画教室

中国にて絵画教室を開催しました。一昨年、昨年と個展を開いて頂いた中国シードギャラリーの企画で、8日の滞在中に子供10人のクラスに加え大人10人のクラスも開催する事が急遽現地で決まったりとバタバタでしたが、楽しかったです。コレクターの方々への新作油彩画プロモーションも兼ねており、持参した油彩画の何枚かコレクションに加えて頂きました。アトリエで一人作った作品が海を越えて誰かに届くのはいつも感慨深いです。今月は他にも日本で新規の企画がいくつかあり、毎日はじめての方達とお会いしていた印象です。絵を通して生まれる出会いの偶然にいつも驚いています。 次回の来年の個展に向け、また日々絵を描き溜めています。

Date.6.17(sun)

Title : 月末は三たび中国です

月末は中国にて、SEED GALLERYの企画により油彩画新作プロモーションを兼ね中国の方達向けに絵画教室を開催します。
https://mp.weixin.qq.com/s/L1vuLUJ3Y7_dIBJJzpJh3w

遠崎高平

Date.5.16(wed)

Title : 個展終了致しました!

あかね画廊での個展、終了致しました!多くの方にお越し頂き感謝申し上げます。

展示の模様

色々な方に支えられて絵を描き続けています。このことを改めて胸に刻み、この世で自分だけにしか描けない絵をこれまで以上に追求して行きます。今後とも応援よろしくお願い致します。

Date.4.11(wed)

Title : 個展のお知らせ

2018年5月7日〜13日 銀座あかね画廊にて油彩画の個展を行います。この一年間で制作した油彩画を一挙展示致します。あかね画廊では初の個展となります。毎日在廊(昼以降)しておりますので、皆様是非お誘い合わせの上お越し下さい。

遠崎高平

Date.3.6(tue)

Title : インク画展『色と音の日々』

3月14日から26日、駒沢大学駅のunited cafeにてインク画の展示を行います。鮮やかな色と音と人の繋がりが感じられる展覧会にしようと思っています。17(土)夕方、25(日)昼から行われるレセプションパーティーのみ本人います。是非お越し下さい!

遠崎高平

 

Date.2.18(sun)

Title : もうすぐ春

日によっては少し暖かくなってきましたね。花見が待ち遠しいです。とは言えまだまだ冬、皆様体調に気をつけて元気に春を迎えましょう。来月は世田谷UNITEDcafeにてインク画展(DJイベントのコラボ等面白そうな企画を頂いています)、5月には銀座あかね画廊では初となる企画個展を予定しています。音楽活動もまた活発になってきました。諸々ご期待下さい。

※ホームページをリニューアルしてから未だに新しい仕様に慣れておらず、掲載OK頂いたお客様の作品画像が追加できずにおります。申し訳ありません。

 

Date.1.3(wed)

Title : 明けましておめでとうございます!

今年は飛躍の年にしたいと思っています。ますます精進して参ります。今年も宜しくお願い致します!

遠崎高平

2017年

Date.12.28(thu)

Title : 今年もありがとうございました

今年も多くの方にお世話になりました。本当にありがとうございました。

肖像画店にもたくさんのご依頼を頂き感謝申し上げます。

おかげさまで家族一同おおむね健康に過ごす事ができ、娘も元気一杯育っています。

来年の個展もいくつか決まっています。どのように展開してゆくか先々のことも大切ですが何より自分の絵一枚一枚、線の一本一本心を燃やし、真剣に画面と向き合って行きたいと思います。

絵画教室は生徒も増え、限られた中で一人一人とどうじっくり向き合っていくのかが課題となりました。来年はより集中力を高め、皆にとってより良い環境作りをしてゆきたいと思っています。

先日、吉祥寺Così Cosìで飲んでる中、友人のオーナー石井氏のリクエストでトイレの壁に絵を描きました。スタッフ二人、一緒だった友人二人、たまたま居合わせたお客さんもどこかにいます。鹿肉が抜群に美味しいので、お近くにお立ち寄りの際はお食事と一杯ついでにトイレで是非実物をご覧になって下さい。

いよいよ寒くなってきました、皆様よいお年を!!

遠崎高平

遠崎高平

Date.12.13(wed)

Title : ワインラベル

ドイツのエアバッハブドウ栽培者組合(ワイナリー)主催のワインラベルイベントにて選出された油彩画『ざわめき』ボトルの完成イメージが本日エアメールで届きました。ワインのエチケット画は目標の一つでしたが、ドイツで実現するとは思っていなかったので嬉しいです。

遠崎高平

遠崎高平

遠崎高平

エアバッハブドウ栽培者組合HP http://www.winzer-von-erbach.de/englisch.htm

Date.11.1(wed)

Title : 展示終了致しました

インク画展終了致しました。週末は台風にも関わらず、たくさんの方にお越し頂きありがとうございました。おかげさまで好評のうちに終了することができました。インク画展は2、3年に一度継続して行って行きたいと考えていますので、次回もご期待下さい。

次の展示は来年5月、銀座にて油彩画の個展が決まっています。中国での三回目の個展の話も進んでいます。日々制作、イメージ力を強く、大きく、深く鍛えながら生活して行きたいと思います。

Date.10.17(tue)

Title : ワインラベル

この度ドイツのエアバッハブドウ栽培者組合(ワイナリー)主催のワインラベルイベントにて油彩画『ざわめき』が選出されました。日本ではまだ発売の予定は未定ですが、発売して欲しいです。
『エアバッハブドウ栽培者組合によるワイン。日本にはまだ流通がありませんが、イギリスのワイン評論家に絶賛され、「ゴー•ミヨ」誌にも掲載されている高品質なワインです』とのことでした。
 エアバッハブドウ栽培者組合HP http://www.winzer-von-erbach.de/englisch.htm

kohei enzaki

『ざわめき bustle』(1303×970mm)2016

Date.9.22(fri)

Title : インク画展のお知らせ

涼しくなってまいりました、皆様いかがお過ごしですか?

この度、インク画の個展を麻布Book&Galleryにて開催致します。
当初は油彩画の習作として用いたインクでしたが、次第にその発色に魅せられ気付けば多くの作品を描いていました。今回はインク画十数点展示致します。皆様のご来廊心よりお待ちしています。(開催中は毎日在廊しています。)

 

遠崎高平 インク画展
KOHEI ENZAKI INK ART EXHIBITION
2017年10月25日(水)~10月29日(日)
11:00~18:00
麻布Book&Gallery
website https://azabubookgallery.jimdo.com/
東京都港区南麻布1-3-15
TEL(遠崎)090-8465-2486
●南北線麻布十番1番口から徒歩7分
  大江戸線麻布十番7番出口から徒歩7分
  韓国大使館近く

遠崎高平

Date.8.15(tue)

Title : インク画

ドローイングのページに最新のインク画を日々掲載していますので、是非ご覧下さい。近日インク画のみの展示を行う予定です。ご期待下さい。

遠崎

Date.7.16(sun)

Title : 音楽

先日、私が作詞/作曲/演奏している楽曲「太陽がまた照りつけるまで」が坂本龍一さんのredio SAKAMOTOにてオンエアされました。聴いて頂いた皆様、ありがとうございました。また、この曲をはじめ「コヨーテ灰色の朝」「赤ちゃんが焚き火を見てる」の3曲がつい先日よりitunes、レコチョク等各種配信サービスより販売開始しました。是非お聴き下さい!(下のジャケット画像をクリックするとitunesの販売ページに移動します)

暑い日が続きますね。皆様お体に気をつけてお過ごし下さい。

Date.6.28(wed)

Title : 梅雨

今週はアトリエに篭ってずっと絵を描いています。

新作を順次油彩画のページに掲載しています。どうぞご覧下さい。

Date.5.19(fri)

Title : 美術誌

今月発売の美術誌2冊にて紹介頂いています。

「美術の窓」6月号、「美術屋百兵衛」41号の二冊です。全国書店で発売されておりますので、本屋に行かれた際に是非手に取ってみて下さい。

遠崎

遠崎

Date.4.21(fri)

Title : 中国二度目の個展

現在、中国河南省鄭州にて二度目の個展を開催して頂いています(4/10〜5/10・展示の模様はこちら)。前回は二年前の2015年でした。こうして二年のうちに二度中国に伺えたことを本当に嬉しく思っています。ギャラリーのスタッフ、木工工房、書店、鄭州大学、友人達、皆さんがとても暖かく迎えて下さったことに心より御礼申し上げます。

前回は1カ月、今回は二週間鄭州に滞在しました。初めて鄭州に来た時、空港から出てまず空気中に舞う白い綿と、車を覆う埃に驚きました。道は日本の倍以上広く、車の量は日本で見る三倍以上。建築中の高いビルが立ち並び、これから発展していくエネルギーに満ちていました。その時の驚き、興奮を込めて鄭州市内のアパートで描いた絵が前回のポスターの絵「新世界へ」です。その時の感覚は、今の自分の絵を形成する要素の一つとして確実に残っています。

あれから二年、再び訪れた鄭州は少し変化していました。建築中だったビル群は完成しまばゆい光を放ち、道は綺麗で、新しい都市という印象です。それに圧倒され興奮しながらも、急速に古い景色が失われてゆくことにほんの少しの寂しさも感じました。でもそれは、日本でも同じことです。そしてその感情の対比と融合 こそが今回の展覧会のテーマである「喧騒と静寂」、賑やかさと寂しさ、でもあるのです。

今回の展覧会には日本から大学時代の恩師である斎藤國靖先生も応援に駆けつけてくれ、先生が鄭州大学美術学院でセミナーを行うのを見ることが出来ました。学生達の情熱に溢れるアトリエを見学し、学生時代を懐かしく思い出しました。

鄭州で食べるものはどれも本当に美味しく、鶏の足や羊の目などは日本では食べないので驚きましたが美味しかったです。あと海老餃子が本当に美味しかった! (三回食べました!)中国の酒も大好きです。また、今回は前回行けなかった郊外に行くこともでき、昔ながらの中国の人々の暮らしを感じることも出来ました。

今回と前回で私自身大きく違うことは、今は妻と、7カ月になる娘がいることです。そのことは私に、日本を離れた寂しさと、この地で展覧会を開くことが出来る喜び、中国の皆さんと触れ合う喜びをより一層感じさせてくれました。

今回の展覧会を沢山の人が見て、様々な事を感じてくれることを祈っています。

中国で作成されたプロモーションVTR

Date.3.31(fri)

Title : 桜咲く

いよいよ花見の時期ですね。皆様いかがお過ごしでしょうか?

本日はブリヂストン子供絵画コンクールの表彰式でした。審査員として何度目かの参加ですが、年々作品数も増え、今回もたくさんの素晴らしい作品を目にすることができました。教室でもそうですが、子供達の絵から教わる事はいつも計り知れません。絵とは心で描くものなのだということを思い知らされます。

先日ファーストリテイリングの依頼で国際展示場ユニクロ新オフィスにて肖像画イベントを行って来ました。あまり慣れない環境での制作でしたが楽しむ事ができました。ご家族を一緒にお描きするのも楽しかったのでまた是非やってみたいです。

さて、いよいよ来週から中国です。滞在中、ギャラリーからめいっぱい企画を詰め込まれています。帰国は16日になります。※ご依頼は引き続き受け付けておりますが、納期は4月末になりますのでご了承下さいませ。

Date.3.15(wed)

Title : 引っ越し

引っ越しました!とは言え前の家から徒歩5分の距離です。娘が立つようになっても遊べる、広いスペースになりました。同じ時期に国立の絵画教室も引っ越しをし、さすがに疲れが来たのか引っ越しが終わった夜から突然39度の熱を出し、数日寝込んでいました。気持ちの中では高校の陸上部の頃と同じ体力のつもりでいましたが、さすがにそうはいかないですね。

4月頭から2週間、個展のためにまた中国に旅立ちます。今回で中国二度目の個展になります。日本、中国から様々な美術関係者が集まりトークショーを行うなど、前回より大きな企画になりそうで楽しみです。(※その間にご依頼頂いた作品の発送は4月末になりますのでご了承下さいませ。納期が今月いっぱいのご依頼に関しましては3/23まで受け付けております。)

2016年

Date.12.29(thu)

Title : 良いお年を!!(そして来年のイベント告知)

いよいよ今年も残すところあとわずかとなりました。この一年関わって頂いた全ての方に心より御礼申し上げます。来年はどのような出会いが待っているでしょうか?楽しみにしつつ、たまにはのんびりと呑みながら新年を迎えたいと思います。新しい家族も芋の木も皆元気です。それでは皆様、良いお年を!イラスト、油彩等のページ随時更新!

★イベント告知★

リー・ネルソン氏による詩に遠崎高平が絵を描いた作品『CHANGE YOUR RIDE WITH SOME FUN ON THE SIDE 』を詩の朗読・紙芝居形式で上演します。劇伴奏にはピアニスト晴香を迎えます。
また、この上演を皮切りに各地ギャラリー、カフェ等で原画、詩の巡回展を企画しています。出発地点となる朗読紙芝居、是非ご覧下さい。

他に晴香ピアノのクラシック曲演奏・七色猫団、他によるライブ演奏をお届け致します。新年、是非お誘い合せの上お越し下さいませ。お待ちしています。

2017年1月15日(日)下北沢rpm
18:00開場 18:30開演 入場千円
出演・リーネルソン(ポエトリーリーディング)/晴香(ピアノ)/かみさま(弾き語り)/七色猫団(バンド)

遠崎

遠崎

遠崎高平

Date.11.28(mon)

Title : 絵画工作アトリエ

国立と京王堀之内にて絵画工作アトリエを開催しています。最近は大人の方も増え、大変賑やかです。特に子供達のとの入れ替わりの時間、大人と子供それぞれの作品をとても楽しそうに見せ合い盛り上がっています。今月は有名な絵を模写してみたり自画像や季節の絵を描いたり、紙粘土や段ボールで工作をしたりと様々でした。私自身子供が生まれたことで、これまでとはまた違った視点で子供達と関われるようになって来ました。また、これまで「子供の保護者」としてしか関わってこなかった親御さん達に対して「子育ての先輩方」という尊敬の念が生まれた事で、人間関係に新たな幅が与えられた様に思えます。何歳になっても、世界は新鮮な刺激に満ちています。

Date.10.9(sun)

Title : 個展終了致しました。

銀座NICHE GALLERYでの個展『ほんとうのこと』無事終了致しました。本当にたくさんの方に御来廊頂き、心から感謝申し上げます。ここ二年間で描いた絵をご覧頂き、多くの想いを伝えて頂き、素晴らしい縁を育むことができた一週間でした。また新たなイメージを一筆一筆絵の具に込めていきます。次回の展示にどうぞまたご期待下さい。(展示の様子はこちら

遠崎高平

Date.9.9(fri)

Title : 個展のお知らせ

9月26日より銀座ニッチギャラリーにて個展を行います。2015年~2016年に製作した油彩画を大小合わせ30点前後展示します。毎日在廊の予定です (昼以降)ので、是非お越し下さい!

 

遠崎高平 個展 『ほんとうのこと』
会期 9月26日~10月1日
開廊時間 11:00 ~18:30
〒104-0061 東京都中央区銀座3-3-12銀座ビルディング3F
(TEL) 03-5250-1006

 

【追伸】7日、娘が誕生しました。新しい命の誕生を目の当たりにして新たな感情が沸々と湧き上がりました!絵描きとして、父として、人間として、ますます精進を重ねて参ります。

遠崎

Date.8.3(wed)

Title : 夏ですね

夏らしく暑い陽気が続きますね。皆様いかがおすごしでしょうか?私は夏生まれのせいでしょうか、冬は苦手ですが夏の暑さは好きです。ベランダのハイビスカスも相変わらず元気です。

先日シン・ゴジラを観てきました。久しぶりにDVDではなく映画館で観て良かった!と思える映画でした。


油彩・イラストページを更新致しましたので是非ご覧下さい。来月末の銀座ニッチギャラリーでの個展に向け、製作のペースを上げています。オーストラリアの友人との絵本の共同製作も順調です。

遠崎

Date.4.22(fri)

Title : 気の早いハイビスカス

九月の個展に向け油彩画を描き続けています。HPにて作品を随時更新しております、お時間あれば是非ご覧下さい。

昨年夏に絵画教室のモチーフに買ったハイビスカスが一冬越え、早くも今朝大きな花を咲かせました。

Date.2.26(fri)

Title : 深夜一時のウイスキーとマイケルジャクソンとモランディー

何故人は絵を見たり音楽を聴いたり、映画を観たりするのでしょうか?そして、何故スポーツを観るのでしょうか?それらは食べたり飲んだりするような事と違い、生きることには直接関係ありません。人間以外の動物がこれらの事をするのは見たことがありません。ましてや自分で絵を描く、歌う、スポーツをする、という自分の行いではなく他人の行いを鑑賞することの意味は何でしょうか?『退屈しのぎ』でしょうか?『自分でやるのは億劫だから』でしょうか?

マイケルジャクソンの歌を聴き踊りを見、モランディーの絵を見、「彼らが発明した技術で圧縮した瞬間」を私自身の目や耳を通し心で解凍した時に、私の内側で化学反応を起こし爆発するものを感じます。圧縮された凄まじい密度の情報量が言葉を越えてなだれ込み、私の意識を覚醒させます。これは『退屈しのぎ』とは真逆の行為です。

オリンピックが初めて行われた時、人はどのような気持ちでそれを見ていたのでしょうか?映画が初めて上映された時代、人は映画に何を求めたのでしょうか?時代が変わり物事の起源が追いやられ、娯楽が細分化され、儀式が表面的な形式に乗っ取られ宗教戦争が起きる現代でも、人の本当の心が求めるものの根幹は変わらないと信じ、そこに訴える事のできるこの「人間だけの素晴らしい発明」を信じて追い求めて行きたいと思っています。

今週の21日に入籍し、素晴らしい家族ができました。大切なものを正しく大切にして行こうと思います。

Date.2.3(wed)

Title : グレート・ビューティー

本日は節分、立春の前日です。つまり、明日から暦の上では春です。寒いのが本当に苦手なので一刻も早く暖かくなって欲しいと思うのですが、いざ暖かくなると冬のコートを着なくなることを淋しく思うのでしょう。四季があるってとても贅沢ですね。この春は色々なイベントが目白押しでワクワクしています。インフルエンザが流行っていますので皆様も体調には気をつけて、元気に春を迎えに行きましょう。

最近観た『グレート・ビューティー 追憶のローマ』というイタリア映画が素晴らしかったです。諧謔的にして深い人間愛に溢れ、フェリーニを思わせるような映画でした。混沌に満ちた世界を時に諧謔的に拡大視し、時にため息混じりに俯瞰しつつも、最後は優しさの串で貫く。そんな作品に心惹かれるようです。

Date.1.10(sun)

Title : 明けましておめでとうございます!

本年も宜しくお願い致します、良い年になりますように!

遠崎

2015年

Date.12.13(sun)

Title : 青いゴリラ3

シェル美術賞展2015が9日より国立新美術館で開催されており、入選作『朝の映画館』が12月21日(月)まで展示されています。これ程大きな会場で見て頂けるのは初めてのことですので、ご覧頂ければ幸いです。先日、表彰式とオープニングレセプションに出席して参りました。様々な絵と作家達が一同に介する場から大きなエネルギーをもらいました。今後の制作に活かしていきたいと思っております。

ラインスタンプ『青いゴリラ』シリーズ3作目を世界各国で販売開始致しました。前2作と会わせてご愛顧頂ければ幸いです。日本、台湾、インドネシア、オーストラリアで多くご利用頂いているようです。もともと自分で使いたいスタンプがなくて作ったもので、油彩や肖像画もそうですが自分の作品が手に渡った皆様の生活の一部になっていることを本当に嬉しく思います。

今日は絵画教室の子供達の作品を来年のカレンダーとしてまとめる作業をしており、午後からはピアノの演奏会を聴きに出かける予定です。今年も残り僅か、皆様どうぞお体にお気をつけてお過ごし下さい。

Date.11.20(fri)

Title : 地域新聞

寒くなり空気も乾燥して参りました。風邪などひいていないですか?私は鼻と喉をやられ少々息苦しいです。今週は絵画教室もないのでアトリエに篭って制作しようと思います。

八王子の懐石料理店、鶯啼庵(おうていあん)での肖像画イベントも早いもので10年を越えました。今回も様々な楽しい出会いがありました。御来庵頂いた皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました。先週の模様を地域新聞にてご紹介頂いています。

遠崎(クリックすると拡大します)

Date.10.20(tue)

Title : イベントのお知らせ、シェル美術賞展のお知らせ

すっかり気持ちの良い気候になりました。いかがおすごしでしょうか?

来月11月7日8日14日15日、八王子の懐石料理店・鶯啼庵にて七五三イベントを行います。今年もどんな出会いがあるか楽しみにしています。是非ご予約下さい。

12月にシェル美術賞展2015が国立新美術館で開催されます。入選作『朝の映画館』が展示されます、是非お越し下さい。
会期・・・2015年12月9日(水)~12月21日(月) ※15日(火)休館
時間・・・10:00 - 18:00(入館は17:30まで)11日(金)、18日(金)は夜間開館実施予定 10:00 - 20:00(入館は19:30まで)
最終日 10:00 - 16:00(入館は15:30まで)
会場・・・国立新美術館[1階展示室1B]
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2 tel.03-6812-9921(会期中のみ)

また焚き火に行ってきました、たくさんエネルギーをもらい早速描きました。(クリックすると拡大します)

遠崎

Date.9.16(wed)

Title : 展示終了

先週の日曜日を持ちまして銀座あかね画廊での展示が終了致しました。たくさんのご来廊、誠にありがとうございました。たくさんの絵を受け取って頂き嬉しく思います。絵を描くことを通しもっともっと世界が広がってゆくよう、日々精進して参ります。次の展示にご期待下さい。

心地よい気候ですね、そろそろ焚き火にちょうど良い季節です。また新しい炎を奥多摩に、絵の中に、心の内に創り出したいと思います。

油彩・イラストページを更新致しました。是非ご覧下さい。

Date.8.25(tue)

Title : 秋の予感/展示のお知らせ

気付けば前回より二ヶ月以上この更新がストップしていました。皆様いかがお過ごしでしょうか?すっかり涼しくなって参りました。夏の終わりは淋しさもありますが、秋ならではの喜びに胸躍りますね。

先日、母の故郷の北九州にて祖父の『生誕100年祭』がありました。と言っても祖父はとうの昔に他界しており、親戚が集まる口実として叔父と叔母が考案してくれたのです。祖父は薬局を経営する薬剤師でしたが、私にとってはそれ以上に絵描きでした(浪曲を愛する歌い手でもありましたが)。私は祖父がお客さんを待つ間も椅子に深々と腰掛けながらスケッチブックにすらすらと絵筆を走らせるのを見ていましたし、家中には祖父の油彩や家族の水彩肖像画が飾ってありました。今回初めて今まで知らなかった山ほどのスケッチの存在を知り、祖父の眠るお寺さんにも祖父の絵が飾られていることを知りました。心から絵が好きだったのだと思います。医者や薬剤師揃いの家系の中で表面的には母と私がわかりやすく絵の系譜を引いていますが、親族達の描いた絵や焼いた皿を目にするとハッとさせられることがあります。その線や形、色の中に祖父か、あるいはもっと深いルーツを感じるのかもしれません。ともかく久しぶりの九州は本当にほっとしました。北九州病院で生まれ一時期は幼稚園に通っていた懐かしさもありますが、それ以上に北九州の土地柄、人柄、気候が肌に合うのだと思います。各地に散らばっていても、会う度に「ただいま」と思わせてくれる親族がいること、そして、その場を守ってくれている親族にも心から感謝しています。

さて、展示のお知らせです。9/7~9/13、銀座あかね画廊にて二人展を開催致します。是非お越し頂き、生の絵から絵筆の息遣いを感じて下されば幸いです。油彩大小取り混ぜ十数点、ペン画も数点展示致します。水、金、土、日曜日に在廊予定です。村山之都氏と二人展です。武蔵野美術大学時代からの素晴らしい友人であり、音楽仲間でもあります。

2015年9月7日(月)~9月13日
11:00~18:30(最終日~17:00)
銀座あかね画廊 東京都中央区銀座4-3-14筑波ビル2F

遠崎

 

Date.6.18(thu)

Title : 帰国しました/受付再開のお知らせ

中国河南省鄭州市seed art galleryにて無事オープニングを終え、帰国致しました。向こうでは二点だけ制作するつもりが結局大小合わせて七点制作することになり、こちらから郵送した作品を含め33点展示しています。行くまでは色々と心配も在りましたが、本当に素晴らしい体験になりました。一カ月の滞在を通して触れあった中国の人達は、文化や習慣は違えど心根は日本人と何も変わらない、分かり合える人達ばかりでした。向こうでも空いた時間に絵画教室を開き、現地の子供達と言葉を越えたコミュニケーションをとることができました。展示は7/3まで開催されています。

オープニングレセプションの様子 中国での絵画教室の様子

★肖像画店の受付を再開致しました。絵画教室も本日より再開しております。★

遠崎高平

遠崎高平

 

Date.4.19(sun)

Title : 休業のお知らせ/中国で一ヶ月個展を開催致します

中国の鄭州(ていしゅう)seed art galleryにて6月初めから一ヶ月間、個展の開催が決定致しました。肖像画のご依頼は5/5まで受付け(製作用のお写真を5/8までにお預かりできるご依頼に限ります)、帰国後再開させて頂きます。

5/16に渡航し向こうで何点か制作をし、オープニング後しばらく滞在し6/16に帰国予定です。(その間電話は繋がらなくなりますので、何か御用の場合はお手数ですがメールにてお願い致します。)絵画教室はお休みになります。

先日、竹久夢二の映画「夢二」の美術指導協力の急な代理を依頼され、撮影に一日参加してきました。内側から映画を見れる貴重な体験に、根っからの映画好きとして大興奮の時間でした。エンドロールにクレジットもされるようです。ゴーストライターで描いた鈴蘭のデッサンも映る映画の公開は来年です。

Date.3.24(tue)

Title : 晴海トリトン

今週末の28(土)29(日)、東京都かちどき駅近くの晴海トリトンスクエアにて出張肖像画店を出店致します。白黒10分、パステル画20分程度の早描きで、お話しながら楽しくその場で肖像画を制作致します。料金もイベント料金です。どのように描いているか経過も楽しいイベントですので、お子様もご一緒に是非遊びに来て下さい。
http://harumi-triton.mailmover.jp/events/

東京都八王子の懐石料理店、鶯啼庵(おうてんあん)でのGWイベントも決定致しました。お料理と肖像画をセットでご予約承っております。素晴らしい料理、お庭、最高の接客をお楽しみ頂けます。たくさんのご予約お待ちしております。

来週は二次審査会に参加したブリヂストン子供絵画コンクールの表彰式に出席致します。絵を描いた子供達に会えるのが楽しみです。

中国での個展も決定しました。詳細が決まりましたらまたご報告致します。

Date.3.7(fri)

Title : 3月

ようやく暖かくなってきましたね。花見が待ち遠しいです。

いつものにぎやかな井の頭公園も良いですが、人知れず桜の咲く静かな場所で一人日本酒を飲むのも良いな、と想像しています。

遠崎高平

Date.2.23(mon)

Title : ハーモニークラブ

先日の絵画教室アトリエ・ハーモニークラブ小学生の部の作品の一部です。皆それぞれに美味しそうな野菜を心を込めて描きました。小さなタッチ一つ一つの中に力強さや優しさ、ユーモアがこもってます。

国立 絵画教室

国立 絵画教室

国立 絵画教室

 

Date.1.30(fri)

Title : 雪ですね

東京は今朝は雪です。雪の朝の明るさ、静かさが好きです。寒いのは苦手なので困りますが、それでも雪が降るといつもと違う景色に嬉しくなります。道を歩く人たちの表情は足下の悪さに迷惑そうで、でもなんとなく非日常感に(北国の方からすれば日常でしょうが)わずかに心躍っているようにも見えます。

皆様、滑る足下にお気をつけてお過ごし下さい。

 

Date.1.20(tue)

Title : 三鷹の東美堂

つい先日、所用で三鷹に行くついでに、行きつけの画材屋、東美堂に額を購入しに寄ることにしました。ここ最近個展等でバタバタしていたこともあり、絵画教室の帰りに通る吉祥寺のユザワヤで済ませてしまっていたので顔を出すのは久しぶりでした。いつもの階段を上ると、通路の奥の店の入り口に格子が見えました。「あれ?今日は定休日ではないはず、、」そう思いながら通路を進み、店の前に立ちました。しかし格子の向こうに見えたのはいつもの画材屋ではなく、何もない空っぽな空間でした。一瞬混乱し、理解するのに数秒かかりました。東美堂はなくなってしまっていたのでした。

七年程前に三鷹に住み始め、二年前に上石神井に引っ越しをしてからも東美堂にはずっとお世話になっていました。店主のKさんはご高齢で、行くとたまに居眠りをしていました。けれど額を作る時やマットや紙を切る時の動きは鋭く、「職人魂」を感じたものでした。個人店で一人で頑張っていて、技術に誇りを持っていて笑顔で「東美堂って同じ名前の大型店あるけどね、うちが先なんだよ」と言って笑うKさんに敬意と親しみを抱いていました。いつも美術館の招待券をくれるので御礼に絵を描いてプレゼントさせて頂いた時も、照れくさそうに、でも本当に喜んでくれました。仕事の合間に買い物に出かけKさんと何でもない言葉を交わすだけで「よし、帰ってまたひと頑張りするか」と自然に思えたものです。

同じフロアの方の話しでは、体が辛くなって去年の末に店を畳んだそうです。5年以内に予定されているビルの立て替えの際には辞めるかもしれない、とは言っていましたが、あまりに急な閉店でした。もう一度行っていれば、と悔やんでも時既に遅し。御礼の言葉を言いたくても手元の電話番号は閉店して不通になった番号のみ、手紙を描こうにも名刺に自宅の住所は載っておらず。もう二度とお会いすることはないかもしれないと思うと、何とも言えず淋しい気持ちになります。
なのでこの場を借りて。Kさん、本当に長い間お疲れ様でした、本当に色々ありがとうございました。もしこれを見て下さることがあれば気軽に連絡下さい、一杯飲みに行きましょう(^^)。

 

Date.1.19(mon)

Title : 歌と酒と君の夜 第六夜

2/15(日)、作家の企画イベント『歌と酒と君の夜 第六夜』を下北沢music bar rpm
にて開催致します。今回も最高のミュージシャン達が集ってくれました。タイミング
合いましたら、是非お誘い合わせの上お越し下さいませ。

<時間>19:00 open/19:30 start /door ¥1000

<出演>七色猫団(作家所属のグループ)/パインズマインズ/レトロトーンと伝書鳩/シバジャック

<会場>下北沢music bar rpm 〒155-0031東京都世田谷区北沢2-7-5 プラッツ下北沢B1 TEL 03-5454-0179

油彩・イラストページも随時更新しています。是非ご覧下さい。

 

2014年

Date.3.11(tue)

Title : 三年が経ちましたね

本日で震災から丁度三年になります。電車に乗り街を歩いていると、あまりにいつも通りの風景に、三年前のあの時感じた言いようのない恐怖がだいぶ以前のことのようにも思えてしまいます。「いつも通り」のいかに尊いことか。それを忘れることなく瞬間瞬間を大切にしなければ、と改めて感じています。第4回東北復興チャリティーKIZUNA展が滋賀で行われています。私も及ばずながら作品を一品寄付させて頂きました。お近くの方、是非行って見て下さい。

(以下転載)

【第4回 東北復興チャリティーKIZUNA 展】
場所:ギャラリー唐橋 滋賀県大津市唐橋町23番3号 077-531-1310
会期:3月8日(土)~12日(水) 会期中無休
時間:11:00~18:30 (最終日16:00迄)

ギャラリー唐橋は【アートの力】で123名のアーティストの皆さんと力を合わせて、東北復興を応援します。作り手と買い手、芸術に携わる全ての人々の行為が、震災で親を亡くされた子供達の未来の為の一助になればという願いを込めて始めたのがKIZUNA展です。

売上金の全額をあしなが育英会を通じて震災遺児の為に寄付します。過去の実績は下記の通りです。
第1回 ¥1,000,520  2011年6月11日~20日(10日間)開催
第2回 ¥601,220  2012年3月9日~13日(5日間)開催
第3回 ¥1,030,000  2013年3月8日~12日(5日間)開催

2011年3月11日に起きた日本の悲劇を風化させてはいけないと思います。あの時に、自分に出来る事は何かと誰もが考えたことだと思います。その時の思いは時が経つにつれ薄れつつありますが、継続こそが難しく、大切なことだと思います。今年も被災した子供たちへ、皆さまの思いを届けたいと思います。1人でも多くの方への呼びかけにご協力頂けると幸いです。何卒、宜しくお願い申し上げます。

企画:ギャラリー唐橋 副代表 内田真由子

Date.2.27(thu)

Title : 満開の夢

桜が満開の夢を見ました。春が来るを楽しみに毎日絵を描いています。

Date.1.6(mon)

Title : 油彩イラストページ更新

油彩イラストページ更新しました。今年はますますどっぷりと絵に浸かる一年になりそうです。

風邪がはやっておりますね、私も年末ひどい気管支炎になり、ようやく回復し酒が飲めるようになりました。皆様どうぞお体に気をつけて良い一年に致しましょう。

Date.12.6(thu)

Title : あけましておめでとうございます

新年を機にホームページの仕様をリニューアル致しました。作家の古い友人本橋氏の手によるものです。

昨年も様々な出会いがあり、多くの人たちに助けられました。感謝を忘れることなく、受け取ったものを何か一つでも世界に向けて返してゆけたらと思います。今年も遠崎肖像画店をよろしくお願い申し上げます!

遠崎高平

2013年

Date.12.6(thu)

Title : 絵画工作アトリエのホームページ開設

絵画工作アトリエのホームページをアトリエの子供達にせっつかれてようやく制作しました。是非ご覧下さい。
http://enzakikohei.wix.com/harmony

Date.10.30(wed)

Title : 肖像画

お客様の声に様々なお言葉を頂き、心から感謝しております。先日BS-TBS「ウェディングステージ」10/18(金)放送分で、以前ウェルカムボードと両家ご両親の肖像画をお描きしたお客様の式が放映され、その中で当店の肖像画を取り上げて頂きました。番組を拝見し、お客様の手に渡った絵がこのような役割を果たすのか、と改めて気持ちが引き締まる想いでした。

今回、新たに親友の肖像画を依頼され制作しました。夫婦で吉祥寺に素敵な雑貨店を開店したばかりの友人夫妻です。今週末はその式に出席しお祝いして来ます。そこで自分の絵がどのように在るのか目に焼き付けて参ります。描いた絵、その後の全てのストーリーを追うことは不可能ですが、皆様のこれまでの物語、これからの物語と正面から響き合い恥ずかしくない密度のある絵、時間の中で風化しない絵を描けるよう一層感度を研ぎすましてゆこうと思います。

先の話になりますが、来年は二つの展示が決定しております。今後の作品にご期待下さい。

Date.9.16(mon)

Title : 油彩画のページを更新しました!

本日は凄い台風でした。室内にこもって作業をしていましたが、気付くと夕焼けがとても綺麗です。秋が来ますね。

油彩画のページを更新しました。先日の展示作品もご覧頂けます。是非ご覧下さい。

遠崎

Date.9.10(tue)

Title : 二人展、終了致しました

遠崎高平・村山 之都二人展、終了しました。おかげさまで大盛況でした。ご来場頂いた皆様、ありがとうございました!

より一層心からの絵を描けるよう精進して参りますので、今後とも宜しくお願い致します。

遠崎高平(画廊にて父と)

Date.8.24(sat)

Title : 銀座にて二人展を開催致します

9月2日(月)~9月8日(日)銀座あかね画廊にて遠崎高平・村山之都の二人展を行います!http://www.akane.com/
11:00~18:30(最終日は17時まで)

村山さんとは武蔵野美術大学時代の同級生にして音楽仲間でもあります。
私は今のところ水曜日以外は毎日(昼過ぎくらいから最後まで)いることが確定してます。
皆様のご来場、作品達と共に心よりお待ちしてます!

遠崎

Date.7.23(tue)

Title : クラフトビールBLUE MOONイベント『満月会』

日曜日、全米No.1 クラフトビールBLUE MOONのイベント第二回『満月会』が葉山一色海岸、海の家Blue Moonにて行われ、依頼を受けそこでライブペインティングを行って参りました。クラフトビールBLUE MOONの企画に携わるのは今回で二回目です。そういえば以前サントリーのオールドパーの新作発売イベントの依頼を受けて日本全国回りましたが、よくよくお酒と縁があるようです。偶然にも葉山一色海岸、海の家Blue Moonは昨年のこの時期に遊びに訪れていた場所でした。波の音を聞きながら夕日を眺め、ビールを片手に巨大なキャンバスに向かって描くのは普段味わうことのできない特別な時間でした。

https://www.facebook.com/BlueMoonBrewingJapan
上記のブルームーンファンサイトで近日その日の模様がアップされます。

Date.6.17(mon)

Title : 絵本挿絵

今年もデイジー図書の絵を描かせて頂きました。『よだかの星』『山月記』『夢十夜』『故郷』の4作品です。

イラストページのworkでご覧頂けます。

Date.6.4(tue)

Title : 佐ノ山親方ご夫妻の肖像画

先日、「特注サイズの肖像画ウェルカムボードを依頼したい、アトリエに直接行って相談できますか」とお電話がありました。お電話の主は元・千代大海、現・佐ノ山親方の奥様でした。翌日早速アトリエにお越しになり、直接サイズや雰囲気の相談をさせて頂きました。そうして完成したのがこちらの肖像画です。昨日お電話を頂き「式では大変好評だった、お願いしてよかった」と言って頂きました。佐ノ山親方にも電話を替わって頂き、「今まで描いてもらったもので一番だ、6月1日の式以来自宅に飾ってある」とのお言葉を頂きました。参考作品の掲載も快諾頂きました。サイズは大全紙サイズ、通常の5倍程の大きさです。

ウェルカムボード 似顔絵

Date.5.27(mon)

Title : ハーモニークラブ続き

先日「しばらくの間はまりそう」と書いたハーモニークラブでの木工工作の続編です。トン!テン!カン!テン!続々と力作が生まれています^^

本棚を作った子はどうしても入れたいお気に入りの本があり、一生懸命サイズを細かく計って設計していました。自作の「本」というスタンプを押してあるのがわかりますか?

ハーモニークラブ/京王堀之内

遠崎 遠崎

遠崎 遠崎 遠崎

Date.4.17(wed)

Title : ハーモニークラブ

昨日のアトリエ「ハーモニークラブ」では花を壁に飾るもの(なんと呼ぶのでしょう?)を作りました。これに飾ればその辺に小さく咲く花や草も素敵に飾れます。

シンプルすぎて作ってる時は半信半疑の子供達でしたが、花をさした瞬間「うわっ!」と歓声があがりました。他の子達はドールハウス作りに夢中です。ここしばらく木工作品にはまりそうです。

「第10回ブリヂストンエコ絵画コンクール」受賞作品発表ページがアップされました。審査風景等とあわせて詳しくはこちらに掲載されています。7歳の子が描いた「さくらじま」がとても印象的でした。当然大好きだった作品で二次でなくなっていたものが何枚もあり少し淋しい気持ちになりましたが、賞に関係なく間違いなく素敵な作品だらけでした。

 遠崎

Date.4.10(wed)

Title : 出張肖像画店イベント!

4/20(土)21(日)27(土)28(日)の四日間、晴海トリトンスクエアにて出張肖像画店のイベントを行います。要するに街の似顔絵屋さんです^^
その場で短時間(白黒10分カラー20分)でお描きし、料金も格安!

一度描かれてみたいと思っていたけれどこれまでそんな機会がなかった方、肖像画店に本格的に依頼する前に試してみたい方、お時間あえば是非お越し下さい。

4/20(土)21(日)27(土)28(日) 12:00~18:00
晴海トリトンスクエア2F 〒104-0053 東京都中央区晴海1-8-16

Date.4.7(sun)

Title : ラブレター

目と手で制作しようとすると、技術だけの小賢しい絵になります。そこに心がなければガラクタでしょう。記念品程度にはなるかもしれませんが、僕自身の本当のメッセージを届けることはできないでしょう。

皆と遊び仲良くしていたにも関わらず不思議と「居場所がない」と感じていた子供の頃、掴みどころのない孤独から救ってくれたのが絵や音楽や映画や漫画でした。とっくに死んでいる、会ったこともない、地球の反対側の作家達から時空を超えて届いたラブレター。僕にとって誰よりも「理解者」であり、心をケアする実際的な「医者」ですらありました。

「うまい絵」を描きたいわけでも、「褒められる絵」を描きたいわけでもなく、「心を伝えられる絵」が描きたい。かつて出会った作品達が自分の心の一番深い場所に寄り添ってくれたように、いつか時空を超えて誰かの心に寄り添いたい。それを達成するのは本当に難しいことだと、最近よりいっそう身にしみて思います。迷うことも、くじけそうになることもあります。

そんな中、肖像画を製作することはいつも僕に指針を示してくれます。届けたい相手が明確にいる。描くべきものは決まっている。あとは技術を最高に磨いて、心を込めるだけ。「良く似ている記念品」を届けるのではなく、「ラブレター」を書くように心を繋ぐ。
このシンプルな場所で力を発揮できてこそ自分自身のその先の絵画があるのだ、と改めて感じます。時空を超えた世界中に届けるためにも、まず隣の人に。そんな気持ちで今日も描いています。

Date.2.22(fri)

Title : 絵

街を歩いている時、電車に乗った時に様々な人達がそこにいて、片っ端から描いてみたい衝動にかられます。あの人はどこへ行く途中だろう?あの人は何を思っているのだろう?あの人の悩みは、願いはなんだろう?勝手な想像をしては、心の中で筆を走らせます。
酒場で酒に酔うとその衝動が炸裂して他の客に話しかけて描き始めます。色鉛筆でスケッチブックに、ない時はボールペンでナプキンに。最近は風景を描くことも増えました。多分、世界全てを描いてみたいのだと思います。でもそれは目に見えるものをそっくりになぞりたい、という欲求ではありません。

今年もブリジストン子供絵画コンクールの一次審査に参加してきました。応募総数38000点の半分を見ましたが、中でも一枚、脳裏に焼き付いている絵があります。
最初その絵を見た時、何を描いてる絵なのかわかりませんでした。でも、とにかく色が美しい。そして線と線が、「何か」を形成しようとして画面の中で激しくうごめいている。なんだ、これは?と思い題名を見ると、あるものが書いてある。そしてもう一度表に返すと、確かにそれがそこにある!そこには「言葉にできない何か」「説明のつかない何か」が溢れている。心がそこにある。絵とはこういうことなんだ、と思ったのです。
そんな絵が描きたい、と思います。そこに説明できない「感情」が宿る絵。

今後の作品にご期待下さい。

Date.1.5(thu)

Title : 油彩、イラストページリニューアル!

二月いっぱいまで、ヨドバシカメラ吉祥寺店6Fウェディングスタイルブライダルカウンターにて、ウェルカムボード見本を展示・御紹介頂いています!是非お立ち寄り下さい。こちらのブログ(1月2日の記事)でも写真入りでご紹介頂いています!

 

☆油彩、イラストのページをリニューアルしました!是非ご覧下さい。

Date.1.3(thu)

Title : あけましておめでとうございます

新しい年が開けました。今年も宜しくお願い致します!

koheienzaki

2012年

Date.12.27(thu)

Title : 2012年末

先日札幌の叔父の家に行ってきました。最後に会ったときは小学生と幼稚園くらいだったいとこ達がもう大学生と中学生になっていて、時間の経つ早さに驚きました。12月のはじめに雪が積もることはあまりないらしいのですが、「積もった雪が見たい」という僕のリクエストに応えてくれたかのように見事に吹雪き、積もってくれました。札幌ドームやもいわ山からの夜景を眺め、北海道の海の幸を食し、三岸好太郎美術館や本郷新記念札幌彫刻美術館では素晴らしい作家の魂に触れました。叔父の家の玄関には絵描きでもあった祖父の油彩画が飾ってあり、やはり絵描きであった母との時空を超えた三者の会話を楽しむことができました。祖父と母と、きっとあちらで仲良く酒を交わしながら絵を描いていることだろう、そんな気がします。叔父の家のガレージにはピンボール(ジャングルプリンセス)があり、ビールを飲みながらジャーン!ガンガンガンチーン!ガンチーン!バンバンバン!という音と光と玉の弾かれる様を楽しみました。

今年も嬉しいことや悲しいこと、様々なことが起きました。その全てがより良い絵を描くための養分であり、出会う全ての人々との糊しろです。アトリエの転居もあり、ますます環境が整いました。肖像画店の絵は依頼して頂いた方の表面はもちろん内面までより一層深く描けるように、油彩画は誰/どこ/いつを超えて普遍的な世界の美(悲喜こもごもを含め)を描けるように、魂に偽りなく精進し、行動していきます。来年は世界進出を目指します。

家族、友人、肖像画店のお客様、絵画工作アトリエ・ハーモニークラブの皆、鶯啼庵のスタッフの皆様、モダンタイムスの皆様、バンドメンバーに感謝!今年もありがとうございました。どうぞ良いお年を!幸多かれ!

Date.11.24(sat)

Title : 冬

どんどん寒くなりますね。皆様いかがおすごしでしょうか?

風邪も流行っております。ご自愛下さいませ。

Date.11.9(fri)

Title : 絵本

先日に引き続き、イラストレーションのotherのページに以前描いたオリジナルの絵本を追加でUPしました。

だいたいこれで全部アップしたので(絵柄が時期によって全然違うのはご愛嬌)、さて新作にとりかかるとしましょう。どんな物語が生まれるか乞うご期待!

(表紙をクリックすると直接作品ページに飛びます。)

遠崎高平 その他の作品はこちら

Date.11.7(wed)

Title : 絵本

イラストレーションのBOOKのページに以前描いたオリジナルの絵本を追加でUPしました。

(表紙をクリックすると直接作品ページに飛びます。)

enzakikohei

Date.9.23(sun)

Title : 銀座あかね画廊での展示終了

銀座あかね画廊での展示が終了致しました。多くの方に起こし頂き、今年も盛況のうち幕を閉じることができました。ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました。皆と話をした一言ひとことが次の創作への燃料になります。

今年は今までで一番濃密な展示期間だったような気がします。ギャラリーに毎日詰め、椅子に腰掛け展示作品を眺めながらこれまでの制作やこれまでの生活を振り返っているとふとドアが開きます。そして様々な時代、様々な場所で出会ってきた人々がその顔を見せてくれます。友は悩み笑い、子等は育ち、思いがけない再会もあり、そこはまるで皆の人生の一場面を切り取ってこちらに見せてくれるためのギャラリーのようでもありました。
たくさんの物語と声と色に満たされた至福を感じると同時に、それを受け止めるに足る、様々な人生と響き合う力を持った作品を生み出さなければ意味がない、ということを改めて強く思いました。

より一層豊かな絵を描くためにも、より一層真に豊かな生活を積み重ねてゆけるよう精進して参ります。皆様、今後ともよろしくお願い致します。

<ポストカードセット販売中>

Date.8.30(thu)

Title : 展示のお知らせ2

カナダのバンクーバーにある画廊ルーファス・リン・ギャラリーに声をかけて頂き、油彩作品「特別な日ではなかったけれど」が9月4日から9月28日までの4週間展示されることになりました。お近くにいらっしゃる方は是非ご覧下さい。9月は下記の銀座あかね画廊での展示もあり、日加同時開催です^^
http://rufuslingallery.com/

Date.8.6(mon)

Title : 展示のお知らせ

本格的に暑くなってきました、皆様いかがお過ごしでしょうか?周りに夏風邪をひいている人が多く見られます。体調と上手に相談して、楽しく夏を越えましょう。

さて、9/10~9/16銀座あかね画廊にて展示を行います。この期間中は来て頂いた方々と毎晩夜飲みに出るので画廊に行くのが日に日に遅くなるのですがw、なるべく画廊にいるようにしたいと思っています。皆様、お時間あれば是非お越し下さい。

また一つ、海外での展示も一つ決定しました。詳細は後日お知らせ致します。

遠崎

Date.7.13(thu)

Title : 絵本

 

イラストレーションのBOOKのページに以前描いたオリジナルの絵本をUPしました。どこかで出版するのが一つの夢であり、目標です。

まだまだあるので随時UPしていきます。現在新作を構想中!!

(表紙をクリックすると直接作品ページに飛びます。)

遠崎高平 遠崎高平

Date.6.8(fri)

Title : 真夏日

今日は真夏日でした。ここ練馬区は30度以上あったそうです。梅雨が苦手なので(得意だ、という人に会ったことはないですが)いっそこのまま夏になってしまえばいいのに、と思います。7月生まれなのですが、やはり誕生月が近づいてくると不思議と毎年コンディションがあがってくるようです。そろそろキャンプの計画を練らなくてはなりません。

友人でありクリエイターの谷口氏が、作家が所属する音楽集団の曲のPVを作ってくれました。スタジオで撮影した演奏シーンと役者を使って撮影したシーンを織り交ぜ、それを全て一枚一枚手描き(!)におこした線画アニメーションになっています。自分が作詞した時にイメージしていた世界観と繋がる部分もあれば、谷口氏独自の視点で膨らませてくれている故の意外な部分もあり、グッときました。各方面に刺激的な仲間がいることはちょっとした自慢です。

皆様、お時間あれば是非ご覧下さい。

gimlet casablanca

http://www.youtube.com/watch?v=h91zqcjzkak&list=LLcOV8M-_nnPuLV31pzLCAyA&feature=mh_lolz

Date.5.29(tue)

Title : メンデルスゾーン

ローリングストーンズを探しに入った中古CD屋で、店内に流れていたメンデルスゾーンのピアノソナタに耳を奪われ、メンデルスゾーン作曲のCDを2枚買って帰りました。一枚は「夏の夜の夢」という劇付随音楽でオーケストラの演奏、一枚はピアノソナタ。最近はこのピアノソナタが絵を描く時のBGMになっています。たまにはロックやジャズから離れ、クラシックも良いようです。

Date.5.18(fri)

Title : 移転のお知らせ

この度これまでアトリエを構えていた三鷹を(少し)離れ、肖像画店を西武新宿線・上石神井に移転致しました。 絵や画材が多いので整理するのに少々手こずりましたが、なんとか収まりました。新しい環境からどんな絵が生まれるのか、今からワクワクしています。

アトリエの中を整理している間、これまでの制作の記録や古い手紙、なくなったと思っていた本等色々な過去とばったり出くわし、その度に転居の準備が停滞することになりました。過去の自分・過去の友人達と、現在の自分・現在の友人達の状況を照らし合わせては時の流れに一人感慨に耽っていました。

これからも様々な変化があるのだと思います。そんな中、少しずつ変化しながらも大筋で変わらず支えてくれる家族や友人達との関係に対して、そして次々に訪れる新たな出会いに対して、改めて驚きと感謝の念が沸き上がります。生き続けることは、何かを失いながらも精一杯何かを守ろう、手にしようともがき、あがき続ける歴史です。心に誠実に、ごまかさずに続けていくこと。その想いを一筆一筆に乗せること。それだけを方位磁石としてこれからも妥協なくやって行こうと思います。この新しいアトリエから生まれる絵にどうぞ期待していて下さい。

Date.4.6(fri)

Title : 春ですね

今週末は花見の予定です。今年も井の頭公園は酔っぱらいで溢れていることでしょう。

風が強い日も多いですが、桜にはまだまだ張り切って咲いていて欲しいです。

 

門出を迎えるあなたの未来に、幸多かれ。乾杯!

Date.3.7(wed)

Title :

先日「ヒューゴ」を観に行って来ました。監督のマーティンスコセッシといえば「タクシードライバー」ですが(ローリングストーンズのドキュメンタリー「シャイン・ア・ライト」も大好きでした)、全く雰囲気の違った映画で驚きました。昨年末にパリで「アーティスト」も観ましたが、今年のアカデミー賞はやはり『映画愛』がキーワードのようです。多くの引用や懐古的な雰囲気に関しては”古い映画そのものが持つパワー”と比較してしまい少々トーンダウンしてしまう部分がありました。

今この現在のリアリティーを生々しくも切れ味鮮やかに作品としてぶつけられた時、何かみぞおちに熱く重たく感じるもの、そういうものと出会いたいと切に願います。それは「今生きてる!!」と強く再認識させてくれる反射装置のようなものかもしれません。それは恐ろしくても、汚くても構いません。

先日ブリジストン子供絵画コンクールの一次審査員を務めました。子供達の「どうしてもこれが描きたかったんだ!」という絵と数多く出会えたことに感謝しました。と同時に「こういうものを描いておけばいいのかな」という、大人の目線を意識したお行儀のいい作品もたくさんあったように感じました。自分の行っている子供の絵画工作のアトリエを省みて、自分は彼らの本当の衝動と真っすぐ向き合えているだろうか、それを引き出す環境を作れているだろうか、と改めて考える良い機会になりました。

とにかく一も二もなく、まずは自分自身が日々アンテナを最大限に張って生きること。内側を豊かにすること。そして素直に、妥協や打算なく表現の方法を研鑽してゆくこと。一周して結局、その当たり前なことの重要性に気が付きます。

Date.1.23(mon)

Title : 雪

すっかり寒くなって参りました。皆様いかがお過ごしでしょうか?今夜も雪の予報です。

小さい頃通っていた幼稚園は、月に一度必ず登山をする幼稚園でした。谷川岳の頂上で先生が買ってくれたオレンジジュースを雪にかけて皆で食べたのを思い出します(今はそんなことはできませんね)。

寒いのは苦手ですが、花見の季節に備えてコツコツ積み重ねていきたいです。皆様、風邪などひかぬようお気をつけ下さい。

Date.1.13(fri)

Title : 謹賀新年

昨年末より3週間ほどフランスのパリ、ボルドー、ベルギーのブリュッセル、アントワープをまわって来ました。同じ石造りの町並みでもそれぞれに個性があり、比べてみてもパリの景観に対する意識の高さには改めて驚かされました。数百年も前の建築物を美しいまま残し、街全体のトーンを現在に至るまで徹底して調和させ続けてきた凄さ。その中で当たり前のように現代の人々が暮らしていることの不思議さ。元来は木造建築中心で地震大国の日本では成し得ない、街全体で継承し続ける歴史的な風景。やはり少々嫉妬せざるをえませんでした。現地で丁度上映していたウディアレンの「ミッドナイト・イン・パリス」(現在から過去のパリへとタイムスリップした主人公がピカソ、ロートレック、ダリ等様々な人物に出会う)を観終えて映画館を出た時、重ねてその驚嘆の念は深まったのでした。もちろん日本の良さを再度確認する場面も何度もありました。それはまた今度お伝え致します。

今回の旅で吸収したことも2012年の制作に活かして行きたいと思います。精進致しますので皆様、本年もどうぞ宜しくお願い致します。

2011年

Date.12.17(sat)

Title : 今年もありがとうございました

今年も残りあとわずかとなりました。様々な出来事のあった一年間でしたが友人達、家族、仕事仲間、工作アトリエの子供達、皆に刺激され支えられ、エネルギーをもらい一年を過ごすことができました。今年お世話になった全ての方々にこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。また、肖像画店にご依頼頂いた皆様の暮らしの一幕と絵を通じて真剣に関わらせて頂けたこと、その後頂いたメール等、本当に嬉しく思っております。誠にありがとうございました。

今年最後の焚き火をしに奥多摩へ行って参りました。川の音を聞き炎を囲みながら友と飲む酒より美味いものはありません。

少し早いですが皆様良いお年を、世界に幸あれ!

fire

fire

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Date.11.16(wed)

Title : オキーフ

風邪がはやっているようです、皆様いかがおすごしでしょうか?

先日「モダンアートアメリカン(フィリップズコレクション)」を観に国立新美術館に行ってきました。ジョージア・オキーフの絵に一目惚れし、「この絵を盗んで持って帰りたい!」と思ったのはモランディの実物の絵を東京ステーションギャラリーで観て以来でした。

もちろん盗んで帰るようなことはせず、2度見に行き、2度ともオキーフの前で20分ほど立ち尽くしていました(モランディのときもそうでした)。自然の形から取り入れた色や形やを自分のものとし、確かにそこにある「存在」を描きながらも、描いた者の精緻かつ大胆な内面まで描き出した絵でした。

「どうしても欲しいけれど手に入らない、ならば自分で作れるようになろう」というところがいつも自分のモチベーションの一つであるようです。こうして触れる様々な先人達の感覚と技術を一つ一つ自分のうちに取り入れ、自分にしか生み出せないオリジナルの作品を作れたら、と思います。

最近つくづく体が資本だな、と痛感します。ますます気温も下がってまいりました、皆様もお体に気をつけて、健やかに日々をお過ごし下さい。

 

Date.10.16(sun)

Title : イラストページ

油彩、イラストのページに、9月の銀座あかね画廊で展示した作品写真をアップしました。お時間があれば是非ご覧下さいませ。

enzakikohei

Date.10.5 (wed)

Title : 秋

急に冷え込んで参りました、皆様いかがお過ごしでしょうか?

先日「ジョンとメリー」という映画を観ました。ダスティン・ホフマンとミア・ファローが主演の映画で、それぞれのモノローグが絶妙に男心・女心(は定かでないですが)を表現しており、クインシー・ジョーンズが担当した音楽も良かったです。他の映画では「シングルマン」、「瞳の奥の真実」が最近観た中で印象に残っています。全てレンタルですので是非、秋の夜長にご覧になられてはいかがでしょうか。

友人の村山之都氏の絵画展示に行って参りました。「やられた!」という気持ちにさせられる、素晴らしい内容でした。また友人の大場康宏氏の陶芸(酒器)の展示も覗いて参りました。酒好きの彼らしい、手に取った瞬間に酒の重みを感じさせる酒器でした。画家の安食陽氏とも昨夜、絵画についての熱い会話で盛り上がりました。身近な友人達の製作の姿勢に日々エネルギーをもらう毎日です。

ブライダル産業新聞」10/1発売(792)号で遠崎肖像画店を紹介頂いております。業界紙ですが、手に取る機会があれば是非ご覧下さい。

Date.9.19 (mon)

Title : 展示終了!

銀座あかね画廊での展示が先日終了致しました!本当に多くの方々にご来場頂き、また会場に来れない方々からも多くのお声やお届けものを頂き、嬉しかったです。ありがとうございました。皆様と今回こうして作品を通して繋がれたことを糧に、明日から新たな制作にかかります。

展示の模様は近々イラストのページにアップ致します。

Date.8.24 (wed)

Title : 展示のお知らせ

2011/9/5(月)~9/11(日)銀座あかね画廊にてグループ展示(スカラベ展)を開催致します。

11:00~18:30(最終日~17:00) 魂入れて描いてますので是非お越し下さい。

水曜以外は夕方から毎日いる予定です。 あかね画廊HP http://www.akane.com/

Date.8.21 (sun)

Title : イラストページ

イラストページの「work」を更新しました。

マルチメディアDAISY図書のHPも良かったらご覧下さい。

http://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/book/booklist.html

来月行う銀座あかね画廊でのグループ展示の情報も近日UPします。

Date.7.21 (thu)

Title : 人を描くこと

尊敬できる人がいます。それは芸術やスポーツや経営問わず、一番尖って鋭い部分を、他人や状況より先に常に本日の自分自身に向けることのできる人です。あらゆる情報の溢れる昨今、本当に必要なのは自分自身を分母とし情報を分子とした、真の意味での「吸収率」だと思います。何も語らず立つ一本の木のたたずまいに説得力があるのも、そういうことではないでしょうか。生き物は、自分自身の核を見つめ、それを豊かにしてゆくこと以上の賢さを持っていないのではないか、そして与えられた環境の中で(環境を整えながら)自分自身を鍛えて、根や葉を伸ばしてゆくしかないのではないか、と思います。それを体現している人の言葉は、短くても重みと魅力を持っています。

人の奥に、その人の美しい核があるように感じます。人を描くこと、それは自分の核と誰かの核が出会いたい、探りたいという欲求の現れなのかもしれません。

Date.7.15 (fri)

Title : 絵本挿画

DAISY絵本にて再度絵を描かせて頂きました。

作品は宮沢賢治『どんぐりと山猫』、梶井基次郎『檸檬』、森鴎外『高瀬舟』、小泉八雲『耳無芳一の話』、太宰治『眉山』、『白雪姫』の6作品です。

今回も毛色の違う作品達で楽しかったです。文章を読み解き、作家の心情を想像しながら絵を描くという普段と違った制作方法は、自分の絵を制作する上でも多いに勉強になりました。

皆様機会があれば是非ご覧下さい。

Date.6.29 (wed)

Title : フジコ・ヘミング

蒸し暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日、フジコ・ヘミングの演奏を聴きに行ってきました。舞台袖から登場した彼女は映像で見るよりさらに独特の雰囲気を纏っていました。ショパンの『プレリュード』から始まり、助川敏弥氏の『ラクリモーサ』、そしてM.P.ムソルグスキーのピアノ組曲『展覧会の絵』へ。この『展覧会の絵』は友人であった絵描きの死に衝撃を受け、遺作展を見た直後に作曲者が書き上げたものらしいです。畑が違えど、このような制作者同士の交流はいつの世も変わらないのだな、と思わず演奏を聴きながら仲間の顔を頭に描いていました。

休憩を挟んでバッハ、ドビュッシーと続き、待ちに待ったリストの『ラ・カンパネラ』は、やはり圧巻でした。「今日が最後の演奏になってもいい」とばかりの凄まじいエネルギーを浴びて、みぞおちの辺りが熱くなりました(一緒に行った人も「遺言のつもりで弾いてるように感じた」と言っていました)。この曲は特に、他人が作った曲とは思えない程、演奏者の思いと曲とが一体になっているのを感じました。「表現する」ということの一つの極みを見た気がします。アンコールのショパン『別れの曲』も素晴らしかったです。

まだまだこれから暑くなりますが、熱を取り込んで、エネルギーとして放出しながら過ごしていきましょう。皆様、お体にはお気を付け下さい。

 

Date.6.26 (sun)

Title : 絵と心

「上手く描けたなあ」ではなく、

「ああ、いい絵になった」という絵が描けた時は、

心がチクチクする。

たぶん、そこが大事なとこなんだと思う。

Date.6.19 (sun)

Title : 結婚式

昨日、作家がいつもお世話になっている八王子の懐石料理店「鶯啼庵」のM氏の結婚式に、着慣れないスーツを新調して出席しました。ご夫婦になられたお二人の幸せな雰囲気はもちろんのこと、ご自身の職場であるお店で挙げた披露宴では、店に対する熱い想いが伝わってくる感動的な結婚式でした。

作家が描かせて頂いたウェルカムボードが飾られていたばかりか、その絵を皆様にお配りするしおりの表紙にあしらって頂いたり、ご両親への贈答品の肖像画をお渡しする光景が目の前にあったりと、自分にとっても今後皆様の絵を制作させて頂く上で大変ありがたい経験になりました。

また普段お世話になっている店の社長や相談役を始めスタッフの方々と同席させて頂き、その方々が自分のお店でお料理やお酒を口にしながら語る店や仕事へのこだわりを伺えたのも楽しくも貴重な時間となりました。

いろんな人が支えてくれて初めて、自分の仕事を個人の力以上に発揮することができ、またその情熱や愛情がさらに外の世界に伝わり、また素晴らしい連鎖を生む。そんなことを実感する素晴らしい式でした(鶯啼庵のお料理やお酒が素晴らしかったのはいうまでもありません)。

 

Date.5.12 (thu)

Title : スイーツデコ工作

美術教室でカップケーキの工作をしました。発砲ウレタン(二種類の液体を化合すると大きく膨れあがります)を使いスポンジを作り、その上からシリコンを使って生クリーム(に見えるもの)を作ります。そこにビーズやボタンを使って飾り付けをしました。子供達の作品です。

色々と不安なニュースも続きますが、日々やれることを楽しく重ねてゆきたいですね。皆様、お体にお気をつけ下さい。

スイーツデコスイーツデコ

スイーツデコスイーツデコ

Date.4.18 (mon)

Title : 放映の裏側

先日、フジテレビの「その顔がみてみたい」という番組に再度出演し、絵を制作しました(収録日は3/6、放送は4/5)。さすがにスペシャルのゴールデンタイムだと偶然ご覧になった方も多く、懐かしい友人や以前お描きしたお客様よりたくさんの「見たよ!」メールを頂きました。ありがとうございました。

さて「理想の顔」の制作ですが、放映されていない裏側で、会議で顔のイメージを決定した後で「輪郭、髪はこの人のパーツ」「目はこの人のパーツ」「鼻は…」といった感じで、全て一つ一つ順番に、皆で選んだ写真資料から副笑い状態ではめ込んで描写したので(権利の問題か参考にしたパーツの写真は一切でませんでしたので、どれくらい忠実に描写したかお見せできなかったのが残念ですが)作家の好きなように描写した訳ではありません、念のため。

とはいえパーツの大きさ、バランスは作家のさじ加減ですので反映されてはおります。
顔の全てのパーツを一度に決定したわけではなく、一つ描き終えてまた次のパーツと順番に決めていくので、パーツごとの写真の向きや光源(光と影の方向)も異なっていて、整合させるだけでなかなか大変でした。
そのうちまた何かの番組で絵を描いているかもしれません。
でも当然ながら肖像画に関しては、やっぱり生き生きと存在している皆様の、生活や性格を思いながら制作するのが一番の楽しみです。

だんだん暖かくなってきましたね。5/5には鶯啼庵で初節句の肖像画制作イベントを行います。今年は一日だけの実施です。ご来庵お待ちしております。

Date.4.1(fri)

Title : 春

暖かくなって参りました、皆様いかがお過ごしでしょうか?

部屋の窓を開けて、空気の入れ替えをしています。

もうすぐ桜が咲きますね。お体に気をつけて。

Date.3.14(mon)

Title : イベント

明日3/15(火)、12:00~15:00前後
井の頭公園にて義援金似顔絵イベントを行います。
白黒デッサンのみ、料金はお任せ、全額募金します。
気合い入れて名作を描きます。
場所は当日決定。連絡下されば案内します。
...皆様こぞってお集まり下さい。(雨天中止)

↑おかげさまで何枚か描くことができました。皆様ありがとうございました。

Date.3.12(sat)

Title : 地震

三鷹のアトリエは、グラスや陶器が少々割れただけでした。たまに余震がありますが、問題なく制作を続けています。

皆様の無事を心よりお祈りしております。

Date.2.23(wed)

Title : シュルレアリズム展

少しずつ暖かくなって参りました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

先日、国立新美術館にシュルレアリスム展を見に行ってきました。現実をもういちど捉え直そうとする「超現実主義」の作品達は、考え方としては一見して広く科学や哲学や政治に開いて行こうとする行為のようで、実は相当マニアックなものだったように思えます。

なぜなら、本来そもそもの「芸術」というもの自体が(絵画、文学、映画、音楽など)初めから超現実主義の実践そのものであると思うからです。シュルレアリスト達の「今この現実に、どのくらい直接影響を及ぼすか」という姿勢と、それ以外の作家の「この一筆において世界を捉え直し、それがさざ波となっていずれ世界を変革する(自分の考えですが)」という表面的な態度の違いは、芸術において大して意味をなさないような気がします。

日本にシュルレアリズムが定着しなかったのは、日本人の茶道や書道を継承する文化の中に、古くから個人で「現実」と「超現実」の垣根を探り、それを美として昇華する文化が既にあったからだと考えます(一畳の世界や一個の茶碗に宇宙を感じる、一本の線に人間丸ごとの集中力を見る)。昇華されたものを外に向かって即放出するのではなく、深く自分の内部に沈殿させて、また自分で長い時間をかけてそれと向き合うことにより、個人の完成、やがて世界との調和に繋がるという考え、そして今日という日に対し「哲学だなんだ言葉遊びしてないで、とにかくわかりやすく実行しろ」というスパっとした気質も同時に我々に備わっているのではないでしょうか。その絶妙な「現実」と「美」に対するバランス感覚から、例えばオノヨーコのようなアーティストが出現し、ジョンレノンと出会い、「イマジン(想像してご覧)」という、現実的な影響力も作品としての美しさもシュルレアリスト真っ青の、真の力のこもった芸術が生まれたのではないでしょうか。

料理に例えるなら、まず「美味しい」こと、次に「栄養がある」こと、そして「文化的な背景がある」という順に、難しく考えなくてもすっと入って来て、気付かないところで何かを動かしてしまうものが真の芸術なのだと思います。それはそのまま、「現代アート」と呼ばれるものについての考察にも繋がります。

まずは自分自身の「美味しい」の味覚を追求すること。そして実践の方法を磨くこと。そして、世界を捉え直すこと。それを共有すること。何人でもない自分を開いてゆくのと同時に、日本人である自分を知ること。この肖像画店でのお客様とのコミュニケーションも、自分にとって一つのその縮図です。

長くなりましたが、皆様体調に気をつけて、気持ちよく春を迎えましょう。

シュルレアリスム展

↑切り取って重ねると微妙にずれてることを発見!

 

Date.1.18(tue)

Title : 万華鏡

今日は工作で万華鏡を作りました。色も形も様々です。製作中、子供達から新たなアイデアがどんどん湧いてきます。

今年はどんな発想が飛び出すでしょうか、楽しみです。

ウェルカムボードウェルカムボード

ウェルカムボードウェルカムボード

ウェルカムボード

 

 

Date.1.3(mon)

Title : 謹賀新年

あけましておめでとうございます。昨年も様々な人のお世話になりました。心より御礼申し上げます。

新しい年、2011年が幕を開けました。今黒澤明の「夢」を見ています。映画、絵画、音楽、尊敬する人達が居ます。もの作りに携わる者として、彼らの情熱、こだわり、世界に対する愛情に少しでも近づくべく、今年は夢を持って邁進してゆく所存です。

今年はどんな人と出会えるでしょうか?楽しみです。皆様、どうぞ今年もよろしくお願い致します。

遠崎

 遠崎

 

 

2010年 

Date.12.10(fri)

Title : モランディー

全ての物質は原子から成っているという。原子核の周りを回転する電子は波だという。ならばコップもそこに静かに留まっているふりをして激しく暴れている「波動」なのかもしれない。

黙ってそこに立ち並ぶ瓶を描いたモランディーの絵は、単に瓶を描いているというより、その奥にある「暴れる者」を描いているようだ。モランディーは学者だったのかもしれない。

Date.12.9(thu)

Title : イベント

少し前の話になりますが、八王子にある懐石料理店鶯啼庵での七五三描写会を今年も行いました。この企画も早いもので6年目になり、以前同じ場所で初節句の企画で描いた赤ちゃんが大きくなって七五三に描かれにくる、という嬉しい循環が起こっています。時のながれる速度に驚いてしまいます。描いた絵を額に入れて飾り毎日見ていてくれているというお話や、この企画を通して「絵を描くのが一番好きになった」と言ってくれる子供達に出会うと、ささやかながら美術界の底上げができているのかな、などと思ってしまいます…なんておおげさですね。御来庵された皆様、お世話になったスタッフの方々、調理長をはじめ調理場の皆様に改めて感謝申し上げます。

八王子市主催の企画にも参加して参りました。ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。

TVを見たとの反響も頂き、ありがとうございます。来年も同じ番組に呼んで頂けそうです。

肖像画、油彩画と、一本一本線を引きながら色々な思いが頭をよぎります。この線がどこかで想像もしなかった景色、人に繋がってゆくことを期待して、本日も筆を持ちます。

寒くなって参りました。皆様、くれぐれもお体にお気をつけ下さいませ。

 

Date.11.3(wed)

Title : 展示作品写真

油彩、イラストのページに、9月の銀座あかね画廊二人展、国立アートスペース88で展示した作品写真をアップしました。お時間があれば是非ご覧下さい。

 

enzakikohei

 

Date.11.3(wed)

Title : 秋ですね

すっかり秋ですね。もう年末の予感すらしてきました。皆様風邪などひいていないでしょうか?

先日展示した作品写真を近日イラストのページにUPする予定です。

今週末より鶯啼庵にて恒例の七五三肖像画イベントを行います。近年毎年やらせて頂いておりますが、いつも新しい発見があり、楽しいイベントです。今年もまたこれまでとどのような変化があるのかワクワクしております。

 

P.S. 変化と言えば、作家の参加している音楽集団のHPのサーバーがサービス終了したため、新アドレスに移転しました。ご存知の方は登録お願い致します。

 

Date.10.25(mon)

Title : テレビ収録

先日、テレビの収録で絵を描いてきました。フジテレビの新番組「その顔が見てみたい!!」というバラエティー番組で、アイドルファン達が集まり理想の顔のパーツを一つ一つ決めて、それをその場で画家が絵に描くという面白い企画です。

描き上がるまでどんな顔ができるかわからないというのはなかなか緊張感があり楽しかったです。

11月の水曜日深夜、どこかの週で放映されるので、どんな「顔」ができあがったか確かめてみて下さい。

Date.10.19(tue)

Title : 絵画工作アトリエ

 

 

本日のアトリエでは皆で「森」を作りました。①それぞれが思い思いに木や動物を描く②それをハサミで切って大きな紙にバシバシ貼る

一人一人制作したものが他の人の作品と重なり合い絡み合います。鳥が飛び、うさぎがリンゴパーティーを開き、リスが木登りをし、気付けば見事オリジナリティー溢れる愉快な森が誕生してました。

真っ白な大きな紙に一本、また一本と木が増え、動物が増えてゆくのを見るのは圧巻です。

 

 遠崎 遠崎

 遠崎 

 遠崎

Date.9.28(tue)

Title : 個展終了致しました

国立での個展が本日終了致しました。先日の銀座での二人展から二週間後と間髪入れずの展示でしたが、多くの方にご来場頂き心より嬉しく思っています。

今回、ここ2年の間に制作した作品群と、前回終了後に制作した新作の油彩画、ペン画、アクリル画あわせて16点を1階2階フロアに展示し、加えて制作の合間に描き上げた絵本を数点ご覧頂きました。今の自分にできる全てを出し尽くした展示になり、また今日から気持ちを入れ替えて新しい作品と向かい合ってゆくことができそうです。

いつも顔を出してくれる皆、遠方からわざわざ来てくださったお客様、思いがけず顔を出してくれた懐かしい人、通りすがりの地元の方々、本当にありがとうございました。皆の顔を見て話をすることができたあの場での体験こそを栄養として起爆剤として、これからの制作の糧にさせて頂きます。

朝はひどい雨でしたが午後には晴れ、気持ちよく搬出することができました。重ねましてご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました。

Date.9.10(fri)

Title : アートスペース88

 

まだまだ残暑の厳しい中、皆様いかがおすごしでしょうか?

銀座あかね画廊での二人展示が終了いたしました。ご来場頂いた皆様、誠にありがとうございました。

早速ですが今月9/23~28国立のアートスペース88にて個展を行います。

以前展示したここ数年間の作品と、新作数点を一挙に展示いたします。

展示したことのある作品も新しい場所で、新たな作品に混じり、また違った表情を見せることと思います。

是非お越し下さい。

その頃には少し涼しくなってくれていると嬉しいですね。 

 

   enzaki enzaki

 

Date.7.4(sun)

Title : 個展

来月末からの銀座あかね画廊での三人展(8/30~9/5)に続き、アートスペース88国立にて9/23~9/28の個展の開催が決定しました。お時間ある方、是非おこし下さい。

 

昨日は中学校の同窓会でした。皆良い表情をしていて、いい年の重ね方をしてるんだな、と思いました。次に顔をあわせるのが早くも楽しみです。

 

 

Date.6.13(sun)

Title : 続、芋の木

アトリエで育っている芋の木の成長が止まらず、ついにはほぼ人の高さになりました。

初夏の光を浴びて気持ちよさそうです。

冗談で言っていた「こいつのためにそのうち引っ越しをしないといけない」という話も、そのうち冗談では済まなくなってきそうです。

 

 

さて、今年も銀座あかね画廊にて展示が決まりました。

期間は8/30(月)~9/5(日)近くなりましたら改めて御案内致します。

蒸し暑くなって参りました。皆様、体調に気をつけてお過ごし下さい。

 

Date.6.9(wed)

Title : 焚き火ふたたび

ミュージシャンにデザイナーに絵描きにプログラマーに女子大生に美大の元同僚、とかなり雑多な面子を率い、またしても奥多摩へ(途中から地元の12歳の少年もパーティー入り)。

牛肉、豚肉、ラム肉を枝で刺したり赤ワインをかけて石焼きしたり、いろいろ工夫して焼きました。それを塩、荒引きのコショウ、ガーリックソースやフレンチソースで味付けして食べました。

空と川、酒と炎と肉と夜…皆様も是非一度お試しあれ。

焚き火

焚き火

焚き火

 

 

Date.4.28(wed)

Title : 挿絵

DAISY出版のマルチメディアDAISY図書「銀河鉄道の夜」「フランダースの犬」「若草物語」「船乗りシンドバッド」の4作品の挿絵を依頼頂きました。イラストレーションのworkのページにアップしましたので、お時間があればご覧下さい。

今回の製作にあたってそれぞれの作品を熟読しましたが、さすが名作、でした。

まったく違ったタイプの4作品で、それぞれ大変楽しく製作させて頂きました。

 

皆様も機会があれば、是非改めて読んでみてはいかがでしょうか?

 

   銀河鉄道の夜

 

Date.3.8(mon)

Title :絵画・造形教室

数年前から毎週、子供の(大人も数名)絵画・造形教室を開いています。

教室と言っても全く堅苦しいものではなく、毎回一つのテーマでそれぞれ手を動かして何かゴキゲンなことをやってみようぜ!という感じで愉快にやっています。子供達の発想や感性にはむしろ教わることの方が多く、こちらの「じゃあこんなのは?」といった提案だけで、「パッ」と顔を輝かせたかと思うとこちらの提案の何倍も面白い閃きが次々に目の前で展開していき、目が回る程です。

もちろん大変な面も大いにあります。子供達は信じられない感度のアンテナを持っていて、こちらのテンションを「本気でこれをやりたいんだ!やったら楽しいんだ!」というところまで高めていかないと、一瞬で見抜かれます。「そんな子供騙しにつきあってらんねーよー」という顔をします(そんな日は悔しい気持ちと申し訳ない気持ちを抱え、トボトボと家路につくことになります)。なので、パンを描こう!と思えば本当に自分が描きたくなるパンを探して4、5軒のパン屋を回ることになります。

時間が終わって1人残って片づけをしている時にはもうフラフラですが、彼等の力のこもった作品を見ていると、放電しきった後、自分にまっさらなエネルギーが流れ込んでくるのがわかります。多分ちょっとした旅行に行くよりはるかにリフレッシュされています。

そんな教室も、春は入れ替わりの季節です。新しい子が何人か入ってくれば、去る子もいます。今年は長いこと一緒に色んなものを造ってきたムードメーカーの男の子が、中学生になるのを期に教室を去ります。忙しい運動部に入っても、彼の独創性あふれる感性で大いに活躍することでしょう。

いつか彼等が大人になった時、「お前らのおかげでこんな作品が産まれたよ」と胸をはれるような作品を製作し続けていきたいものです。

 

小4女子作画/『ホテルブレッド、フランスパン、トマト』

 

小6男子製作/『あやつり人形』

 

Date.2.12(fri)

Title :茶会

武蔵境の手打ちうどん『若竹』の御主人が主催する茶会に参加致しました。昨年から興味があり、昨年末は画家の朝井閑右衛門氏宅でたまたま茶室を拝見できたので、今回偶然知人に茶会の誘いをもらった時は「待ってました!」という感じでした。

訪ねた時、御亭主は別宅の庭で鶏の世話をしていました。和尚さんのような風貌に笑顔が素敵な方でした。

入り口の柄杓で口と手をすすぎ、腰程の高さの小さな引き戸から膝をついて中に入り、亭主のたてた濃い茶や薄茶、さらにはお料理、お酒を素晴らしい器で頂きました。(途中足を崩すのを許されたのが有り難かったです)

御亭主の所作一つ一つに心地よい緊張感があり、背筋の伸びる思いでした。そんな中、想い出の器の数々や、庭や日本造りの建物について交わされる会話が日常を離れ新鮮でした。また、動き方や道具の拝見の仕方について「そうではないよ」と色々と教えて頂きました。

日頃自分が忘れている(というか、知らない)日本のもてなしの心遣いに触れ、遊び心の中の厳しさや優しさを短い時間ながら感じ、「楽しむ(楽しませる)」、ということに対する姿勢を改めて教わるような思いでした。毎日の暮らしも、自身の視点一つで豊かにも貧しくもなるのだと思います。

一緒に参加した面々の中には科学教授やヨガの先生もいて、後で居酒屋でそれぞれの目線から感想を語り合ったのも非常に面白かったです。

文化の根元には、どっしりとした愛情があるようです。

 

Date.1.18(mon)

Title :奥多摩

久しぶりにかなりひどい風邪をひいてしまい、ここ数日完全に寝込んでいましたが、復活して早々、奥多摩へ焚き火をしに行きました。

ここ最近珍しい程の暖かな陽射しに恵まれ、御岳駅に降りた3時半頃の気温はやや肌寒い程度でした。しかし川沿いに降りると、やはりぐんと冷たい空気が漂います。遊歩道の脇には良い具合に切り落とされた枝がまとまって寄せてあり、仲間の皆でそれを両脇に抱えて広い岩場まで少々歩きます。その間登山者や釣り人とすれ違いあいさつを交わしましたが、こちらの様子をみて(普段着で両脇に大量の薪)皆少々不思議そうな顔を浮かべていました。

いつもの河原で枝を組み、火をつけると乾燥していた木々はすぐに勢い良く燃え上がりました。仲間が用意していたウインナーやラム肉を小さなフライパンで焼き、酒を飲み、火を眺めながら色々な話をします。炎の中に様々な情景が現れては消えていきます。木をくべ続け、熱くなった顔を冷まそうとふと顔をあげると空はもう暗く、自分達だけが闇に明るく浮かび上がっていることに気付きます。森中が息を潜めてこちらを見ているようです。川の音は次第に強くなり、それと呼び合うかのように火は激しさを増していきます。僅かな心細さの中、仲間達の会話は親密さを増し、ウイスキーの味は川や森の空気と混ざり優しく澄んでゆきます。

火が小さくなってきたら最後に川の水を掛けると真っ白な大きな水蒸気が立ち昇り、その後ちらちらと瞬く残り火が完全に消えてしまうまで見届けて、川と森に礼を言って帰路につきます。帰りの電車で見る仲間の髪やコートは皆、灰だらけです。

焚き火

焚き火

焚き火

 

 

Date.1.3(sun)

Title :明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます!

今年一年が皆様にとって素晴らしい一年になりますよう祈念しております。

良い年を創っていきましょう!!

 

 enzaki

 

2009年 

Date.12.8(tue)

Title :ANA CROWNE PLAZA TOYAMA

先日手掛けさせていただいた抽象絵画ですが、展示してある場所はANAクラウンプラザホテル富山の19階、「天空」という宴会場だそうです。お立ち寄りの際は(なかなかないですね)是非ご覧になって下さい。

Date.12.6(sun)

Title :外套と帽子

先日、朝井閑右衛門という作家のアトリエにお邪魔しました。母の美大時代の親友の絵本作家が朝井氏と親戚なのと、母が偶然にも朝井氏の作品を好きだったということもあり、息子の絵描きである私が連れて行ってもらえたのです。

朝井氏はすでに他界されているのですが、鎌倉のアトリエ兼自宅では2人の娘さんが暖かく迎えて下さいました。入り口から玄関にかけての広い庭はまるでちょっとした林で、建築にもこだわりがあったという自宅には茶室があり、アトリエには小さなメリーゴーランドや、作らせたという暖炉があり、絵画以外のこだわりも垣間見ることができました。アトリエのイーゼル(絵を制作する台)周りのパレットや筆、座布団など、まるで朝井氏がさっきまで制作していたかのようにそのまま残されている事にも驚きました。

「庭や朝井氏のアトリエをそのまま残しておくように」と娘さんに言われたのが、朝井閑右衛門の会の一人でもある詩人の草野心平氏だそうです。中学校の国語の授業で草野氏の詩(『河童と蛙』)の解釈を巡って教師と喧嘩したことがあり、自分の好きだった詩人と母の好きだった画家がここで重なるということに、なんとなく不思議な気分に襲われました。

帰りがてら、娘さんが「似合うから」と言って、お洒落だったという朝井氏の着ていた外套と帽子を下さいました。今、それらは私のアトリエで私の制作を見守ってくれています。

アトリエにお邪魔する直前、朝井氏の作品を見に横須賀美術館に行きました。絵画や陶器等、展示室一つあげての立派な展示でした。お時間のある方、是非足を運んでみて下さい。

Date.12.6(sun)

Title :2009

2009年もあと僅かですね。忘年会で仲間の顔を見ながら、今年あったいろいろなことを思い出します。こうしてやりたいことを続けて毎日汗をかくことができ、それを支えてくれる仲間達がいることに、今年もますます感謝です。

また肖像画店に御依頼頂いた皆様、本当に有り難うございました。何度も御依頼頂いた方もいらっしゃり、大変嬉しく思います。これからもより心のこもった絵を描いてゆけるよう精進して参ります。

仕事の面でも生活の面でも、今年もたくさんの方にお世話になりました。毎回多くの驚きや発見、喜びがありました。今年皆様に頂いた養分を余さず吸収し、来年はもっと大きな実をつけ、恩返しとさせて頂く所存です。

 

過去の日記

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